ホーム

  • 【犬の食事】犬によいフィトケミカルとは?犬に良いフィトケミカルと与え方も。 

    【犬の食事】犬によいフィトケミカルとは?犬に良いフィトケミカルと与え方も。 

    はじめに

    犬のハーブや野菜などを調べていると時々、フィトケミカル(ファイトケミカル)という言葉が出てきます。

    フィト?ケミカル?

    なんか化学的な成分?くらいになっていたので

    今回はフィトケミカル(ファイトケミカル)について少し学びを深めていきたいと思います。

    目次

    1. はじめに
    2. 目次
    3. フィトケミカル/ファイトケミカルとは何か
    4. フィトケミカル/ファイトケミカルに期待できること
    5. 犬に与えるのにおすすめのフィトケミカル/ファイトケミカルが多く含まれる食べ物
    6. フィトケミカル/ファイトケミカルの生活への取り入れ方
    7. 最後に


    フィトケミカル/ファイトケミカルとは何か


    フィトケミカル/ファイトケミカルは英語でphytochemicalと書きます。

    英語から日本語にする過程で、発音の関係上フィトケミカルもしくはファイトケミカルと言ったりしますが意味は同じです。

    フィトケミカル/ファイトケミカルとは

    植物が害となる他の植物、紫外線や毒素、天敵の虫や鳥などから自身の身を守るために作り出している色素や香り、苦味、辛味などを指し、植物の色素や香り、苦味、アクなどから発見されました。

    例えば緑茶に含まれる渋み成分のカテキン、

    ブルーベリーや柘榴などに含まれるポリフェノール、

    緑黄色野菜に含まれるβカロテンやリコピンなどもフィトケミカル/ファイトケミカルになります。

    フィトケミカルの種類は大きく分けて3つで、ポリフェノール、有機硫黄化合物、テルペノイドに分けられます。


    フィトケミカル/ファイトケミカルに期待できること

    ではフィトケミカル/ファイトケミカルは体に良いものなのでしょうか。

    答えは大体◎です。

    ほとんどのフィトケミカルは、犬に対しても人間に対しても何かしらのよいところがあります。

    フィトケミカルと一言に言ってもいろいろな種類の成分があるので多種多様な効果が期待できます。

    例えば、免疫力の向上、抗酸化作用、デトックス作用、癌予防、血液サラサラ効果、皮膚被毛の健康維持、アンチエイジング、眼の健康維持などが挙げられます。

    中でも、フィトケミカルの効果で最も注目すべきは活性酸素との関係です。


    活性酸素とは

    活性酸素は読んで字の如く、酸素がより活性されたものを指します。

    酸素は様々な刺激を受けてより反応性の高い活性酸素になります。

    呼吸によって体内に取り入れたものの、不要だった分の酸素はは体内で余剰し活性酸素になります。

    これは正常な仕組みで、余剰分の酸素も体内で細胞伝達物質や免疫機能として有益な働きをもたらしますが、

    活性酸素は体内ではとても不安定で他の物質を変化させたり影響を与えたりもします。

    細胞伝達物質や免疫機能として働くという重要な作用があるものの、

    過剰になると細胞を攻撃し、癌や心疾患、生活習慣病を引き起こします。

    これを防ぐために生態には抗酸化機能が備わっていますが、

    活性酸素が抗酸化機能を上回る状態になる事があります。

    この状態を酸化ストレスといいます。


    活性酸素に関しては上の記事もぜひご覧ください。

    要は呼吸で取り込んだ酸素の余剰分は活性酸素といわれ体に良くない成分になり、ある程度は体に備わっている抗酸化機能が作用し無効化するが、

    それを上回る活性酸素が溜まると免疫力の低下や老化、がん、生活習慣病を引き起こすことがあるというわけです。

    ちなみに呼吸における余剰分の他、紫外線、喫煙、大気汚染、偏った食事等によっても活性酸素は増加します。

    この活性酸素に抗う成分こそが抗酸化作用のある成分です。

    フィトケミカルも抗酸化作用が強い成分の1例で、

    フィトケミカルを摂取することで活性酸素が多いと引き起こされる可能性の高いガンや生活習慣病、老化、免疫力の低下を防ぐことが期待できるのです。

    ただし、その一方でフィトケミカルは何かしらのメリットがあるだろうとされながらも、体への影響は証明されていないので未知な部分もあると言います。

    また、主に漢方で使用されるウマノスズクサ科の植物に含まれるフィトケミカルのアリストロキア酸は腎毒性、発がん性があるとされています。

    このように中には自然の化合物として毒性を持つフィトケミカルもあるのです。



    犬に与えるのにおすすめのフィトケミカル/ファイトケミカルが多く含まれる食べ物

    Photo by Wendy Wei on Pexels.com


    これらは現在、体にどのような良い影響があるか研究がされているフィトケミカル/ファイトケミカルで、

    そのうち犬にとっても与えられる、与えやすいものをまとめてみました。

    ⚫︎ポリフェノール系

    ・フラボノイドーアントシアニン(ブルーベリー

    ・フェニルプロパノイドーセサミノール(ゴマ

    ※犬は胡麻の硬い外殻を消化できないためすりごまが好ましい。

    ・シゲトン類ークルクミン(ターメリック/ウコン

    ※ターメリック/ウコンについては上の記事もおすすめです。

    ⚫︎有機硫黄化合物系

    ・イソチオシアネート類ースルフォラファン(ブロッコリー

    ⚫︎テルペノイド系

    ・カロテノイド類ールテイン(ケール、ほうれん草

    ※ほうれん草はシュウ酸が多いのでベビースピナッチなどの加熱調理しないで食べられるベビーほうれん草がおすすめです。

            ーリコピン(トマト、スイカ

            ーβカロテン(人参、かぼちゃ

    ⚫︎その他

    ・多糖類ーβグルカン(きのこ類

    ・ギンゲロール(生姜

    ・アスタキサンチン(

    ※フィトケミカルは植物が自身を防衛するために生み出す自然の化合物だが、アスタキサンチンはフィトケミカルを含んだ植物が食物連鎖により最終的に鮭に蓄積したもの。

    他にも色々な食材がありますがあまりにも多すぎるので英語版ですがこちらのリストも参照にしてみてください↓

    https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_phytochemicals_in_food


    フィトケミカル/ファイトケミカルの生活への取り入れ方

    Photo by Jill Wellington on Pexels.com

    ここまでフィトケミカルやその種類などについて述べてきましたが、

    ではフィトケミカルの恩恵にあやかるにはどのようにして日々の食生活に取り入れるのが効率的なのでしょうか。

    そこでおすすめの摂取方法をまとめてみました。

    ①皮ごと食べられるものは皮ごと!

    例えばりんごやにんじん、さつまいもは皮を剥かなくとも食べることができます。

    主に食べる可食部よりも皮の部分に栄養が豊富に含まれていることもあるので皮が食べられる場合には綺麗に洗って皮ごと食べるのも良いでしょう。

    ②犬が消化しやすい形態にすること!

    野菜は犬にとって消化しにくいもの。

    そこで犬が消化しやすいように蒸したり茹でたりして柔らかくしたり、

    細かく刻んだり、ミキサーなどを使用してペーストにしたりして

    消化不良を起こさないようにしてあげましょう。

    ③有機硫黄化合物系は加熱は最低限に!

    有機硫黄化合物系は火に弱いため加熱は最低限にしましょう。

    例えばスルフォラファンを含むブロッコリーの場合、

    新鮮なら細かく刻んで生でトッピング、もしくは軽く蒸してみじん切りにして与えても良いでしょう。

    ④旬の野菜、フルーツを取り入れる

    旬ものは新鮮な状態で手に入りやすく、栄養も豊富で味も美味しいです。

    様々な成分、様々なフィトケミカルを取り入れるためにも色々な種類のものを食事に入れるようにしましょう。

    旬のものを毎月取り入れるようにしていけば簡単に種類も栄養も豊富な食事が用意できます。

    ⑤1番のおすすめはスープにすること!

    作り方は超簡単。

    お好きな野菜を浸るくらいのお水と一緒に煮立たせて完成。

    スープに出た栄養素の逃さず、そして犬が消化しやすいように柔らかくしたものを与えることができます。

    沢山作ったら製氷皿に入れて冷凍すれば使いたい分だけ使えて、忙しい時にも楽ちんです。

    ここにお好みのお肉やお魚、サプリメントを加えれば簡単手作りごはんにもなります。

    [ポイント]

    ・皮ごと食べられる野菜は皮ごとで調理する。

    ・野菜は犬が消化しやすいように、スプーンで簡単に潰れるくらいの柔らかさにする。

    ・具材は細かく刻む、火が通った後にブレンダー等で潰してポタージュ風にしても◎

    ・水溶性の成分は湯気にも含まれるので蓋をしてあまり蓋は開けないようにする。

    ・材料はオーガニックのものを使用するとさらに安全。

    最後に

    今回はフィトケミカルについてまとめてみました。

    フィトケミカルと聞くと横文字だしカタカナだしなんのこと?と思いますがその正体は植物が自衛のために生み出した天然の化合物。

    第7の栄養素ともいわれまだまだ研究途中のフィトケミカル。

    これからの研究結果も楽しみですね。

  • 【ハーブ】犬の体を優しくサポート!消化器ケア作用のあるハーブまとめ。

    【ハーブ】犬の体を優しくサポート!消化器ケア作用のあるハーブまとめ。

    はじめに

    愛犬にハーブを与えたことはありますか?

    日本では馴染みの少ないハーブですが、ヨーロッパ、アメリカでは薬局で処方されることもあるれっきとしたお薬です。

    お薬というとデメリットもあったり、副作用なども気になりますがハーブは副作用が少ないことで知られています。

    その反対に効果が優しいのですが、だからこそより多くの犬に気軽に与えることができます。

    今回は消化器ケア作用のある犬に与えられるハーブをまとめてみました。

    目次

    1. はじめに
    2. 目次
    3. ハーブとは
    4. ハーブのメリット
    5. ハーブのデメリット
    6. 消化器ケア作用のあるハーブの例
    7. ハーブを与える時の注意
    8. ハーブの使い方
    9. 使用量

    ハーブとは

    薬草や食材、香料として用いられる植物と定義付けられます。

    時にはきのこもハーブとされる時もあります。

    健康維持に用いられるハーブはメディカルハーブと言われます。

    ハーブのメリット

    副作用が少なく体への負担も少ない

    効果が多岐にわたる

    ハーブのデメリット

    植物をそのまま使用するのでハーブの生育状況等の個体差があり効果にばらつきがある

    良くも悪くも効果は穏やか

    効果が多岐にわたることから研究が困難で現代医療では主流ではなく研究も未発達

    消化器ケア作用のあるハーブの例

    Photo by lil artsy on Pexels.com

    ・フェンネル

    別名ウイキョウとも呼ばれ古代ローマやインド伝統医学アーユルヴェーダでも古くから使われてきました。

    消化促進、口臭対策、喉の痛み、歯肉炎、母乳分泌促進に効果が期待できます。

    胃や腸に溜まったガスを排出、弱った胃腸を回復させるのに役立ちます。

    果実や根、葉や茎、種も利用できます。

    ・ペパーミント

    ミントは古代エジプトやギリシャでも利用されてきた歴史あるハーブ。

    ペパーミントはスペアミントとウォーターミントから17世紀に生まれたミントです。

    ペパーミントは消化器疾患に作用するハーブとして人気で腸内のガス排出や消化不良、腸炎、下痢への作用が期待できます。

    またペパーミントの香りは車酔いや、咳、気管支炎にも効果が期待できます。

    ・カモミール

    カモミールは主にジャーマンカモミールとローマンカモミールがありますが動物への使用ではジャーマンカモミールが一般的だそう。

    効果は食欲不振、不安、不眠、緊張、抗炎症、皮膚の健康維持、口内炎、刺繍病など多岐に渡ります。

    クセも少なく作用する範囲も広いので初めてハーブを使う場合にもおすすめです。

    無添加のカモミールティーなどを試してみるのも良いでしょう。

    ・マシュマロウ

    白くて甘いお菓子のマシュマロはこのハーブから名付けられたと言われています。

    古代ギリシャからアラブ、インドまで渡ったマシュマロウは世界中の人々に使われてきたハーブです。

    呼吸器、消化器、泌尿器の疾患、外用では皮膚トラブルに効果があるとされています。

    マシュマロウは粘膜に作用するので咽頭や気管の炎症、咳を抑え、胃腸炎や下痢、便秘に作用します。

    ・スリッパリーエルム

    北米産の樹木。

    アカニレとも呼ばれハーブとして使用される部位は樹皮になります。

    薬効は粘膜保護、抗炎症、下痢、便秘、腸炎、消化不良、咳、咽頭炎などが期待できます。

    アメリカでは古くから信頼されているハーブで乾燥した樹皮のパウダーが水分と混ざると粘度のある物質に変化し胃腸の粘膜を保護します。

    あまりの人気に絶滅が危惧されているほどだそう。

    同じような薬効のマーシュンマロウと併用するとより効果的とのこと。

    ハーブを与える時の注意

    薬を服用していたり治療中の疾病がある、持病がある場合、かかりつけ医に相談すること。

    たくさん与えても副作用がないというわけではないので与えすぎないこと

    ハーブの使い方

    ・煮出す

    15分ほどじっくり煮出す。ハーブティーよりもより強い効果が期待できる

    ・ハーブティー

    効果は少ないが手軽。

    ・グリセリンチンキ

    アルコールの代わりに6割の植物グリセリンと4割の水にハーブを浸して密閉し抽出した液を使用。

    アルコールチンキより効果は柔らかくなるもののアルコールを使用していないため安全。

    グリセリンの甘みもあり動物に与えやすい。

    ・粉末にして食事にまぜる

    ・浸出油

    ハーブが全てつかるくらいオリーブオイルをいれて密閉、1ヶ月ほどおいておき、オイルを絞り使用できるもの。

    経口投与も外用も可能。 

    使用量

    ハーブや症状によって異なる。市販のハーブ製品の場合は表示に従いましょう。

    自分でチンキや乾燥ハーブを作ったり生のハーブを与える場合は専門書やインターネット等で適量や投薬期間を調べて与えましょう。

  • 【食事】犬の食器/食事に高さを出すのはよくない!?ご飯台がよくないかもしれない可能性について。

    【食事】犬の食器/食事に高さを出すのはよくない!?ご飯台がよくないかもしれない可能性について。

    はじめに

    最近は足がついている高さがあるタイプの犬用の食器や犬のご飯台などが販売され、

    犬の体高に合わせて食器にも高さを出すことが良いような風潮ができています。

    本当に高さを出して食事を与えることは犬にとって有用なのか、という疑問を持ちました。

    というのもアメリカや欧州、オーストラリア、ニュージーランドで飼育されている犬たちで

    いわゆるご飯台等に乗せてもらい食事を与えられている犬はほあまり見かけないのです。

    日本のペット飼育文化の流行は

    可愛い服を着させることやペットバギーなど日本独自の犬の飼育方法もありますが、

    アメリカやオーストラリア、ニュージーランド、欧州から飛来してくることがほとんどです。

    (最近ではフリードライフードや高タンパク食、緑イ貝、グリーントライプなど。)

    この高さを出して食事を与えること、

    食器を犬の体高に合わせておくことはどうも日本独自(少なくともアジア地域)の文化ような気がしたのです。

    そこで高さを出して食事を与えること、食器を犬の体高に合わせておくことに関して推奨派と不要派の意見をまとめてみたいと思います。

    目次

    1. はじめに
    2. 目次
    3. ご飯台推奨派
    4. ご飯台疑問派
    5. 最大の争点:胃捻転
    6. まとめ

    ご飯台推奨派

    まずは食事を与える際に犬の体高に合わせた高さで食事を与えることを推奨している意見からまとめてみました。


    ・犬が低い位置にある食事を首を伸ばすようにして下を向いて食事をすると、喉の詰まりや吐き戻しの原因になる

    ・胃にガスが発生しやすくなり胃捻転を起こしてしまうのを防ぐ

    ・ヘルニアや腰痛、関節炎等を引き起こしやすい

    ・食べ辛い姿勢だと食欲自体が低下してしまう

    ・ご飯の散らかりを防ぐことができる


    確かに、犬の首は犬が食事をする間中ずっと重たい頭部を支えているのは事実で食器(食事)を犬の体高に合わせた位置に置くことで、頚椎の負担は減るでしょう。

    またまたシニア犬や整形外科疾患がある場合には体制を安定させることができるでしょう。

    食べ辛いと食欲がなくなるというのは、可能性としてあるかもしれませんが主因というより一因に過ぎないのでは?と個人的には思います。

    ご飯の散らかりに関しては正直台の有無よりもその犬の個性によるものが大きいと感じます。

    丁寧にゆっくり食べる子もいれば掃除機のように食べる子、皿の外に出して食べる子などそれぞれだと思うので。

    ご飯台疑問派

    続いてご飯台に疑問派。


    ・かえって胃捻転を引き起こしやすくする

    ・犬の生態において不自然

    ・高さを出して食事を与えることにおいて科学的な証明はされていない


    犬の生態において不自然、これは実は面白いなと個人的には感じているのですが、

    犬の食性や生態への理解は動物を飼育する上で重要です。

    例えば近年では犬は雑食というよりかは肉食動物に近いのだから生食がいい!という意見も増えています。

    これは犬の生態の食事の部分に基づいて飼育しようとしているから故のことですよね。

    では一方で、犬に芸を教えたり、上手に散歩をさせたり、トイレを覚えさせたり、服を着せたり、

    これらは犬の生態では不自然なことと言えると思いませんか。

    どこまでが犬の生態において不自然で、犬にとってありがた迷惑なのかを知ることは個々の飼い主の価値観等に左右されますが、

    私は個人的にこの犬の生態において不自然という意見になるほどと、納得してしまいました。

    動物というのは進化を繰り返しその動物の生態に合わせて姿形を変えてきました。

    犬の体の構造は少し高さのあるところに食事をおいて食べることを想定して作られていないと思うのです。

    こうなると犬の生態において不自然というのは理にかなっているように感じます。

    そして極め付けは

    高さを出して食事を与えることにおいて科学的な証明はされていないということなんですね。

    え?

    じゃあなんでご飯台とかが推奨されているのでしょうか。

    実はまだまだ研究過程で証明がされておらず、

    今推奨されている理由は全て”いいと思う多分。”ベースということなんですね。

    反対にご飯台を使うのに反対する理由もないのです。

    最大の争点:胃捻転

    ここまで推奨派と疑問派の2視点でまとめてみましたが、共通したことが出てきたのにお気づきでしょうか。

    それは胃捻転についてです。

    胃捻転とはなんらかの原因で膨らんだ胃が捻れることです。胃が捻れることで血管が圧迫され胃の壊死、呼吸困難、循環障害やショック、多臓器不全などの症状が出て、最悪の場合死に至ることもあります。胃捻転は1度なると再発する場合もあります。また、犬の健康状態に関係なく突発的に発生します。自然に胃の捻れが戻ることはなく迅速な治療が求められます。胃捻転の原因はストレスや早食い、加齢、やせ、脾臓摘出をしているなどがあります。また胃捻転を起こしやすい好発犬種もあり、一般的に胸が深い犬種と言われています。胸が深い犬種とはグレート・デーンやセント・バーナード、レトリバー系などの大型犬が挙げられますが小型犬でも発症します。

    犬に食事を与えるときに高さを出すことは胃捻転を防げるとする推奨派

    防げない、かえって胃捻転を誘発するという疑問派矛盾しているのです。

    かつて高さを出して食事を与えることで食事の際に空気を飲み込まず腹中にガス(空気)溜まるのを防ぎ胃捻転を防ぐ効果があるとされてきました。

    これがご飯台推奨派が高さを出して食事を与えることで胃捻転が防げると勧める理由です。

    しかし当時実際に高さを出して食事を与えることで空気の摂取量が減少するか、胃捻転が防げるかは研究や試試験はされておらず、

    食事台がを販売するメーカーやブロガーなどは推奨する理由は裏付ける証拠がなかったのです。

    それでもご飯代を利用して食事に高さを出すことは良いと、少なくとも悪くはないだろうとされてきました。

    ところが、

    その後の研究で驚きの結果が発表されました。

    ご飯代などを使用して高さを出して犬に食事をさせることは胃捻転の発生を増加させるというものでした。

    犬のためを思って行っていたことが帰ってよくない行動だったなんて、悔しいですよね。

    だけれど、このかえって胃捻転を引き起こしやすくさせることが判明した研究にさらにより深層を究明するような研究は行われていません。

    また、この研究の実験において実験の対象の犬を無作為に選出して検証したわけではなく実験結果に疑問を持つ研究者もいます。

    少なくとも現時点ではご飯台などを使用して食事に高さを出して与えることは胃捻転に大きく関連しており、ご飯台などを使用して食事に高さを出して与えることが胃捻転を防ぐという証拠はありません。

    ですので胃捻転の好発犬種や胃捻転を起こしやすい犬はご飯台などを使用して食事に高さを出して与えることは避けた方が良いでしょう。

    まとめ

    胃捻転の好発犬種、胃捻転を起こしやすい犬にはご飯台などを使用して食事に高さを出して与えることは薦められない。

    一方で整形外科的疾患、関節疾患、脊椎疾患、関節炎のある犬、運動能力低下しているシニア犬にとってはご飯台などを使用して食事に高さを出して与えることは安定して食事ができるサポートになるでしょう。

    胃捻転をご飯台などを使用して食事に高さを出して与えることで防ぐかどうかはさらなる研究の実験の結果がまたれます。

    このように一概にご飯台などを使用して食事に高さを出して与えることが犬にとって有益だということは迷信で、

    実は犬の健康状態や個体差によってはかえって最悪の事態を招く可能性もあるということです。

    個々の犬の状態に合わせてご飯台などを使用して食事に高さを出して与えるかどうかは決めた方が良いでしょう。

    参考にした記事

    https://www.petopiatoys.com/blog/pros-and-cons-of-elevated-dog-feeders.html

    https://petsitter-mahoro.net/2021/05/22/ワンちゃんの食器の正しい高さ🐕/ 

    https://ponoponoblog.info/post-3341/ 

    https://wagwalking.com/wellness/elevated-feeders-for-dogs-yeah-or-nay#

  • 【犬の食事】犬のお皿の選び方〜永久保存版〜高さ、深さ、素材、洗い方まで!

    【犬の食事】犬のお皿の選び方〜永久保存版〜高さ、深さ、素材、洗い方まで!

    はじめに

    犬の毎日を支える食事。

    食事の内容は気にかけていても実は食器ってあまり気にしないのではないかなと思い特集してみました。

    今使っているお皿は愛犬に合っているのか、

    これからお皿を買い替えたいけれどどういう選び方がベストなのかなど、

    そんなお悩み解決をお助けする記事になれたらいいなと思い書きました。

    今回の記事はお皿の選び方をお皿のサイズ、高さ、深さ、素材、形状、洗い方から導き出すことのできるようにしてみました。

    目次

    1. はじめに
    2. 目次
    3. サイズ
    4. 高さ
    5. 深さ
    6. 素材
    7. 特殊な形状のお皿
    8. 洗い方

    サイズ

    犬は舌と口を駆使して食事をするので、食事をお皿に入れた時にある程度余裕があった方が溢しにくいです。

    お皿の大きさは体の大きさではなく普段与えている食事の量で決めます。

    同じ体の大きさでも代謝や体質、運動量などにより食事量には違いがあるからです。

    お皿に少し余白を持たせて、お皿の7割程度に食事が収まるようなサイズ感のものを選ぶと良いでしょう。

    高さ

    高さをつけて食事を与えるなら、愛犬が首を軽く下げた時に口元に食器が届く高さ、

    もしくは口元からマイナス10センチ下の高さが良いと言われています。

    どちらも目安であり、個体差や食べ方などにより食べやすいお皿の高さは異なります。

    むせていないか、ゲップがたくさん出ていないか、食べ辛そうにしていないかなど様子を見て微調整してあげましょう。

    少なくとも高さをつけて食事を給餌することにおいての利点の科学的証明はまだないので、

    高さをつけて食べさせることは絶対的に良いのではなく、犬が食べやすそうにしているかで決めましょう。

    深さ

    軽く頭を下げて犬の口がお皿の底につく、そこを舐められる深さが食べやすいとされています。

    だからと言って平らな平皿がいいかと言われるとそうではなく、

    犬は手を使って食事をとれないので犬が自力で食事をとる場合こぼれにくいボウル型のお皿を選びましょう。

    素材

    プラスチックとステンレス、アルミニウムは安価なものや製造過程が不明瞭なものにおいては安全性に懸念があります。

    陶器製のものでも製造過程で犬に有毒な塗り薬が使用され焼かれていることもあり注意して選ぶ必要があります。

    ガラス製は安全ですが割れやすく注意が必要です。

    シリコン製も安全ですが匂いや色がつきやすく、力のある犬にとってはちぎりやすいです。

    では一体どれがいいいのか、詳しくは下記記事をご覧ください。

    私が実際に使用している食器も紹介しています。

    特殊な形状のお皿

    スローフィードボウル

    犬の中ではよく咀嚼して食べるということが教えられているわけでもなく、中には飲み物のように食べ物をほとんど噛まずに食べてしまう犬もいます。

    いわゆる早食いです。

    早食いは結果として未消化のまま便として排出され食糞につながったり、食事による満足感が得られなかったり、喉に詰まる危険性もあります。

    早食い防止皿やスローフィーダーといわれる食器はその名の通りこのような早食いを防止するための食器です。

    皿の内側にボコボコ突起がついていたり細かくスペースが迷路のように分けられていたりします。

    お皿の素材としてはプラスチック、陶器、ステンレス製のものがあります。

    リックマット

    犬が食器から食べ物をとって出して食べたり他の場所に持って行って食べたりする場合にも有用なリックマット。

    リック(lick)とは舐めるを意味する英語でその名の通り舐めるためのマットタイプの食器。

    素材はシリコンなどの少し柔らかいものが多く、缶詰やパウチなどのウェットフードや生食などを塗りこみ与えることができます。

    このようなリックマットは食事の速度を遅くすることもできるため早食い防止にもなります。

    また犬の舐めるという行動は不安を軽減する効果があり落ち着かせたるストレス対策にも有用です。

    ただ、破壊癖がある犬やパワーがある犬だとちぎったり噛みついてしまったりする可能性があるので注意が必要です。

    洗い方

    人間の食器用洗剤を使用しても問題はありません。

    ただ人間用の食器用洗剤は中性洗剤で、犬の唾液、お皿についているヌルヌルはアルカリ性です。

    アルカリ性のものは中性洗剤で落ちにくく、アルカリ性のものは酸性のものでよく落ちます。

    そのため効率よくしっかり犬のお皿の汚れを洗いたい場合には犬用の食器洗剤の使用がおすすめです。

    近年は安全で汚れを落としやすい高品質な犬用食器洗剤が販売されています。

    ちなみに人間の唾液は弱酸性です。

    そして犬のお皿のヌルヌルの正体は唾液なのですが、バイオフィルムと言われる微生物が形成する被膜のこと。

    犬に虫歯ができないのはこのアルカリ性の唾液のおかげで、反面最近が繁殖しやすいというデメリットもあります。

    犬の食器も使用したらすぐに洗い清潔に保ちましょう。

    犬の水皿に関しては基本毎日、汚れがひどければその都度皿を洗い水を入れ替えましょう。

  • 【犬の食器】犬のお皿ってどんな素材のものが最適なのか。

    【犬の食器】犬のお皿ってどんな素材のものが最適なのか。

    はじめに。

    犬の食事やお水になくてはならないお皿。

    プラスチック製のものや陶器、アルミ皿まで様々な形状と素材のものがありますが

    何がいいんだろう?ということで。

    お皿の素材に着目してそれぞれ解説していこうと思います。

    目次

    1. はじめに。
    2. 目次
    3. プラスチック製
    4. ステンレス製
    5. アルミニウム製
    6. ガラス製
    7. 陶器/セラミック製
    8. シリコン製
    9. ちなみに私が愛犬に使用している食器
    10. 最後に

    プラスチック製

    ⚫︎メリット

    ・手に入りやすく、ペットショップではかなりプラスチック製の器が販売されています。

    ・少なくともBPAフリーやフタル酸エステルフリーのボウルは、品質、耐久性に優れています。

    ・食器洗い機対応していることが多いのも特徴

    ・様々なデザインとサイズが揃っています。

    ・安価。これがプラスチック製の最大のメリットではないでしょうか。

    ⚫︎デメリット

    ・軽い

    ・プラスチック製品の柔軟性を高めるために使用されるフタル酸エステルは長期的に哺乳類に有害であることが報告されています。

    ・安価なプラスチック製のボウルの多くには、ビスフェノールA(BPA)が含まれています。研究によると、

    BPAは内分泌撹乱物質であり、犬の脳や心血管系に悪影響を与たり、発がん性が危惧されています。

    プラスチック製の食器が原因で鼻の炎症を引き起こす可能性があります。

    黒い鼻にピンク色の斑点がある犬はプラスチック食器性鼻皮膚炎かもしれません。

    プラスチック食器性鼻皮膚炎は、プラスチックに含まれる化学物質が水や食べ物に溶け出し、犬の鼻の皮膚に浸透することで起こります。

    これらの化学物質はメラニンの合成を阻害し、鼻やその周辺の色素を失わせます。

    また、BPAは接触性皮膚炎を引き起こす可能性もあります。接触性皮膚炎は犬の鼻先が赤く炎症を起こす皮膚炎です。

    ・プラスチックは匂いが強いものや味が食器に移り、匂いが残る可能性があります。

    ・加熱できると記載されていても加熱することで微量のプラスチックが溶け出し食事に混ざってしまうので加熱には向いていません

    ・プラスチック片を噛んだりすると犬の顎の力で容易に破壊でき、飲み込んだりする可能性があります。

    ・傷がつきやすいため、お皿の傷に細菌が繁殖する可能性があります。

    ・他の素材のボウルよりも多くの病原菌を繁殖すると言われています。

    ・プラスチックにはアレルギーがあり、プラスチックアレルギーになった場合にはアレルギー症状を引き起こす可能性があります。

    ・日光や温度差などで劣化しやすく、時間の経過とともに硬化してひび割れる可能性があります。

    ステンレス製

    ⚫︎メリット

    ・お手入れが簡単

    ・壊れにくい

    ・割れない

    ・匂い移りや色移りしない

    ・バクテリアを吸収したり、付着させないので汚れやぬめりが簡単に落ちる

    ⚫︎デメリット

    ・軽い

    ・安価なボウルは食品グレードではなく安全性に大きな疑問が残ります。


    2012年、ステンレス製のペット用ボウルに少量のコバルト60という放射性物質が混入した事件がありました。放射性物質を含むリサイクルされた金属医療機器が製造工程に混入したことが原因と考えられています。
    18/10と刻印された製品はニッケル含有量が高く品質が良い製品です。
    メーカーがコスト削減のため、低グレードのステンレスを使用した場合はステンレス鋼のグレードを開示していないことがあります。
    人間用のステンレス製犬用ボウルでない、食器洗い機で洗えない、または「ペット専用」と表示されている場合は安全性に疑問が残ります。
    また、ステンレスボウルでは、クロムメッキが施されたものもあり錆びにくいですが欠けたり傷がついた場合、酸化鉄が犬のフードに溶け出す可能性があります。亜鉛メッキも亜鉛でコーティングされており、高濃度では犬にとって有毒となる可能性があります。

    ・金属製のボウルの音が苦手な場合があります。

    ・食用クレイの1種には金属を吸収するものもあり併用できません。

    アルミニウム製

    ⚫︎メリット

    ・お手入れが簡単

    ・壊れにくい

    ・割れない

    ・匂い移りや色移りしない

    ・バクテリアを吸収したり、付着させないので汚れやぬめりが簡単に落ちる

    ⚫︎デメリット

    ・軽い

    ・食洗機には向いていない。

    アルミニウム製のものは耐腐食性を高め、金属の溶出を防ぐアルマイト処理が必要ですがこの処理は摩耗するため食洗機は基本非推奨で、摩耗することにより食器自体の寿命は短くなります。

    ・アルマイト処理がされていないアルミニウム製品は食事をする際に水や食事、犬の顔と触れ合うために毎日の使用で犬の体内へのアルミニウムの蓄積が心配される。


    体内に高濃度のアルミニウムが蓄積すると、認知機能障害や骨の損傷、混乱、筋力低下、歩行困難、発作を引き起こすこともあります。

    ガラス製

    ⚫︎メリット

    ・匂い移りや色移りしない

    ・食洗機対応のものが多い

    ・バクテリアを吸収したり、付着させないので汚れやぬめりが簡単に落ちる

    ・耐久性があるものもある

    ・安全性の高い商品も多い

    ・電子レンジを含む加熱ができる

    ・重みがある

    ⚫︎デメリット

    ・割れる

    ・怪我をする可能性もある

    陶器/セラミック製

    ⚫︎メリット

    ・重みがある

    ・耐久性がある程度ある

    ・多様なデザイン

    ・食洗機対応のものも多い

    ・電子レンジを含む加熱ができる

    ⚫︎デメリット

    ・割れる

    ・傷がつきやすいものもある

    ・釉薬に鉛が含まれている可能性がある

    人間の食品用グレードのものか使用していないと証明してあるものを推奨する

    シリコン製

    ⚫︎メリット

    ・折りたたみ式のものもあり持ち運びやすい

    ・食洗機対応のものも多い

    ・耐熱性が高い

    ・毒素を含むものはほとんどない

    ⚫︎デメリット

    ・柔らかく破壊しやすい

    ・匂いや色が移りやすい

    ・柔らかく食べにくい

    ちなみに私が愛犬に使用している食器

    なんだか色々犬の食器はあるのですがここ1年ほどはこれらがいわゆる”スタメン”。

    緑の丸い大きなボウルが水飲み。これは有名なオーカッツのウォーターボウル。

    しましまの小さいおウルはIKEAのもの。

    お花柄の2つは人間用のポーランド食器。

    緑の早食い防止皿は国産の。

    果たしてこれら全てに釉薬に鉛がついているか否かまで問い合わせてはいませんが、少なくとも人間用のものだと安全だし、安価すぎるものは危険ということです。

    私的には陶器製のある程度重みのあるものの方が食べているときに動きにくく使いやすそうだなと思っています。

    ステンレス製のお皿を使用していたこともありますが、弟犬がお皿の音にビビりまくり食べるどころではなくなったのでやめました。

    最後に

    犬種や大きさ、その子の性格などにも大きく関係するので一概にこの素材がいい!ということはありませんが、

    新たにお皿を買う予定であれば参考になれば嬉しいです。

  • 【虫対策】犬のノミ・マダニ・フィラリア対策2025編

    【虫対策】犬のノミ・マダニ・フィラリア対策2025編

    はじめに

    毎年毎年、定まらない犬の虫除け。

    だんだんと例年虫除け開始時期も早まり今年は5月スタートの予定です。

    そんなこんなで今年のノミ・マダニ・フィラリア対策方針が決まりましたのでまとめてみようと思います。

    目次

    1. はじめに
    2. 目次
    3. 投薬での予防
    4. 投薬のアフターケア
    5. 体の内から予防
    6. 体の外から予防
    7. 最後に

    投薬での予防

    ノミ、マダニ、フィラリアの予防といえば

    今や1番メジャーなのは投薬ではないでしょうか。

    ネクスガードやクレデリオなどいくつかの製薬会社の薬があり、

    中にはテレビCMを放映しているものまであります。

    犬への投薬による予防は犬のためにしてあげることになりつつあるんですよね。

    さらに温暖化の影響もあって、近年ではノミ・マダニ・フィラリア予防は通年予防が推奨されつつあります。

    本当にそれが犬のためなのか、一部の飼い主や獣医師の中では疑問が生まれています。

    そもそも予防薬と呼ばれていますが投薬による虫予防のメカニズムは

    “犬の体に殺虫成分を循環させて吸血した虫の体内に血液と共に殺虫成分が入ることで虫を退けるもの”

    メカニズムが上記の薬なので、そもそも予防薬と呼ぶのは誤解を招きかねないのです。

    薬を投薬していても体によってくるノミ・マダニ・蚊は防げないのです。

    また、この殺虫成分は無脊椎動物にしか効果がない神経毒と言いますが、犬や猫に対する投薬で起こる副作用も異常興奮や痙攣、てんかんなど神経症状のものが多く全く負担はないと言うのには疑問が残るととある獣医師先生はおっしゃっています。

    また投薬によりアレルギーやショック、副作用が出ても有効成分が血液に循環しているためすぐには身体から殺虫成分を取り除けないこともデメリットのひとつです。

    詳しくはこちらの記事もご覧ください。

    そんなこんなで去年まではノミ・マダニ・フィラリア予防(駆虫/殺虫)をオールインワンでできるネクスガードスペクトラを投薬していました。

    去年に至っては1ヶ月に1度の投薬のところ、2ヶ月に一度にして間隔をなるべく空けて投薬回数を減らすようにして与えていました。

    私が使用していたネクスガードスペクトラはノミ・マダニ・蚊など全て駆虫できるオールインワンタイプでしたが、

    オールインワンタイプほど様々な成分、薬品が含まれており便利だが負担が大きいと知り少し改めようと思いました。

    そこで今年はミルベマイシンを選びました。

    ミルベマイシンは蚊が媒介するフィラリア予防単体のお薬。

    ミルベマイシンはイベルメクチン系ではないのでイベルメクチンで脳や神経症状の副作用が出やすい遺伝子欠陥を持つコリー系の犬種にも使えます。

    とはいえこの服作用はコリー系でなくとも発現するものなので注意する必要があります。

    居住環境的に蚊がものすごく多く、虫除けスプレー等も使っていますが防ぎきれない可能性があるのでフィラリアに重きを置くことにしました。

    ノミやマダニは私が暮らしている居住環境ではあまり出会うことはなく、こちらは虫除けスプレーや服等で予防することにしました。

    投薬のアフターケア

    さて、投薬の方針はミベルマイシンに決めましたがとはいえ犬には負担がかかるものです。

    これは去年から行っていたことですが継続して今年も投薬の際にはデトックス、肝臓ケアをします。

    去年から継続して使用するものですが

    ・ダンデライオン&マリアアザミチンキ

    こちらはハーブのチンキ。

    肝臓ケア効果のあるダンデライオン(タンポポ)、マリアアザミ(ミルクシスル)が抽出されたもの。

    投薬の1週間前あたりから食事にまぜ、与えます。

    我が家の偏食犬はハーブの味があまり得意ではありませんが、このチンキは食事に混ぜても食べてくれます。

    ・ターメリック

    ターメリックはうこんのこと。

    人間では飲み会のお供として有名ですが、犬にとっても有用なスパイスです。

    肝臓ケアはもちろん、抗炎症作用もあり投薬後のアフターケア以外でも定期的に与えたいスパイスです。

    体の内から予防

    ここまでは投薬による予防/駆虫でしたが

    それ以外の方法でも予防していきたいと思い、

    今年から体の内からも予防できる方法を採用してみました。

    ・ナパーニヘルフェライン

    ナパーニの紫色のラベルのオイル。

    オーガニックのブラッククミン、オレガノオイル、ガーリックオイルのブレンドオイル。

    抗酸化作用、抗炎症作用のあるブラッククミンで免疫力をあげ皮膚の健康維持を、

    虫の嫌がるガーリックオイルで体の内からガーリック臭を匂わせることで虫を忌避します。

    免疫力や皮膚の健康維持をすることは虫に負けない体作りにおいても重要なポイント。

    ガーリックは犬に与えてはいけない野菜と言われており賛否両論あります。

    自分でニンニクを刻み、犬に与えている人もいますが私は不安があるので犬用に市販されているものを使用することにしています。

    詳しくはこちらも参照にしてください。

    ・ナパーニパーラウェイプルファー

    パーラウェイプルファーはドイツ語で”寄生虫どっかいけ”という名前のサプリメント。

    要は食べる虫除けです。

    この商品は主にダニに強く作用するものです。

    ロックローズとそば粉、ローズマリーがブレンドされています。

    ロックローズは抗酸化、抗炎症、抗ウイルス、抗菌作用、免疫サポート機能あるとされ寄生虫を阻害、寄生虫が媒介する感染症に打ち勝つことが期待されます。

    またマダニが媒介するライム病においてはロックローズが感染を阻止する可能性があるとされています。

    またビタミンBが豊富なそば粉が皮膚の状態を良くし、マダニに負けない皮膚状態をつくります。

    このパウダー状のサプリメントは4週間投与した後、4週間休ませるという与え方。

    体の外から予防

    体の内から予防したら勿論体の外側からも予防したいところ。

    ・ナパーニバグオフオイル

    こちらもナパーニの商品。

    エッセンシャルオイル(精油)は犬にとっては香りが強くあまり好ましくないのですがこちらは犬のためにブレンドされたもの。

    そのままハーネスや服に垂らして使ってもよし。

    みずやりんご酢で薄めてスプレーにしてもよし。

    匂いは所謂虫除けの匂い。

    ・apdcニームシトロネラスプレー

    こちらは私が何年も使用している虫除けスプレー。

    犬用の虫除けスプレーのなかで1番匂いが強く、続くのでは?と思っている一品。

    紫外線防止成分入りでこれを撒きまくり散歩しています。

    ・レニームスプレー

    ニームという木の成分の虫除けスプレー。

    ニームはインドで古くから歯ブラシや虫除け、薬として用いられてきたアーユルヴェーダで使用される木。

    とある犬と泊まれるホテルで貸してもらって以来愛用中。

    詰め替え用もあって経済的。

    不思議なことに匂いが殆どしなくて、TPOに合わせてレストランやカフェなどでも使いやすい。

    ・フリーブロッカーライトネオ

    虫の嫌がる音域の超音波を流し虫を近寄らせないもの。

    人は勿論犬にも聞こえない音域を使用。

    薬剤は一切使ってないのでシニアちゃんやパピーにもオススメ。

    使い始めると10ヶ月鳴りっぱなし、電池交換はできない使い切り仕様。

    去年購入し、今年初めて使います。

    どの程度効果があるのかは不明。

    最後に

    こんな感じで2025年度のノミ、マダニ、フィラリア対策はこんな感じです。

    いままでノミやマダニがついたことはありませんが予防して損はないと思っています。

    とはいえ駆虫薬を毎月のませるのにも抵抗があるので今年は投薬×グッズやサプリメントのハイブリッド虫予防対策で乗り切れればなと思っています!

    無事乗り切れたか、虫対策の結果などはまた夏終わりに報告したいなーと思います。

    こちらの記事もぜひ参照にしてください〜!!

    映像でも紹介しているのでYouTubeも是非見てくださいー!!

  • 【犬知識伝播】犬の中性脂肪とは?原因となりやすい疾病も解説。

    【犬知識伝播】犬の中性脂肪とは?原因となりやすい疾病も解説。

    はじめに。

    みなさん、こんにちは。

    今回は”中性脂肪”についてまとめてみたいと思います。

    中性脂肪と言うと、人間では中年の生活習慣病のようなイメージが強いですが、実は犬にもあるのです。

    今回テーマに選んだ理由の1つとして、我が家の姉犬がきっかけでした。

    毎年春に受ける健康診断(血液検査)で中性脂肪の項目で引っかかったからです。

    この原因や結局その後どうしているかなどは本文にまとめていますので、ぜひご覧ください。

    目次

    1. はじめに。
    2. 目次
    3. 中性脂肪とは。
    4. 中性脂肪の量が適正か調べる方法
    5. 中性脂肪が高値になるのはなぜか
    6. 中性脂肪が高いとリスクの上がる疾病
    7. 中性脂肪上昇を防ぐ方法
    8. 最後に

    中性脂肪とは。

    Photo by Engin Akyurt on Pexels.com

    中性脂肪はトリグリセリド(TG)と言います。

    血液中に含まれる脂質のうちの1つで体内で最も脂肪分が多い成分になります。

    食事に含まれている脂肪分が腸管から吸収され肝臓で合成されると中性脂肪が出来上がります。

    肝臓で合成された中性脂肪は血液の中に存在し、血液にのって全身を循環しながら身体のエネルギー源、特に筋肉や臓器のエネルギーとして使われます。

    中性脂肪はエネルギー体温の維持、脂溶性ビタミンや必須脂肪酸の吸収、内臓の保護等においても重要な役割を果たしています。

    身体のエネルギーやその他の役割で使われなかった余剰分の中性脂肪は血液中にとどまり続け、皮下脂肪や内臓脂肪になります。

    こうして中性脂肪は体脂肪といわれます。

    中性脂肪の量が適正か調べる方法

    血液検査が一般的です。

    血液検査においてトリグリセリド(TG)の項目を確認してもらいましょう。

    犬におけるトリグリセリドの基準値は機械や測定会社によって異なりますが大まかには以下のようになります。

    犬:30〜150mg /dl

    (ちなみに我が家の姉犬は550mgがでてしまいました。OMG。)

    500mgを超える場合は絶食し再検査、必要に応じてエコーやレントゲン撮影も行い徹底して検査する方が良いといいます。

    中性脂肪が高値になるのはなぜか

    Photo by Sebastian Coman Travel on Pexels.com

    要は中性脂肪が増える要因はなぜかと言うことです。

    大まかに分けて3つの原因があります。

    1つ目は原発性高脂血症

    原発性と言うのは先天的なもの、という意味で原因は遺伝的なものや不明なものまであります。

    遺伝的なもので言うとミニチュア・シュナウザーとシェットランド・シープドッグ、ビーグル、ロットワイラー、ミニチュア・ピンシャーは遺伝的な高脂血症の好発犬種です。

    特にミニチュア・シュナウザーは特発的に高脂血症になることもあり注意が必要です。

    このように遺伝的に高脂血症が出やすい犬種はそのような疾病がでにくいようにブリーディングをしていることが好ましいです。

    とはいえ原発性の高脂血症も全ての犬種で発症する可能性があります。

    2つ目は後発性高脂血症

    生活している上で何か要因があって高脂血症になったと言うものです。

    後発性高脂血症の原因は大きく分けて3つあります。

    ①生活習慣

    人の場合は食べ過ぎ・運動不足・喫煙・ストレスなど生活習慣によるところが大きく、高脂血症は生活習慣病とも言われています。

    犬の場合も喫煙は無いにしろ、ストレス、運動不足、肥満、食べすぎによるものが多いとされています。

    一方で肥満体型では無いのに中性脂肪が高値の個体もいます。

    ②疾病が原因

    糖尿病や肝疾患、ネフローゼ症候群、甲状腺機能低下症、副腎皮質機能亢進症、肥満、閉塞性の肝疾患により血中の中性脂肪が増加し高脂血症になっていることがあります。

    ③投薬によるもの

    ステロイド薬や抗てんかん薬などの薬が高脂血症を誘発する場合があります。

    3つ目は生理的高脂血症

    実は人間同様に犬も食後は血中の中性脂肪は増加します。

    その増加は食後すぐから始まり8〜12時間ほど続きます。

    そのため血液検査で正確な数値が知りたければ検査の12時間前から絶食をしていくことが推奨されます。

    基準値が30〜150なのに対して上昇値は150〜500までと個体差があります。

    我が家の姉犬はまさにこのタイプで絶食してから再検査に望んだところ100台まで数値が落ち着いており、

    550mgという高いトリグリセリド(中性脂肪:TG)の数値は食後の生理的高脂血症によるものだったということが判明しました。

    一安心。

    中性脂肪が高いとリスクの上がる疾病

    Photo by MART PRODUCTION on Pexels.com

    そもそも糖尿病や肝疾患、ネフローゼ症候群、甲状腺機能低下症、副腎皮質機能亢進症、肥満、閉塞性の肝疾患等の疾病が原因で中性脂肪の数値が高値の場合もありますが、

    中性脂肪の値が高値だと発病するリスクが高まる疾病もあります。

    最も危険性が高いのは膵炎です。

    急性膵炎では午前で入院してもその日の午後には危篤状態になるほど急激に病状が変化する場合もあるそうです。

    膵炎は膵臓から分泌される消化酵素トリプシンの前駆物質:トリプシノゲンがなんらかの原因で活性し自己消化してしまうことで発症する。

    つまり膵臓が分泌する消化酵素で膵臓自らを紹介してしまうということです。

    膵炎の原因で明確にこれといったものは無いものの高脂肪食を食べていると発症しやすい傾向にあります。

    肥満や食べ過ぎは中性脂肪が高い傾向にあり、肥満の原因の1つに高脂肪食も考えられ、中性脂肪が肥満や食べ過ぎと中性脂肪と膵炎は深く関係しているのです。

    そのため中性脂肪が高い場合には高脂肪食を避け、膵炎を注意する必要があります。


    中性脂肪上昇を防ぐ方法

    ・適度な運動

    ・与えすぎない(適切な食餌量)

    ・肥満にさせない

    ・オメガ3脂肪酸(EPA、DHA)の給与

    ・ポリフェノールの給与

    ・フラクトオリゴ糖の給与

    最後に

    中性脂肪というと生活習慣や肥満のイメージが強いですが肥満体型でなくとも中性脂肪が高くなることはあります。

    そして中性脂肪が高いことで他の疾病が隠れていることもあります。

    定期的な血液検査やその結果のフィードバック、必要であれば原因改名のための精密検査等も惜しまず行っていきましょう。

    我が家の姉犬の550mgというトリグリセリドの数値は結果として生理的な食後の代謝によるものだと判明し良かったです。

  • 【防災】犬と暮らす人のための災害対策〜避難袋と在宅避難〜

    【防災】犬と暮らす人のための災害対策〜避難袋と在宅避難〜

    はじめに

    災害大国日本において災害対策は当たり前のことで、自分や家族の身を守るためにやっておくべきことです。

    非常時の犬のことを考えてあげることも重要で人間とは違い毛も抜けるし、食事も違う、声も大きく特別気にかけてあげる必要があります。

    そこで今回は

    ・在宅避難

    ・避難所や車中に避難

    を想定して行なっている私の犬ファーストな防災対策を紹介します。

    目次

    1. はじめに
    2. 目次
    3. 在宅避難を想定
    4. 在宅避難を想定して犬のために準備すること
    5. おすすめの備蓄の方法
    6. 避難所に避難することを想定
    7. 避難所への避難を想定して犬のために準備すること
    8. なぜこんなにも犬のものを準備する必要性があるか
    9. 普段の暮らしに取り入れられる災害対策
    10. 最後に。

    在宅避難を想定

    そもそも在宅避難とは広域避難所等を利用せず自宅で避難生活を行うこと。

    被災地であっても倒壊や消失、浸水の危険性がなければ住みなれた家で避難生活ができます。

    小さなお子さんや高齢者、犬や猫を飼っている家庭では在宅避難が向いていることもあるでしょう。

    在宅避難の場合、地域や自治会等からの配布や給水トラック等がなければ全ての生活必需品を自分たちの自宅にあるもので補うことになります。

    そのため在宅避難においては自宅の備蓄がとても重要なのです。

    在宅避難を想定して犬のために準備すること

    在宅避難を想定する場合、1番重要なのは”備蓄”です。

    食事やトイレの処理等も自分たちだけで行う必要があります。

    人間の場合、最低3日分〜1週間分ほど食料と水の準備が必要といいます。

    カセットコンロやストーブ用の灯油なども1週間分ほど用意が推奨されています。

    では犬の場合どうでしょう。

    犬の場合は最低でも以下のものは備蓄しておきましょう。

    ・普段食べている食事1ヶ月分

    犬の食事等の支援は人間のものより遥か遅れてやってくるため多めに備蓄しておく必要があります。

    常備薬が必要な犬であれば1ヶ月分は難しいのでいつも少し多めにもらっておくと良いでしょう。

    犬の食事は食べ慣れたものプラス水分量の多い缶詰めやパウチタイプのウェットフードも用意しておくと水分も補給でき、同時に嗜好性も高められます。

    在宅避難といえど、いつもとは異なる雰囲気に食事を取らなくなってしまうことも考えられるので、このような配慮もしておくと安心でしょう。

    ・ミネラル分が入っていいない犬用の水約1ヶ月分

    犬用の水は市販されているものを備蓄しておきましょう。

    できればミネラルゼロが安心ですが、犬用の水であればミネラル量は少し少なめなので良いでしょう。

    人間用のミネラルウォーターはミネラルが多く含まれており犬がのむと決勝ができやすくなるので注意が必要です。

    特に決勝ができやすい犬はストレスも結晶の原因になるためミネラルゼロの水を備蓄しおくことをお勧めします。

    他にもペットスウェットゼリーなど水分補給ができるゼリー等も備蓄しておくとお勧めです。

    夏場は犬用の経口補水パウダー(水と混ぜて使用する)もお勧めです。

    ・トイレシート1ヶ月分

    犬用のトイレシートは人間のトイレにも代用でき。賞味期限もないため多めに備蓄しといて損はありません。

    同時に”匂わない”ゴミ袋も多めに用意しておくと良いでしょう。

    ・その他

    モバイルバッテリー等の充電を毎日欠かさずしておくこと、

    冷凍庫の中身はたくさん入れておくこと(ガラガラにしない)、

    季節によっては防寒対策、暑さ対策もすること。

    おすすめの備蓄の方法

    犬用の食事や水は専用のロングライフや非常食のような5〜7年もつ商品というのはありません。

    そのため普段使用しているものを切らさずに使いつつ備蓄をすることが重要です。

    そこでお勧めしたいのがローリングストックです。


    ・ローリングストック

    普段から使用しているものを少し多めに買っておき日常生活の中で使用しながら、使用した分は新たに買い足すことで家に一定の備蓄をしておく方法。


    ドッグフードは日持ちするフリーズドライ加工のものだと2年ほど日持ちしますが、やはり食べ慣れたものがおすすめです。

    私は今開封しているものの他に新品のものが1袋いつもある状態にしています。

    生食派、手作り食派の場合は食べたことのある、そして確実に食べる缶詰やフリーズドライフード、ドライフード等を準備し、賞味期限が近づいたら使用し買い足すようにしましょう。

    水は賞味期限が切れたものを使用して買い足すを繰り返しています。

    トイレシートもいま開封しているものの他に未開封のものがいつも1袋ある状態にしています。

    避難所に避難することを想定

    在宅避難ではなく避難所に避難する場合もあります。

    避難するかは自宅が海や河川の近く、家の近くに山がある、低地であるなどの自宅のある環境や被災した際の被災状況にもよります。

    在宅避難と避難所に避難すること両方を想定しておくと良いでしょう。

    避難所への避難を想定して犬のために準備すること

    ・避難所の場所の確認

    自宅からの場合、1番近い避難所はどこなのか、

    犬も同行避難できるのか、

    家から避難所までのルート等を確認しておきましょう。

    おすすめは犬とのお散歩時に避難所まで歩いて行ってみることです。

    自分自身も避難所までの行き方に慣れますし、愛犬も避難所までの道のりに慣れるでしょう。

    ・ハザードマップの確認

    自分の住んでいるところがどのような災害が起こりやすいのかを確認しておきましょう。

    お住まいの市区町村のHPで確認できます。

    ・避難方法

    災害の種類や状況にもよりますが、基本は徒歩で避難することが多いです。

    大型犬は抱えるのが難しいので靴を履かせたり足を保護すると良いでしょう。

    (地震でも洪水でも地面は瓦礫やガラス、不衛生な下水等が広がっていることが想定されるからです)

    最近は大型犬用のバギーも販売されています、機動性には欠けますがいざという時には便利でしょう。

    小型犬はキャリーバッグに入れるのが無難かと思います。

    ・避難袋の準備

    上の写真が実際の私の非常避難袋。

    小型犬2匹を前後にリュックキャリーに入れる予定なので肩にかける手提げタイプです。

    この1袋に私の犬2匹のものが入っています。

    入っているものは以下のものたち(写真に写っていないものもあります)

    ・証明書(犬のワクチン)

    ・自分の身分証明書、マイナンバーカード、健康保険証のコピー

    ・ハザードマップ

    ・水(500ml×2)

    ・軽くて高栄養なもの(私はえいようかん入れてます。)

    ・トイレットペーパー

    ・薄手のタオル

    ・犬のトイレシート

    ・ボウルタイプの紙皿

    ・ノンアルコールのウェットティッシュ

    ・ウォータータンク(3Lほど入るもの)

    ・常備薬

    ・使い捨てマスク

    ・軍手

    ・歯ブラシと歯磨き粉

    ・紙石鹸

    ・ソーイングキット

    ・ハサミ

    ・テープのいらない包帯

    ・絆創膏

    ・綿棒

    ・コットン

    ・ガーゼ

    ・靴下

    ・下着

    ・生理用品

    ・お金(少額貨幣を中心に2万円ほど)

    ・ドライシャンプー

    ・ドッグフード

    ・犬の缶詰

    ・犬のロンパース

    ・携帯懐中電灯

    ・ガムテープ

    ・油性ペン

    ・ノート

    ・付箋

    ・新聞紙

    ・エマージェンシーブランケット

    ・アルミクッションシート

    ・簡易寝袋

    ・簡易枕

    ・45Lポリ袋

    ・カッパ

    ・圧縮タオル

    ・手指消毒アルコール

    ・防臭ゴミ袋

    年に2回見直して少しずつアップデート、見直ししています。

    こちらのビデオで詳しく紹介しています。

    犬と私が共通で使えるものは共通で使えるものに、

    高価なものではなく100均など買いやすいもので揃えています。

    なぜこんなにも犬のものを準備する必要性があるか

    犬などペットに必要なものは被災してから支援が届くまで人間のものに比較するとかなり遅れてやってきます。

    そしてその支援してもらったフードが自分の犬が食べるか、体質に合うかなんてことは構っている場合ではないのです。

    被災した動物隊への支援は遅れるものと思って、そして自分の犬に合うものがあるのならば飼い主として用意しておくのが義務でしょう。

    普段の暮らしに取り入れられる災害対策

    ここまで紹介したのは特別対策をしておくことでしたが、

    ここからは普段の生活で取り入れられる災害対策について紹介します。

    ・呼び戻し

    災害はいつどこで起こるかわかりません。

    外出先でも、ドッグランでも、自宅でもすぐに自分の元へ犬を呼び戻し安全を確保しましょう。

    名前やコマンドで犬が自分の元へくるように練習しておくと良いでしょう。

    ・服を着慣れておく

    避難所の場合、大人数での行動生活になり色々な人がいます。

    犬が苦手な人、アレルギーがある人などもいます。

    エチケットとして毛が散乱しないように服の着用ができると良いでしょう。

    冬は防寒にもなります。

    ・近くの動物病院の把握

    かかりつけの病院以外に、徒歩出行ける病院や自宅から1番近い病院などを把握しておきましょう。

    災害時には人間同様犬もストレスや環境変化、気温などにより体調を崩しやすいです。

    インターネットが使えない可能性もあるので普段から確認しておきましょう。

    ・クレートトレーニング

    クレートトレーニングとはクレートという狭く囲まれた場所で犬が落ち着けるようにしておくトレーニングです。

    在宅避難はともかく、避難所では自由に動き回れないことがほとんどだと思います。

    自分のパーソナルスペースを確保し、普段からクレートが落ち着く場所になっていれば避難所等でもストレスを最低限に過ごすことができます。

    最後に。

    ここまで長々と買いてきましたが、どれだけ準備をしてもこれらが使うことのないというのが1番良いのです。

    どうか避難袋の使う時が来ませんように。

  • 【犬知識伝播】Reactive Dog(リアクティブドッグ)って知ってる?

    【犬知識伝播】Reactive Dog(リアクティブドッグ)って知ってる?

    はじめに

    最近はこの問題行動にはこうするべき!という決められた方法だけではなく、犬の個性を重視した方法も推奨されています。

    人間の子供と同じように同じ犬種、同じ兄妹、同じ環境でもその犬の性格や個性は異なります。

    何事にも寛容的な犬もいれば、物事に保守的で敏感な犬もいるのです。

    我が家の犬たちもまさに、物事に敏感で物事を許容するまで時間や機会が必要なタイプです。

    恐怖や不安、未知などにより時には吠えや震え、パニックなど強く反応することもあります。

    このような反応が出る犬のことをReactive Dog(リアクティブドッグ)と呼びます。

    今回はReactive Dog(リアクティブドッグ)についてまとめていきます。

    目次

    1. はじめに
    2. 目次
    3. Reactive dogとは
    4. なぜ反応的な犬:Reactive Dogになるか
    5. Reactive Dogとの生活で工夫すること
    6. 私の愛犬の場合
    7. 私が実践している方法、実践した方法
    8. 根本的なこと


    Reactive dogとは


    Reactiveは英語で”反応的な”という意味です。

    犬の躾やトレーニングをする際に用いられる言葉の1つですが、

    今までこの”反応的”に当たるのは攻撃性のある行動を指すことが多かったのですが、昨今では震えやパニックも含まれる傾向にあります。

    この反応が出るトリガーとなるものは犬によって異なるものの、他の犬や子供、自転車、年老いた人などが挙げられます。

    反応として代表的なものは吠え、噛みつき、ぐるぐる回る、飛び出す、リードを引っ張る、周りが見えなくなるほど興奮する、震えるなどが挙げられます。

    その反応の根本にあるのが恐怖なら、震えや脱糞、パニック(周りが全く見えず聞こえず、逃げようと一生懸命)、異食などが挙げられます。

    他の犬が平気で通過できるものに過剰反応してしまうのです。

    これらの行動は犬自身の経験や犬の性格などにより、思ったよりも深刻に犬の精神にこびりついてることも多く、

    一見、躾不足や問題行動だと判断され、間違ったトレーニングや訓練で悪化することもあると言います。

    その犬、その犬の精神的な部分にも焦点を当ててあげることがリアクティブドッグにおいては重要です。

    また、これらの反応をリアクティブドッグと一括りにしてしまうことに反対する声も見られます。

    例えば、トリガーとなるものに遭遇し強い反応が出て噛みつきが出た犬はリアクティブドッグではなく、アグレッシブドッグというべきだという意見です。

    確かに強い反応の中でも逃げたり震えたりする保守的な行動と、噛みつきという自発的な行動に出るのは少し意味合いが変わります。

    反対にトリガーとなるものに遭遇し強い反応が出て激しい吠えが出た犬を攻撃性と捉えることがありますが、実は恐怖による強い反応だったりするものです。

    このようにただ反応的だと捉えるのではなく、どのような意味合いの反応なのかも考えてあげることが重要です。

    なぜ反応的な犬:Reactive Dogになるか

    原因はわかっていません。

    しかし大きな一因とされているのは遺伝です。

    反応的な犬が血統に多かった場合、遺伝していることが多く、また反応的なことは遺伝すると言います。

    遺伝的なことに加えて、原因とされるのが社会化不足になります。

    子犬時代に適切な社会経験がなかったりトラウマができてしまった場合、何かしらのものに強い反応が出るようになることがあります。

    ある程度の飼い主との信頼関係、上下関係も重要で、

    犬がまるで1匹で暮らして1匹で散歩しているような犬のほうが(パワーバランスが犬の方が上の関係)反応的になることがあります。


    Reactive Dogとの生活で工夫すること

    ・トリガーとなるものを理解する

    犬が何に対して強い反応、過剰反応を引き起こしているのかを理解する必要があります。

    特定の人物、特定の環境下に反応が出ることも。

    例えば、特定の人物なら近所のAさん、帽子を被った人、杖をついた人、白髪の人、サングラスをかけた人、

    特定の環境下なら夜間の散歩時や、とある室内や、病院などが挙げられます。

    普段は平気でも特定の条件で強い反応が出ることがあります。

    他の犬や自分がリードに繋がれていなければ平気だが、リードをつけていると強い反応が出ることがあります。(この反応はリード反応と呼ばれます)

    トリガーを認識してから反応するまでの許容できる距離感を理解する

    トリガーとなる犬や人を犬が認識してから、犬とトリガーとの距離が近づき反応が出るまで、犬が反応を出さずに許容/我慢できている距離感があります。

    詳細に〇〇mというのではなく、大体このくらいの距離感というのが分かれば良いです。

    例えば一軒家3〜4宅くらいかな、とか目視できる距離までが限界かな、とかそういう感じのものです。

    この反応せず許容したり我慢したりできている時間を増やしていくことが重要です。

    ・無理にトリガーとなる人や物に会わせない

    慣れさせようとしてトリガーと出会う機会を増やすと、トリガー=強い反応というように行動がどんどん強化されていきます。

    無理になれさせたり触れ合わせることは有効ではありません。

    ・トリガーとなる人やもの、犬の少ない時間や環境から少しづつ刺激の多い環境に移行する

    いきなり混雑した駅前やショッピングモールではなく、落ち着いた雰囲気の環境から始めましょう。

    犬も飼い主も落ち着いて、そして冷静に判断できる環境にあることが重要です。

    トリガーを認識して起こる反応を別の行動に置き換える

    トリガーを認識したら名前を呼んでアイコンタクトやお座りなど別の行動に置き換えるのが合っている犬もいます。

    別の行動に置き換えられたらおやつ等も使用してその行動をどんどん強化していきましょう。

    ちなみに私と愛犬はこの方法が微妙にあっていませんでした。

    立ち止まるとかえって興奮することがわかり、トリガーを認識したら興奮する前に意識を私に向けたまま通過、道が狭そうなら道を逸れるというふうにしていました。


    ポイントはとにかく反応が出る機会を減らすことです。

    この強い過剰反応は年齢と共に緩和される物ではなくむしろ強く犬に根付いていきます、どんどん反応を出すのが上手になります。

    反応を出す機会を減らし、犬に反応の出し方を忘れさせることが正攻法です。

    私の愛犬の場合

    2匹とも寛容な性格ではないのですが、特に典型的な反応をするのは弟犬の方でした。

    犬に強い吠えと興奮反応で周りも私の声もおやつも全く見向きもしないほど過剰に興奮してしまいます。

    目が合った人やサングラスの人、私に話しかけてくる人にも吠えます(防衛本能もありますが)

    犬においては犬がたくさんいる環境下のペットショップやドッグイベントでは反応が出ないこともあります。


    私が実践している方法、実践した方法

    ・初歩的なことから。

    名前を呼んで振り向いたら褒める、散歩中や遊んでいる際に名前を呼んだらアイコンタクトできるように。

    散歩中はこちらのことを気にしてくれるように。

    アイコンタクトができたらとにかく褒める。

    ・私が堂々としていること

    私が犬のトリガーとなるものを見つけてもドキドキ、オドオドしない、落ち着いて次の行動へ。

    リードを急に短くしたり、小走りになったり、呼吸を荒くしたり、突然焦ったように名前を呼んだりしない。

    私自身もリラックスし余裕のある気分で、余裕がない時は無理にトレーニングしない、散歩は絶対ではなく別の方法で犬の欲求を満たすこともよしとする。

    ・トリガーとの距離感を意識

    トリガーを認識し、反応を我慢できる許容距離なら周りを見て次の行動を決める。

    道が狭いなら通り過ぎるのが難易度高いので道を逸れる、引き返す。

    道が広ければリードを落ち着いた自然な動作で少し短く持って意識を私に集中させながらすれ違う。(この時名前に反応することやアイコンタクトが役にたつ)

    十分な距離(反応を我慢できる距離)を確保できるまで名前を呼びながら褒めながらおやつを使いながらすれ違う。

    この行動で運が良ければ他の犬=おやつと理解する犬もいるらしいが、我が家は×。

    疲れや体調、環境などによって昨日反応がでなかった距離でも強い反応が出たりする

    昨日できたことができなくてもいちいち残念がらない。

    ・距離を詰めてくる犬や飼い主さんに対して。

    無理に距離を詰めてくる相手には犬の前にたち先に声をかける、

    トレーニング中です、先に言ってください、犬が苦手です等。

    物理的にも心理的にも犬と相手の間にたつ、愛犬の前に立つ。

    私が犬らのリーダーだよという意識。

    ・反応が出てしまった時

    反応が出てしまったよく吠えるスーツケースと思って無言で(私もあまり反応しない)その場を離れる。

    離れた場所で少し落ちつく。

    ・犬との外出時におやつを携帯

    すぐに出せる場所に一口で食べられる、噛むのにあまり時間を要さない、必ず犬が食べるおやつを準備。

    私はトリーツポーチをいつも身につけて、犬が必ず食べるフリーズドライの鶏肉を多めに持ち歩いていました。

    ・犬のボディランゲージに注目

    視線の先にあるものや、目を逸らさずに真っ直ぐ犬が寄っていく対象物、耳の動き、手の動き(片足をあげるカーミングサインの有無)などをよく見る。

    あまり犬に注目しすぎるのもよくないので肩の力は抜いて気にする程度に。

    吠えそうだったり反応が出そうなら名前を呼んでアイコンタクト、注目を私に。


    現在3歳、反応し始めたのは1歳前、コツコツこれらのことを気をつけて今では吠えずに他の犬と道ですれ違えることもあります。まだまだですが日々少しずつ進んでいっています。

    根本的なこと

    反応性には遺伝的要因が考えられるため、

    可能であれば犬を飼うときには犬の親犬の性格等を確認しておくことが良いそうです。

    また、少なくとも離乳前に子犬と親犬と面会し、その際の子犬の反応を見てみると良いでしょう。

    もし面会に来た我々にすでに怯え、隠れたりしているならば反応的である可能性があります。

    そして犬はすべての人やすべての犬対して友好的である必要はないということが重要です。

    すべての犬がすべての人や他の犬フレンドリーな生き物であり、そうでない犬は悪い犬、躾のできてない犬ではないということです。

    犬にも犬の個性があるのです。

    また、反応的なことに悩んでいるのであればトレーナーではなく、動物行動学が専門の獣医師に相談することもおすすめです。

    参考にしたサイト

    https://www.vet.cornell.edu/departments-centers-and-institutes/riney-canine-health-center/canine-health-information/managing-reactive-behavior

  • 【犬知識伝播】犬にとってのエンリッチメントってなに?実践方法も紹介。

    【犬知識伝播】犬にとってのエンリッチメントってなに?実践方法も紹介。

    はじめ

    最近はただ食事やおやつを犬に与えるのではなく、知育玩具や早食い防止皿など工夫をして食を行わせることも珍しく無くなってきました。

    知育玩具や早食い防止皿でよく使用される言葉があります。

    それは”エンリッチメント”です。

    今回はこの言葉の意味や、犬にとってのエンリッチメントについて解説していきます。

    目次

    1. はじめ
    2. 目次
    3. エンリッチメントの意味
    4. 犬にとってのエンリッチメント
    5. 犬にとってのエンリッチメントの実践
    6. 犬にとってのエンリッチメントの具体的な実践法
    7. まとめ

    エンリッチメントの意味

    エンリッチメント(enrichment)の単語の意味は”より豊かで有意義で報いのあるものにする行為

    実はエンリッチメントは造語で環境(environmental)と充実(enrich)がかけ合わさってできた言葉。

    そして、エンリッチメントは主に飼育動物に対して使われることの多い言葉です。

    例えば環境エンリッチメント(environmental enrichment)は

    人工的な環境に暮らす飼育動物の野生として正常な、野生において自然な行動を引き出し、飼育環境下での異常行動を防ぎ飼育動物の心身の健康を改善するために、飼育環境に行う工夫を指す。

    要は飼育環境下で暮らす動物の生態に基づき、よりストレスの少ない野生に近い環境に近づけるために工夫してあげることを意味します。

    もっと簡単に言ってしまえば、飼育動物のQOL(クオリティーオブライフ:生活の質)向上と言えるかもしれません。

    環境エンリッチメントとは飼育動物の心身の健康にもつながることから動物福祉の点からも評価されています。

    環境エンリッチメントの例として、

    動物園に飼育されているシロクマの居住スペースに

    魚やフルーツを入れた氷をプールに入れてあげたり、タイヤや”浮き”をおもちゃとして入れてあげたり、ロープや木など触覚が刺激されるものを置いたり、、、

    その飼育動物の生態や個性に合わせて、彼らを熟知している飼育員さんが工夫して実践しています。

    飼育動物にエンリッチメントを実践することで異常行動の予防、減少、ストレスの減少、常同行動(同じ場所を何度もウロウロ、ぐるぐる回る等)の減少、自傷行為の現象、活動量の増加などが期待できる。

    環境エンリッチメントのほか、

    ・空間エンリッチメント

    飼育動物の生態に合わせてプールや水場、氷を設置したり、床材を藁や砂利にしたり、暗い場所や高所などを設置したりする工夫。

    半永久的な施設を設置する場合には構造エンリッチメントと言われることもある。

    ・感覚エンリッチメント

    触覚エンリッチメントとも。草食動物の匂いのついた麻袋を肉食動物に渡したり、熱帯雨林の鳥や雨の音を流したりする工夫。

    ・社会的エンリッチメント

    飼育動物と他の動物との関わりに着目したエンリッチメント。集団で生活する動物には単独で飼育するのは避けたり、ペアで飼育したりする。社会的エンリッチメントでは人間と飼育動物との関係も含まれ、その関係は複雑と言われるがガラスや檻越しでも心理的な関係は構築できるとされている。

    ・認知エンリッチメント

    動物の知性を刺激するための工夫。

    食べにくい皿や高い場所に吊るされている草、道具を使わなければ撮ることのできないおやつなどが例に挙げられます。

    犬にとってのエンリッチメント

    長く人間と共にいき、人間の社会に参加し暮らしを支えてきた犬にとってのエンリッチメントとはどのようなものが挙げられるか。

    ・犬にとっての環境エンリッチメント

    犬は夜間や暗所でも目が利きます。また元来、洞穴や洞窟で寝ていたと言われています。

    狭くて暗い場所が犬とって落ち着く場所だということです。

    犬のパーソナルスペースとして、体のサイズに合ったクレートや屋根付きのベッドなどを用意してあげたり、

    犬自身が見つけ気に入った場所(ベッドやソファの下、棚の1番下の段となど)を犬に提供してあげるのも良いでしょう。

    また、犬は元来室内で生活している動物ではありませんでした。しばしば外へ連れ出し、外の空気や草木の匂い、温度などを感じ、体を動かせる環境も重要です。

    ・犬にとっての感覚エンリッチメント

    散歩の際に草木や木の幹の匂いを十分に嗅がせてあげたり、アスファルトの地面だけではなく、砂場や泥道、砂利道などを歩くことも感覚エンリッチメントにあげられる工夫でしょう。

    他の犬の匂いや他の人間の匂いも犬にとっては大事な情報源になります。

    ・犬にとっての社会的エンリッチメント

    犬は群れで生活していた動物です。

    群れはパックと呼ばれ、リーダーが存在していました。家庭内で犬のリーダーを明確にさせることも犬にとっての社会的エンリッチメントになります。

    また、犬はコミュニケーション能力が高く、社会的な動物です。他の犬とのコミュニケーションや遊び、そしてリーダーと認めた人間や家族以外の人間とのコミュニケーションも犬にとって大事な社会的エンリッチメントになります。

    犬の個性によってはその交流自体がストレスになり、苦手な犬もいるので無理のない範囲で、

    ドッグランや公園での他の犬との交流、トリマーさんや獣医師さん、飼い主の友人などとの交流も実践していくと良いでしょう。

    ・犬にとっての認知エンリッチメント

    犬は狩りを通して獲物を見つけ腹を満たしていました。獲物を口にするまでに匂いや音から獲物を見つけ、仲間と追い詰め、息の根を止め、、頭と体をフル活用して狩りを行っていました。

    人間に飼育されるようになった今、狩りをしなくとも、頭と体を使わずとも食事は出てきます。

    そこで工夫をして脳を刺激して食事を与えることで満たされにくい犬の本能を満たすことができます。

    市販の知育玩具を使用したり、躾やトレーニングのご褒美でおやつを与えたり、方法は多岐にわたります。

    犬にとってのエンリッチメントの実践

    ①飼育環境の見直し

    犬のパーソナルスペース、安心できる場所はあるか、

    ずっと家の中で暮らしていないか、散歩や外出はしているか、

    ②視覚、嗅覚、触覚は満たせているか

    鮮やかなおもちゃや、いろいろな音が鳴るおもちゃ、

    草木の香りや他の犬のマーキングの匂い、

    野生の鳥や他の人間の匂い、

    チクチクする刈ったばかりの芝生やドロドロの水たまりの触感など

    様々な良い刺激を受けているか。

    食事やおやつはただ与えられるだけではなく、体と頭も使って得ているか。

    ③社会に参加できているか。

    他の犬や他の人間とのコミュニケーションに触れる機会があるか、

    犬同士で遊んだり挨拶したりする機会があるか。

    犬にとってのエンリッチメントの具体的な実践法

    ここまで長々とエンリッチメントについて書いてきましたが、では愛犬に実践する場合にどうしたらいいのさ、と思われたと思います。

    私が実践する犬にとってのエンリッチメントを紹介したいと思います。

    ・他の犬や飼い主さんとの交流(社会的エンリッチメント)

    これ実は社会的な犬には難易度の低いことなんですが、我が家の子のように極度の怖がりやトラウマ、反応的な犬(reactive dog)の場合、なかなかハードルの高いもので、

    ドッグランや犬の幼稚園、人間との触れ合いを犬たちに無理のない程度に実戦しています。

    ・簡単なトレーニング(認知エンリッチメント)

    トレーナーではないので根本的な問題解決や専門的なことはできないですが、座って待つことやアイコンタクト、呼び戻しなどを個々の学習スピードや集中力に合わせて少しづつ行っています。何かができると成功報酬としておやつがもらえるのも簡単な脳への刺激になっていると思います。

    ・スニファリング:匂いを嗅ぐこと(感覚エンリッチメント)

    時間に余裕がある際には運動に重点を置く散歩だけではなく、犬たちが満足いくまで匂いを嗅がせ、行きたい方向を犬たちに決めさせる散歩をするようにしています。

    ・知育玩具の使用(認知エンリッチメント)

    ペーストおやつや野菜、果物、フリーズドライなどを知育玩具やリックマット(舐めるためのマット)に塗ったり詰めたりして与えています。

    凍らせることでさらに時間がかかるようにしています。

    他にはかくれんぼして私を見つけたらおやつを与えたり、タオルにおやつをまいて丸めて結んだものを与えたり、犬用パズルを使用したり、方法は様々ですが犬自身が”考える行為”を増やすようにしています。

    ・クレートの使用(空間エンリッチメント)

    それぞれ1つずつクレートを使用し、夜間や来客時に使用しています。

    今ではそれぞれが自分の落ち着く場所として使っていて、昼寝する時にも自発的に入っています。取られたくないおやつやおもちゃを持ち込んだり、隠したりもしています。

    まとめ

    エンリッチメントというと横文字だし、専門用語ぽいし、難易度高そうに感じますが実はそんなこともなく、日常生活で簡単に実践できることはたくさんあります。

    犬の生態や個性を気にしながら犬の生活をより豊かにすることが犬にとってのエンリッチメントと言えるでしょう。

    皆さんもぜひ実践してみてくださいネ。