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    【食材】犬に炭を与えてもいいの?与えるといいことがあるの?
    Photo by Pixabay on Pexels.com

    今回のテーマは

    手作り食や生食を与えている方の中には挑戦したことがある方もいるかもしれません。

    中には下痢しているときに炭を与えるといいよ!と仰っている方も。

    犬にそもそも炭を与えても良いものなのか、そして与えるといいことがあるのか、副作用などはないのかなどについて調べてみました。

    今回も日本の犬情報サイトでは満足のいく情報収集ができず、海外サイトまで漁ってきました。

    炭は与えてもいいのか

    そもそもの根本的な疑問です。

    答えは”良い”でした。

    日本では炭入りの犬用のおやつなどはあまり見かけないので馴染みがないですが、

    アメリカの動物病院では医療行為(投与)において使用されることも多いそうです。

    炭とは〜活性炭と炭の違い〜

    そして炭とはなんぞや。と言うことです。

    炭には大きく分類して活性炭と炭があります。

    炭は低酸素、高温の状況下で燃焼したもので、竹や木、ヤシの殻などの炭が食用では一般的です。

    炭は孔(小さな穴)がたくさん開いています。

    肉眼で確認できる範囲でも分かりますが、顕微鏡で見ると尋常ではないほど無数の穴が開いています。

    この穴が匂いや物質を吸着する役割をします。

    活性炭は、ガスや薬品を使用して加工する方法もありますが、

    800℃以上の高温で炭と水蒸気を反応させるとより沢山の孔を空ける事ができます。

    活性炭は木炭に比べてさらに孔が小さく、表面積が大きく、吸着性、吸収性も高いのが特徴です。

    活性炭も普通の炭同様、化学物質や有毒物質を吸着し、糞便として排泄します。

    磁石のように有毒物質を活性炭の表面に引き付けて吸着、体に吸収させずに胃腸管を通過し体外に排出するメカニズムです。

    普通の炭も活性炭と同様の効果が見込めますが、活性炭の方がより強力に効果が出るようです。

    炭を与えることで期待される効果

    ⚫︎慢性腎不全におけるリン対策

    日本では炭を犬に使用していたとしても、腎不全に対する投与が活性炭の主な使い方のようです。

    腎臓の機能が低下し、体内が高リン状態の時にリンの吸着剤としての役割をします。

    活性炭が体内で過剰になっているリンを吸着して便として排出します。

    実際に腎機能低下の子が服用するサプリメントで炭が主成分のものがこちら↓

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    日本だとこのネフガードが活性炭を使用した健康補助食品いわゆるサプリメントとして代表的なようです。

    実際に病院を受診して腎機能低下が判明したときに、腎臓の数値が悪い時などに勧められるそう。

    こちらは製薬会社の共立製薬は製造

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    このキドニーピュアもネフガード同様に炭の吸着性、吸収性を高リン対策に利用したもの。

    愛犬、愛猫用に医科大学と協力開発された商品

    カプセルタイプと錠剤タイプが選べるのも嬉しいですね。

    ⚫︎誤飲・誤食した時の毒素吸着剤

    主に海外サイトではこちらの使い方が一般的でした。

    犬や猫が自宅で誤飲、誤食した際の応急処置として使用もできるので自宅に置いておくことを勧める獣医師もいました。

    (もちろん炭を投与するのみならず、医療機関を受診する必要はあります。)

    炭が作用する、毒素を吸着する作用が発揮されるものの中で誤飲・誤食が多いものを紹介します。

    • アセトアミノフェン
    • 殺鼠剤(ブロメタリン含有のもの)
    • アスピリン(サリチル酸塩)
    • チョコレート
    • イブプロフェン
    • マリファナ
    • 麻薬
    • 有機リン酸塩/カーバメート系殺虫剤
    • 処方薬(特にジゴキシン含有のもの)
    • ピレトリン/ピレスロイド(殺虫剤の成分)
    • ストリキニーネ(殺鼠剤)
    • 玉ねぎ
    • ブドウ

    などなど。

    まるで炭はどんな誤食誤飲にも対応できそうですが、反対に炭を与えてはいけないパターンも誤食誤飲もあるので、そちらも紹介します。

    • アルコール(手指消毒用、うがい薬、アルコール含有香料、化粧品、ワイパー液、酒、バニラエキス等)
    • 重金属(化粧品、電池、小さな電子機器、電子部品、花火、充電器)
    • 無機毒素(ワックス、多目的クリーナー、漂白剤、洗剤、歯磨き粉、肥料、ネイルリムーバー等)
    • 石油系製品(ガソリン、灯油、車のオイル、化粧品、殺虫剤等)
    • その他科学物質(エチレングリコール含有のもの、キシリトール等)

    上記のものを誤飲・誤食した際にはペットが脱水症状を起こしていることも多く、炭の投与で事態が悪化する可能性があります。

    比較的誤飲誤食しにくいものが多いですが、念の為載せておきます。

    炭の副作用

    主な副作用は黒い便、嘔吐、目の炎症、下痢、便秘、高ナトリウム血症、血中ナトリウム濃度の上昇などが挙げられます。

    もちろん、このような副作用を引き起こす可能性がありますが、すべての犬にが起こるわけではありません。

    高ナトリウム血症または血中ナトリウム濃度の上昇は特に体の小さい小型犬に起こりやすい症状です。

    この症状は炭の複数投与でみられることが多いですが、体質と個体差によっては1度の投与でも症状が現れる場合があります。

    高ナトリウム血症、血中ナトリウム濃度の上昇は炭の投与ご2〜3時間以内に現れ、顔や耳の痙攣から始まります。

    炭の投与後には高ナトリウム血症、血中ナトリウム濃度の上昇の症状がないかモニタリング、診断する必要があります。

    注意すべきこと

    投与において注意すべきことは、墨が様々な成分や物質を吸着するという特性上、毒素以外も吸収してしまうと言うことです。

    そのため経口摂取した薬やサプリメントは効果を阻害される可能性が高いです。

    炭を与える際に投与している薬やサプリメントがある場合には服用後3時間以上空けてから炭を投与してください。

    (緊急時に炭を与える際には投与後すぐでも構わないとのこと。)

    また神経系の疾病の治療、薬の投与を行っている犬、嚥下障害のある犬には炭の投与はしないようにしましょう。

    炭は粒子の細かい粉末の場合は特に、嚥下障害のように犬が正常に飲み込むのが難しく誤嚥を起こす可能性があります。

    また飲み込む力が落ちている高齢犬は特に炭を廃ぬ吸い込み肺炎を引き起こす可能性があります。

    胃腸障害、胃腸出血、便秘、脱水症状の犬にも炭は与えないようにしましょう。

    炭は水分をも吸収するのでかえって症状を悪化させ、胃腸閉塞などに至る可能性があります。

    また、炭を用いた製品の中にはソルビトールを含むものがあり、繰り返し投与する場合にはソルビトールを含まないものを使用するといいとのこと。

    (ソルビトールの添加理由は下剤として腸管内をより早く移動させ迅速な排出を促すため、とのこと。ただ腸管に滞在する時間が短くなる分、物質の吸収率は低下するそうです。)

    炭の与え方

    犬の体重 1 kgあたり 1〜5gもしくは体重1kgあたり1~3gの活性炭と言う意見に分かれていました。

    1番は製品が明示している与え方、投与量に従い、与えてるか不安な場合や持病がある場合には獣医師に相談しましょう。

    誤飲誤食の際の毒素排出として用いる場合には胃から排出されるまでには個体差や体調にもよりますが、約 2 ~8時間かかるそうです。

    また、誤飲誤食の1〜2時間後に投与しなければ炭の効果がないことが多いそうです。

    炭は投与してから時間の経過が過ぎれば過ぎるほど効果が薄れるため、6〜12時間ごとに繰り返し投与する必要があります。

    犬が炭を嫌がる場合にはフードやおやつに混ぜて与えても良いですが、炭を何かと混ぜて与える場合には炭の吸着効果が少し低下するため通常量よりも2〜3割増やして投与しても良いそうです。

    基本的に炭を与えられるのは自力で飲みこむ力がある犬のみのようです。

    ※参考にしたページ

    ⚫︎https://www.kingsdale.com/activated-charcoal-for-dogs-when-to-use-it 

    ⚫︎https://betterpet.com/activated-charcoal-for-dogs/

    ⚫︎https://www.medicineriveranimalhospital.com/give-activated-charcoal-dog-eats-something-poisonous-toxic/

  • 【体型】意外と知らない犬の内臓脂肪〜痩せているのに内臓脂肪が蓄積していた〜

    【体型】意外と知らない犬の内臓脂肪〜痩せているのに内臓脂肪が蓄積していた〜

    犬の肥満は主に見た目と触診から決まります。

    要は皮下脂肪から判断されます。

    では内臓脂肪は肥満判定の判定材料にはならないのでしょうか。

    そもそも内臓脂肪って何?という根本的なものから我が家の愛犬との経験も交えて解説していきます。

    Photo by Andres Ayrton on Pexels.com

    内臓脂肪とは

    皮膚の下ではなく、胃や腸などの内臓の周りにつく脂肪のことです。

    皮下脂肪よりも内臓脂肪は、落としやすく、蓄積しやすいという特徴があります。

    体の内部に蓄積するため外見や触診から判明しづらく、レントゲンや超音波検査でわかります。

    また、皮下脂肪よりも内臓脂肪が増えることで高血圧や糖尿病などの生活習慣病のリスクが高まります。

    人間では男性に多いとされていますが、犬の場合は性別による内臓脂肪差は判明していません。

    国際糖尿病連合は人間のメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群:内臓脂肪が異常に増えている状態)を、

    トリグリセリド値の上昇、高密度リポタンパク質コレステロール値の低下、血圧の上昇、空腹時血漿グルコース値の上昇のうち 2 つ以上の所見を伴う内臓肥満と定義しています。

    犬の場合、BCSと血圧上昇、血漿グルコース上昇に肥満との関連性はなく、

    人間のように内臓脂肪だけが増殖し、腹部(内臓がある部分)のみが大きくなることは少ないようです。

    犬の肥満はどこから?

    そもそも肥満とは適正体重を10~20%上回ると過体重(太り気味)、適正体重を20%上回ると肥満に分類されます。

    体重のほかに、犬の場合はBCS(ボディコンディショニングスコア)というもので肥満や痩せ具合を判定します。

    BCSは触診や見た目からの判断になるため、診断する獣医師の個々の感覚に左右されるので、診断する人によって誤差が生じることもあります。

    5段階で分類し、見た目と触診で体型を評価します。

    1が痩せすぎ、5は肥満、3が理想となっています。

    詳しくは環境省が配布しているこちらのページをご覧ください。

    BCShttps://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/petfood_guide_1808/pdf/6.pdf

    (環境省 BCSについて)

    内臓脂肪が蓄積する原因

    基本的には皮下脂肪と同様に摂取エネルギーが消費エネルギーよりも高くなっていると体に蓄積していきます。

    皮下脂肪はあまり蓄積していないが内臓脂肪がかなり蓄積していたというパターンは時々見かける程度のようです。

    (我が家の愛犬はまさにこのパターン)

    内臓脂肪だけ蓄積していく場合の主な原因として

    ・摂取エネルギーが消費エネルギーを上回っている

    ・食べムラがあり、短期間に血糖値の上昇と加工を繰り返すため

    (食べていない時期=血糖値が下がる→その後食事をする=血糖値急上昇。人間で言うと短期間にリバウンドをなん度も繰り返しているようなものなんだとか)

    ・有酸素運動が不足

    ・気温が下がると本能で脂肪を溜め込む体質

    があげられるそうです。

    痩せ型なのに内臓脂肪が高い我が家の愛犬

    そもそも内臓脂肪のテーマで記事を書こうとしたのも愛犬がきっかけでした。

    とあるペットショップでの獣医師さん相談会で、体脂肪を測っていただけることになり、そこで判明しました。

    測定方法は生体電気インピーダンス法:背中の被毛をか気分けて、機械をあて微弱電流を流しその電気の流れやすさ(抵抗)から脂肪の量を測定するものです。

    使用していた機械はこちら。

    https://www.kao.co.jp/healthlab/taishibou

    測定結果はなんと体脂肪率37%

    私はびっくり通り越してドキドキしちゃいました。

    (ちなみに正常は15〜24%と言われています)

    先生の触診では皮下脂肪は普通、もしくはあまりついていない程度でBCSでは2〜3ですとのこと。

    なのでこの37%はほとんど内臓脂肪ですねと先生はおっしゃられました。

    食事は必要以上食べず、何よりも動くことが好きな我が家の犬に至ってそんなことあるわけは、、あったのです。

    ⚫︎ちなみに我が家のイヌ科の愛息子は

    2歳になりたてのトイプードル去勢済み

    体重3.9〜4.0kg  胸囲42センチ

    ・肋骨は容易に触れられる、尻骨も容易に触れられる、腰はくびれていて上から見てもくびれがある

    食べムラあり、食事にあまり喜びがないタイプ(食事<遊び)

    ・気に入らなければおやつも食べない(何かを教える時におやつが褒美になりにくい)

    ・幼少期は食べないことで胃液や血混じりの胃液嘔吐、体重が増えなかった

    ・食事内容は朝ドライフード:35〜40g、夜は手作り食:肉魚40g 野菜25〜30g  米芋20〜25g

    ・おやつは散歩に行った場合は散歩中のトリーツ(散歩中でも確実に食べる鶏肉、猪肉、鹿肉)大体1度の散歩で10〜20gほど

    ・便は1日2〜3回

    ・運動量は普段は週に3〜4回は4ー6kmの散歩

    (現在は週3の幼稚園と週1〜2回の4ー6km散歩)

    ・牛肉がおそらくアレルギー

    記事にするために生活スタイルを書き起こしてみましたが、特段体脂肪が増えそうな要因に心当たりはないんですね。

    強いて言えばもっと運動量が必要なのか?と言うくらいです。

    内臓脂肪が多いことで考えられる疾病

    次に脂肪の中でも内臓脂肪は体にどのような悪影響をもたらす可能性があるのか、調べてみました。

    とある論文によると、過剰な内臓脂肪は心血管疾患および副腎皮質機能亢進症に関連するとの記載がありました。

    また、内臓脂肪は特に糖尿病のリスクを上昇させます。

    糖尿病は悪化するまで症状が分かりにくく、発見が遅れることもあります。

    糖尿病の初期臨床症状で代表的なものは”食べているのに痩せる”です。

    食べているのに体重が減る場合には糖尿病を疑ってみましょう。

    糖尿病の診断には血液検査か尿検査が有効です。

    血液検査では血糖値と糖化アルブミンで、尿検査では尿糖で正常値かどうかで糖尿病か判断されます。

    糖尿病は高脂血症、低ナトリウム血症、高カリウム血症、膀胱炎、白内障、ぶどう膜炎、網膜症、クッシング症候群を併発していることが多いそうです。

    血液検査と尿検査に加えて、レントゲンやエコーで肝臓、腎臓、膵臓も診てもらうと良いでしょう。

    つまり、内臓脂肪が多い状態で何か対策を講じて実践してみないのは良く無いかもしれません。

    では内臓脂肪はどうやって減らせばいいのか。

    内臓脂肪の減らし方

    基本的には適正量の食事と運動です。

    運動は筋肉量を増やし、体重を減量して全体的に落としていくことが重要です。

    特に内臓脂肪には有酸素運動がいいようです。

    有酸素運動は糖質や脂肪をエネルギーとするため、内臓脂肪燃焼に効果的とのこと。

    人間では20分以上の有酸素運動経過後も継続していると脂肪の燃焼開始するらしいです。

    つまり20分未満の有酸素運動はあまり脂肪燃焼効果がないと言うことになりますね。

    有酸素運動は水泳やランニング、坂道を登るなど。

    食事内容は我が家の場合、食べムラがある子なので確実に食事を取らせるためにも食事内容は減量用に限定しない、確実に食べるものを選びましょうとのこと。

    食べるのが大好きな子であれば、減量用にしても良いそうです。

    確実に食事をさせて空腹時から食事後の血糖値の急上昇を防ぐことが目的です。

    そして食物繊維は血糖値の上昇スピードを緩やかにする効果があります。

    食物繊維は与えすぎるとかえって犬にはよくありませんが、いつもの食事に刻んだ野菜を混ぜたりしてみるのも良いかもしれません。

    (食物繊維についてまた詳しく記事にします)

    また、手作り食にしても、ドライ/ウェットフードにしても、もう一度カロリー計算や適正量を与えているか確認しましょう。

    我が家の愛犬も食事量と運動量を気にしつつ、毎年4月の健康診断(血液検査)をお願いする際にかかりつけの先生に詳しく診ていただきたいと思います。

    ※参考にしたページ

    https://www.kewpie.co.jp/healthcare/fat/#ct02

    https://hotto.me/10524

  • 【食材】犬にアボカドは食べさせてはいけないor食べさせても良い論争〜アボカドの毒〜

    【食材】犬にアボカドは食べさせてはいけないor食べさせても良い論争〜アボカドの毒〜

    日本では犬に与えてはいけない食べ物として名高いアボカドですが、海外ではその認識が異なることも多いようなんです。

    日本でもアボカドを与えている方をお見かけしたことがあります。

    与えてもいいと言っている人と与えてはダメだという人で明確に意見がここまで異なる食べ物も珍しいと思います。

    手作り食も与えている私にとって個人的にもずっと気になっていたので今回調べてみました。

    アボカドとは

    Photo by Thought Catalog on Pexels.com

    そもそも野菜なのか、果物なのかも怪しいアボカドですが、実は括りとしては”果実”に分類されます。

    りんごと同様に木になる果実なのです。

    脂肪を豊富に含むことから、森のバターと呼ばれます。

    アボカドを加工してアボカドオイルとして販売されていることもあります。

    紀元前500年前からメキシコでは栽培されていたようで、人類との関わりが長い食物と言えるでしょう。

    アボカドが危険と言われる所以

    アボカドには殺菌作用のある毒素”ペルシン”が含まれており、これが犬に与えてはいけないとされる最大の理由です。

    なお、人間はこのペルシンに耐性があるため食べても無害です。

    アボカドの皮や葉に多く含まれ、可食部分の果実にもわずかに含まれます。

    ペルシン摂取における致死量や症状が出る量は明確に判明しておらず、動物種、個体差があるとされています。

    完熟していない未熟なアボカドにはより多くペルシンが含まれているそうです。

    人間と同じ哺乳類の牛や馬、羊にもアボカド摂取で深刻な障害、症状、最悪の場合は死に至るとされています。

    ペルシン摂取による症状は呼吸困難、虚弱、不安症状、心筋異変が挙げられます。

    脂肪分が多い食べ物であることもあり、犬が食べた場合は上記の症状に加えて下痢、嘔吐が起こる可能性があります。

    牛や馬、羊などと比較して犬ねこは比較的ペルシンによる中毒症状が出にくいとされていますが、致死量や症状が出る量、給与量が判明していないだけにリスクが大きいので避けた方が良いとのこと。

    アボカドを大量に摂取した場合に2頭の犬が心不全を発症したという報告もあるようです。

    脂肪分の面だと、下痢や嘔吐等の胃腸障害はもちろん、脂肪分方による膵炎発症の可能性を高めます。

    また、アボカドの巨大な種は犬が口に入れ食道や胃腸を閉塞させたり、窒息させる可能性があり、危険です。

    アボカドは犬に与えても大丈夫!?

    ではここでアボカド与えるの肯定派の意見をまとめてみます。

    日本の情報サイトでは一貫してNO!与えてはいけない!となっていますが、海外では意見が分かれているようなんです。

    アボカドの毒性はペルシンという成分によるものですが、

    そもそもペルシンが含まれるのは皮や葉で可食部位の果肉部分には含まれない、とのこと。

    犬に中毒症状が出るとしたら、皮や葉を大量に食べる必要がありそれは現実的ではないので中毒症状が出る可能性は低いということでした。

    また、人間はペルシンには耐性があり、美味しく食べられますが、犬猫にもペルシンに対する耐性はあるそうです。

    ただ、アボカドを与えるのに肯定的な人も同様に言っていることは

    ・与えすぎは許容量がわからないからNG

    ・与えすぎは脂肪のとりすぎ/膵炎のリスク

    ・種は窒息の危険性あり  ということでした。

    これらのことはアボカド肯定派もアボカドは危険な食べ物派も同じ考え方であるようなので注意した方が良いでしょう。

    アボカドは犬にとって脂肪酸、抗酸化物質、ビタミンA、B6、C、E、食物繊維の供給源になるそうです。

    特に脂肪酸は被毛や皮膚の健康維持に役立つようです。

    実際に私もアボカドの安全性にはかなり保守的で肯定派ではないので、肯定している人の意見を調べてみて目から鱗でした。

    実際にアボカドオイルを添加していることで有名なドッグフード”アボダーム (Abo-Derm)”は公式サイトでアボカドは安全であると言い切っています。

    ドッグフードに添加されているアボカド

    では、アボカドオイルとか、乾燥アボカドとか添加されているドッグフードはでは安全なのか、ということが気になります。

    例えばアボダームというドッグフードはアボカドを添加していることをセールスポイントとして、商品名にもアボカドをもじっているくらいです。

    アボカドオイルや乾燥アボカドのように加工されたものはペルシンは大量には含まれておらず安全に摂取できるとのこと。

    では加工過程でペルシンが減少するように加工しているのかな?と思いましたが、どうやら違うらしく、

    犬猫に安全なアボカドオイルや乾燥アボカドというのは果肉部分のみを加工したものらしいです。

    ちなみにペルシンは加熱しても無毒化されないらしいです。

    ここで1つの疑問が

    ドッグフードメーカーがアボカドの果実を安全だとして、それを添加したものを流通させており、そのドッグフードによる健康被害報告も無さそう。

    ではアボカドの果実を適切な量与えるのには問題ないのでは?と考えに辿り着きました。

    (ちなみにアボダームは日本でも流通しており、簡単に購入できます。)

    総論

    日本国内では一貫して食べてはいけないとされながらも、アボカドオイル含有フードは危険性はないと流通している矛盾。

    ただ、脂肪分が多い、種の誤飲の危険性があるというデメリットは万国共通なようです。

    ただ、犬猫のペルシン耐性(無毒化できる)の真偽が大きく異なるようです。

    少なくとも日本国内の風向きはペルシン耐性は無い!毒!という否定的な感じ。

    今回調べてみて私が個人的な意見は、あと数十年もすればアボカドの安全性について何かしらの証明は出されるんでは無いかな、ということです。

    アボカドは危険な可能性と安全な可能性の2つの面を持ち合わせていて、食べることで得られる主な効果は皮膚や被毛の健康維持、

    ならば危ない橋を我が子(犬科)に渡らせなくとも他に代替可能な食材があるのでは?と思いました。

    アボカド安全ですよーー!!という発表や証明が報告された暁には与えてみたいなとも思いますが。

    ※参考にしたページ

    ⚫︎

    ⚫︎https://www.purina.co.uk/articles/dogs/feeding/what-dogs-eat/can-dogs-eat-avocado

    ⚫︎https://www.petmd.com/dog/nutrition/can-dogs-eat-avocado

    ⚫︎https://www.hills.co.jp/pet-care/nutrition-feeding/can-dogs-and-cats-eat-avocados

    ⚫︎

  • 【発酵食品】ビール酵母とは。犬にとっていい食べ物なのか。

    【発酵食品】ビール酵母とは。犬にとっていい食べ物なのか。

    ドッグフードの材料になっていることも多いビール酵母

    (英語でbeer yeastもしくは brewery yeast)

    ビールはもちろん与えてはいけない食べ物なのに、ビール酵母は良いの?

    そもそも何のために添加されているの?

    と思い、詳しく調べてみました。

    ビール酵母とは

    Photo by Engin Akyurt on Pexels.com

    ビール製造で発酵過程から生み出される副産物がビール酵母です。

    ビール酵母はビールを作るために用いられる菌なので”ビール”という名前がついていますが、アルコール分は含みません。

    ちなみに国産ビールのほとんどは濾過をしてビール酵母を取り除いているのでビールを飲んでもビール酵母は摂取できません。

    ビール酵母はビールの発酵に使用される酵母の一種であるサッカロミセス・セレビシエから作られる原料です。

    サッカロミセス・セレビシエの仲間にはパンの発酵に用いられるパン酵母も含みます。

    栄養価が高いことで注目されており、犬にも良い食材として注目されています。

    ビール酵母の栄養と効果

    ビール酵母に特に豊富に含まれている栄養素は↓

    ・ビタミンB1、B2、B 3、B5、B6、B7、B9

    人間の皮膚や粘膜、髪や目の健康維持、肝臓の機能促進効果、抗不安効果

    ・抗酸化物質

    細胞の老化(酸化)防止、早期老化防止、病に罹るのを防ぐ

    ・ミネラル(セレン、カリウム、クロム、鉄、亜鉛、マグネシウム)

    細胞や臓器が適切に作用するのを助ける

    *水分不足よりもミネラルが不足した場合の方が早く死ぬと言われています。

    (クロムが血糖値の調節をし、糖尿病の管理に役立つと言われているが犬の場合は未だ証明されておらず実際の効果は不明だそうです。ビール酵母の苦味がクロムの成分によるものなので、苦味がないビール酵母はクロムが含有されていない可能性があるようです。)

    これらの効果のほか、ビール酵母はプロバイオティクス消化促進剤整腸剤としても使用できます。

    ビール酵母のデメリット

    多くのビタミンB群が含まれているビール酵母ですが、必須ビタミンの1種であるビタミン12は含まれていないので注意です。

    ビール酵母自体のカロリーは高く、1オンス(約30ml)80キロカロリーとカロリー質量が高いことも考慮しておいた方が良さそうです。

    また、大型犬の場合1度で摂取する量が多くなるので、胃腸にガスが発生する副作用を起こす可能性があります。

    そして、抗不安薬や抗うつ薬と飲み合わせが悪い可能性があります。

    ビール酵母は文字通り、酵母なのでイースト負耐症、イースト菌アレルギーの場合は避けましょう。

    ビール酵母を摂取することで腸内細菌のバランスも変わるので、腸疾患を患っている場合も避けましょう。

    ビール酵母の虫除け効果

    実はビール酵母には驚くべき効果が秘められている可能性があります。

    それは虫除け効果です。

    主にノミとダニに作用するとされています。

    しかし、1950年にUSDA(アメリカ合衆国農務省)で紹介されたきり、虫除け効果があるという証明は出されずにいます。

    昨今の研究では同様に虫除け効果がある可能性を持つニンニクと共に研究されていますが、虫除け効果があるという証明には至らなかったようです。

    というのもビール酵母の何らかの成分がノミやダニに対する忌避効果をもたらすらしいが、どの成分が虫除け効果を持つのかが判明していないそうです。

    虫除け効果を持つ成分が単数で作用しているのか、それとも複数での症状効果で生まれるものなのかも判明していません。

    分かっていることは

    ・ビール酵母による虫除け効果には犬の個体差が大きい

    ・ビール酵母×ニンニクは効果は薄く、ビール酵母×オメガ3オイルは忌避効果が生まれた

    ・ビール酵母を摂取してから虫除け効果が出るとしても数日を要する

    つまり、補助的な役割で与えるのは良いですが、100パーセント信頼しているとノミやダニをつけてきてしまうことがほとんどなので、皮膚に垂らすタイプやチュアブルタイプの駆虫、虫除けを併用することを勧められています。

    与え方と与える量

    ビール酵母の多くは粉末や錠剤で販売されています。

    食べやすくしているものだと、苦味を取り除くためにクロムを除去しているものもあるので成分表示や商品説明を確認しましょう。

    ビール交互は適切な量であれば、毎日与えても構いません。

    基本はその商品の推奨量に従いましょう。

    初めて与える場合には投与量を減らして、徐々に増やしていきましょう。

    5kgから10kg 1日あたり1g

    11kgから20kg 1日あたり1.5g

    21kgから40kg 1日あたり2g

    41kg以上 1日あたり3g以上

    換毛期やダニ治療の際には少し量を増やすこともできるようです。

    (人間用のエビオス錠がビール酵母が主成分の胃腸薬です。犬に与えている人もいるようで、実際に与えているブリーダーさんをSNS状でお見かけしたことも、、小さい袋は500〜600円ほどで買えるので私もノミダニシーズンに犬に飲ませても良いものか獣医師さんに聞いてみようかなと思っています)

    参考にしたページ

    ⚫︎https://www.petmd.com/dog/nutrition/brewers-yeast-dogs-understanding-benefits-and-risks

    ⚫︎https://www.fourpaws.com/pets-101/health-and-wellness/brewers-yeast-for-dogs

  • 【スーパーフード】チアシードとは?犬に与えても良いの?

    【スーパーフード】チアシードとは?犬に与えても良いの?

    チアシードという食べ物を知っていますか?

    見た目が苦手という人も多いでしょう。

    個人的には食感が楽しくて結構好きです。

    ゼリー状のプルプルとした部分とカリッとしたタネの部分で構成されています。

    一体何の種なのかという根本的なところから始まり、意外と知らないことが多いので今回しっかり調べて記事にしてみました。

    チアシードとは

    Photo by Miguel u00c1. Padriu00f1u00e1n on Pexels.com

    チアシードとはチア、別名サルビア・ヒスパニカ、サルビア・コロンバリアエ、サルビア・ポリスタキア、サルビア・ティリフォリアの食用種子です。

    シソ科の植物になります。

    チアシードは楕円形で白黒の斑点、マダラ模様、2ミリほどの小さい種子です。

    吸水性のある種子で水を吸い込むと12倍にまで膨張し、種子の周りにゲル状のコーティングをまといます。

    古くからアステカ人によって栽培され食べられてきた歴史があります。

    アステカを訪れたイエズス会宣教師はとうもろこし、豆、アマランサスと並ぶ重要な食物と記録していたほどです。

    また、チアシードはアステカでの宗教的儀式において神々への供物としての役割も果たしていました。

    これらのことからアステカの人にとって大事な食べ物だったことがわかります。

    チアシードが英国、米国を中心に世界的に広がり始めたのは21世紀に入ってからでした。

    チアシードの栄養

    チアシードの大部分は炭水化物が占めています。

    しかし、炭水化物100gのうち34.4gを食物繊維が占めており、糖よりも繊維質が多い炭水化物と言えるでしょう。

    ビタミンB系のチアミン、リボフラビンを多く含み、

    ミネラルではルシウム、鉄、マグネシウム、マンガン、リン、亜鉛を含有します。

    チアシードを潰して絞るとチアオイルが出てきます。

    チアオイルにはリノール酸とリノレン酸を中心に必須脂肪酸が多く含まれています。

    チアシードは犬にとって良い食べ物か

    チアシードは少量であれば犬に適しています。

    チアシードはビタミンB群の優れた供給源であり、オメガ脂肪酸、抗酸化物質、繊維、カルシウム、マグネシウム、リンなどのミネラルが豊富に含まれています。

    主な栄養成分となる4つの構成成分について説明します。

    ①オメガ3脂肪酸

    (オメガ3=リノレン酸、EPA、DHA  亜麻仁油やエゴマ油、魚油

    オメガ6=リノール酸   ごま油やサラダ油)

    チアはオメガ3脂肪酸の供給源としてよく知られており、サーモンの3倍の量のオメガ3脂肪酸が含まれているとされています。

    チアシード大さじ2杯の分量でオメガ3とオメガ6が3対1になります。

    しかしチアシードに含まれるオメガ3脂肪酸はほとんどがリノレン酸です。

    リノレン酸は犬の体内で複雑な変換経路を得て長鎖脂肪酸になるので、実際に体内利用される脂肪酸の割合は少ないのです。

    オメガ3脂肪酸の供給源として犬にはそこまで優れていないという結論になります。

    与えるならばEPAやDHAも合わせて与えると良いでしょう。

    ②食物繊維

    チアシードといえば食物繊維です。

    チアシードの主成分は食物繊維でそのほとんどが水溶性食物繊維です。

    水分を吸収するとゲル状に膨らみ、糖の吸収速度を遅らせて食後の血糖値の上昇を抑制したり、腸粘膜を保護する整腸作用を持ちます。

    乾いた状態でチアシードを犬に与えると腸内で水分を吸収し、下痢止めの作用もあるそうです。

    ③抗酸化作用

    酸化は早期老化と病気の原因になります。

    チアシードには抗酸化物質のケルセチン、ケンフェロール、クロロゲン酸、ミリセチンが含まれています。

    これらの成分は心臓と肝臓の保護作用と抗がん作用の可能性が示唆されています。

    ④ミネラル

    チアシードにはルシウム、鉄分、マグネシウム、リン、カリウム、銅、鉄、亜鉛が含まれています。

    アルゼンチンでの研究ではラットに長期間チアシードを与えたところ、骨密度が改善、腸と肝臓の健康状態も改善されたとの研究結果が出されました。

    チアシードの与え方

    チアシードにはホワイトチアシードとブラックチアシードがありますがどちらも犬に与えても良いです。

    チアシードは保存性が高く、防腐剤などは添加されていないことが多いです。

    できればオーガニックで粉砕されたものを使用します。

    粒状だと、消化されずに粒のまま便に出されてしまうため、パウダー状のものがいいかもしれません。

    もしくは自分ですり潰してもいいでしょう。

    与える量は体重10ポンドにつき小さじ4分の1程度。

    (1ポンド=0.45kg 10ポンド=4.5kg)

    そのまま振り掛けてもよし、水でふやかしても良いでしょう。

    参考にしたページ

    ⚫︎https://www.dogsnaturallymagazine.com/chia-for-pets

    ⚫︎Chia seed

  • 【ドッグフード】キブルとはなんのこと?日本と海外で意味が違うって本当?

    【ドッグフード】キブルとはなんのこと?日本と海外で意味が違うって本当?

    みなさんは”キブル”という言葉を聞いたことがありますか?

    ドッグフードについて調べたりしていると目にすることもあるかと思います。

    実は私もこの”キブル”の意味をきちんと理解していなかったんです。

    改めて今回調べ直してみたので、ブログにしてみました。

    キブルの意味

    Photo by cottonbro studio on Pexels.com

    キブルはkibbleと表記します。

    文字の通り、英語圏が由来の言葉です。

    英語圏ではkibbleはドライフードのことを指します。

    ドライフードとキブルは同じ意味だけど呼び名が違う、と言えばいいのでしょうか。

    キブルは正確には、肉や野菜、穀物を粉砕して成形し、ペレット状にしたものを指す言葉だそうです。

    特に子犬用のドライフードによくパピーキブルと書いてあることが多いようです。

    例えば、

    ・子犬用のキブル (Puppy kibble)

    ・犬がキブルを食べない など。

    一方で、日本語でキブルの意味を調べると

    キブルはドッグフードの形状のことで、フードの粒の形や大きさを指すとのことでした。

    もしくはキブル=粒という意味だとありました。

    例えば、

    ・ハート型のキブル

    ・キブルが小さい

    ・キブルの大きさでフードを選ぶ など。

    キブルの意味が海外とは異なる

    このように調べていると、

    キブルの意味が海外(英語圏)と日本では絶妙に違いがあることに気がつきました。

    おそらく、日本語に訳しているうちに徐々に変化して伝播してしまったのではと思います。

    日本語でのキブルの意味の”フードの形状のこと”というのが、個人的にはポイントになっているように感じました。

    確かに英語のキブルの意味もドライフードを指すので、ドッグフードの形状を指しているのですが、

    それはフード自体の形や大きさを指しているわけではないんですよね。

    つまりフードの形状とは

    ・(英語) ドライフード

    ・(日本語) フードの形や大きさ   をそれぞれ指しています。

    このようにそれぞれフードの形状を意味しているのですが、絶妙に異なっています。

    どっちの意味が正確か

    こうなるとどちらが正しくてどちらが間違いと白黒つけるのは難しいのですが、

    語源的なものを考えるとキブルという言葉は日本由来ではないので、

    英語圏での認識がより正確であるように感じます。

    海外製のドッグフードや海外のサイトなどを見るときには日本語で認識さている意味とは異なるので注意が必要です。

    参考にしたページ

    ⚫︎https://www.thedogbakery.com/blogs/news/what-is-kibble

    ⚫︎https://www.wcfpetandequestrian.co.uk/ourguides/article/what-is-dry-dog-food-versus-kibble

    ⚫︎

  • 【スーパーフード】全米で流行しているマイクログリーンとは。

    【スーパーフード】全米で流行しているマイクログリーンとは。

    マイクログリーンを皆さんご存知ですか?

    私は今回初めて知りました。

    アメリカの西海岸、カリフォルニア州を発祥に流行しているいわゆるスーパーフードです。

    このスーパーフードが犬の体にも有用だということで、いろいろ調べてみたので今回ブログにしてみました。

    マイクログリーンとは

    Photo by Cats Coming on Pexels.com

    種を蒔いてから1〜3週間ほどで早期収穫する野菜をマイクログリーンと呼ぶようです。

    種子が発芽して直後の野菜の状態は1番栄養を蓄えている状態と言われています。

    その状態の野菜を食べることで様々な恩恵を受けられるというものです。

    早期収穫することで、可食部分は子葉2枚、本葉2枚の葉が4枚の状態です。

    成長したものより、抗酸化物質やビタミンなどの栄養成分濃度が濃く、成長したものより40〜400倍の栄養素を持つマイクログリーンもあるそうです。

    マイクログリーンと言われているのは主にブロッコリー、チア、ほうれん草、アルファルファ、ウィートグラス、レタス、紫キャベツなどです。

    日本のスーパーでも良く見かける豆苗やブロッコリースプラウトはマイクログリーンではないので注意です。

    マイクログリーンの効果

    マイクログリーンは成長した姿よりも、ビタミン(C、E、K)、ミネラル、カロテノイド、抗酸化物質、カリウム、鉄、亜鉛、マグネシウム、銅が高濃度で含まれています。

    マウスに高脂肪食を与えてマイクログリーンを与えてみたところ、心疾患の危険因子低下に役立ったという研究結果もあります。

    ポリフェノールが豊富なのでがんリスクを低下させます。

    糖尿病においては抗酸化物質が作用し、細胞が糖を取り込むのを防ぎます。

    特筆すべきは、ブロッコリーのマイクログリーンにおいて通常のブロッコリーの10〜100倍のスルフォラファンが含まれていることです。

    スルフォラファンは抗がん作用、抗酸化作用が証明されている酵素成分です。

    また、毒素を中和、炎症の軽減、腫瘍の成長抑制の働きができる可能性があると言われています。

    犬に与えることができるマイクログリーン

    ①ブロッコリー

    食物繊維、カリウム、ビタミンKが豊富な野菜です。

    マイクログリーンは成長したものと比較して重量に対する栄養素の割合が高く、少量でたくさんの栄養を摂ることができます。

    酵素スルフォラファンが含まれており、抗がん作用、抗酸化作用が期待されます。

    ②ケール

    キャベツと同様にアブラナ科の野菜で、基本的にアブラナ科の野菜はマイクログリーンとして育成、摂取するのに適しているとされています。

    ケールは比較的早い収穫が可能で、強力な抗酸化作用を持っています。

    他にはビタミンE、K、カルシウム、カリウム、マグネシウムを含んでいます。

    ③赤(紫)キャベツ

    普通のキャベツと同様にビタミンA、B、C、E、K、を含むのはもちろん、ベータカロテンやフラボノイド、ポリフェノールのアントシアニンが豊富です。

    フラボノイドは抗がん作用、アントシアニンは目の健康維持に役立ちます。

    ④ウィートグラス(小麦若葉)

    犬猫用に販売されている草、猫草やペットグラスなどという商品名のものの多くは小麦もしくは大麦です。

    ウィートグラスはマイクログリーンから成長したとしても比較的栄養濃度の濃い状態で摂取することができます。

    クロロフィルやアミノ酸を豊富に含んでいます。

    ⑤ほうれん草

    ほうれん草は成長した姿でも多くの栄養素を含む野菜ですが、マイクログリーンとしても利用できます。

    鉄分やビタミンCが豊富です。

    成長したほうれん草より、シュウ酸が少ないので生でも食べられることも大きな利点でしょう。

    他にはチアやアルファルファなども犬に与えることができるマイクログリーンです。

    マイクログリーンの育て方

    Photo by FOX on Pexels.com

    実はマイクログリーンは自宅で簡単に栽培できます。

    むしろ鮮度が落ちやすく、流通は簡単ではない上に日本ではマイクログリーン自体が浸透していないので自分で栽培するのが一番無難でしょう。

    〜用意するもの〜

    ・種子

    ・容器(水が貯められるようなもの)

    ①種を1晩水につけておき、次の日水抜きをします。

    ②毎日ためが乾燥しないように霧吹きで水をかけ、ラップをしておきます。

    ③発芽したらラップを取り除き、日の当たる所に移動させ、毎日霧吹きで水を与えます。

    ④芽からそれぞれ葉が4枚出てきたら収穫どきです。

    ※着床用にキッチンペーパーや土を容器に敷く方法もあるようです。

    だいたい7日から14日ほどかかるようです。

    収穫後はその日のうちに食べるか、湿らせたキッチンペーパーで挟んでビニールに入れ冷蔵庫に保存します。

    鮮度が落ちやすく、腐りやすいので食べる分だけ収穫するのが良いでしょう。

    マイクログリーンの与え方

    マイクログリーンはそのまま与えることもできますし、刻んでフードに混ぜても良いでしょう。

    発酵野菜として他の野菜と発酵させることもできます。

    発酵野菜に関してはこちらもぜひ↓

    参考文献

    https://www.dogsnaturallymagazine.com/7-healthiest-microgreens-for-dogs

  • 【発酵食品】発酵野菜って何?犬に与えると良いもの?効果や作り方まで解説

    【発酵食品】発酵野菜って何?犬に与えると良いもの?効果や作り方まで解説

    発酵野菜をご存知ですか?犬にとって実は野菜は消化しにくいものなので、消化効率を上げるために発酵野菜を用いると良いでしょう。また、発酵野菜には様々な効果を期待できると言われており、腸内環境改善や高不安効果を秘めています。発酵野菜は自宅で簡単に作ることができます。メリットが多い発酵野菜ですがデメリットもあります。

    発酵野菜とは

    Photo by Ella Olsson on Pexels.com

    文字通り、発酵させた野菜なのですが一部ではスーパーフードとの呼び声も高い食材です。

    野菜が細菌や酵母に触れ、成長しやすい温度のもとで発酵することで野菜の糖を事前に変化(消化)します。

    野菜に含まれる糖は乳酸になり、犬が消化吸収しにくい炭水化物(繊維+糖)が分解されます。

    犬は雑食動物といえど、私たち人間よりも消化器官は短く野菜などの繊維質の食べ物の消化吸収は得意ではありません。

    犬の消化器官の構造はどちらかというと肉食寄りの構造で生肉や骨を消化吸収するのに長けています。

    これらの食品から得た栄養素も犬の体内で効率的に利用されます。

    反対に野菜等から得た栄養素は体内で利用しやすい形に変換、分解する必要があり非効率的です。

    そのため発酵野菜は犬が体内で野菜を利用しやすい形に事前にしたものと言っても良いでしょう。

    発酵野菜に期待される効果

    Photo by cottonbro studio on Pexels.com

    様々な効果が期待できる発酵野菜ですが順に見ていきましょう。

    ・腸内環境の改善と維持

    発酵食品なので、他の発酵食品と同様に腸内環境の改善や維持に役立ちます。腸内フローラを健康にし、プロバイオティクスや善玉菌の餌となるプレバイオティクスを増やします。

    ・抗酸化物質、食物繊維の供給源

    ・ミネラル、ビタミン、酵素の消化吸収効率を上げる

    ・免疫力向上

    健康な腸内環境が整うことで感染症や病気、寄生虫、悪玉菌に対して強くなり免疫を向上させます。

    ・メラトニンの増加

    起床と睡眠のバランスを整えるメラトニンの産生を促進、睡眠サイクルを調節します。

    ・抗不安効果

    ・抗炎症効果

    ・血糖値上昇抑制

    このよう同じ他の発酵食品と同様に腸内環境を良くすることを主軸にそれに付帯して期待できる効果がたくさんあるということです。

    また、より効率的に発酵野菜を利用するためには野菜も様々な野菜をローテーションすることで様々な栄養素を利用することができます。

    発酵野菜の悪いところ

    ここまで発酵野菜の良いところを紹介してきましたが、2つ注意することがあります。

    1つは犬がイースト菌感染症に感染している場合です。

    イースト菌感染症とは体内に酵母菌が溜まることが原因で皮膚の痒みやニオイが出る疾病です。

    この疾病に感染している場合、発酵野菜や他の発酵食品を摂取すると悪化する可能性があります。

    発酵食品に含まれるプレバイオティクス、糖、食物繊維は酵母菌の餌にもなるためです。

    イースト菌感染症の場合、イースト菌がなくなるまで発酵食品や炭水化物の摂取はやめた方が良いでしょう。

    2つ目はヒスタミン不耐症です。

    発酵食品はヒスタミンが多く含まれています。

    ヒスタミンとは犬がアレルギー反応を起こした際に体内に放出されるアレルギーの症状のもととなる成分です。

    発酵の過程で、最近はタンパク質を分解しヒスタミンを発生するため発酵野菜にが大量のヒスタミンが含まれているのです。

    ヒスタミン不耐症はヒスタミンを多く含む食材を大量に食べた際に発症します。

    症状は吐き気、下痢、炎症、皮膚の痒み、発疹、深刻な場合は心拍数の上昇、めまいなどです。

    健康な状態で適正量を摂取する分にはヒスタミン不耐症の危険性は低いですが、大量摂取は禁物ということですね。

    犬に発酵食品を与えていて上記の疾病や症状が気になっているのならば、発酵食品は原因の可能性があります。

    発酵食品に含まれる菌は全ての個体に有効に働くわけではありません。

    また、すべての発酵食品がプロバイオティクス(善玉菌)であるわけではありません。

    プロバイオティクスとして作用するには腸内まで菌が生存していることが重要です。

    ケフィアなどは腸まで生きて届く発酵食品の代表例です。

    特定の菌が必要な場合は必要な菌株をサプリメントとして与えることも良いでしょう。

    発酵食品を購入する際にはどのような菌が含まれているのか問い合わせても良いでしょう。

    発酵野菜の作り方

    Photo by Maarten van den Heuvel on Pexels.com

    発酵野菜は特別な設備がなくとも、自宅で作ることができます。

    材料は以下の通りです。

    ・犬が生で食べられる野菜、果物

    ・瓶や密閉容器

    〜作り方〜

    ①野菜と果物をみじん切りにします。フードプロセッサーを使用しても可能。

    ②瓶や密閉容器は煮沸消毒、もしくは食品用アルコールで消毒

    ③①で準備した野菜を容器にぎゅうぎゅう詰める、空気を抜きながら入れるイメージです。この時、瓶いっぱいには入れないようにします。

    ④瓶を完全に閉めないでわずかに緩めておく(ガスが発生するため)

    ⑤20度から30度のところで1日ほど置く。出来上がりの合図は匂いを嗅ぐとザワークラフトのような酸っぱい匂いがします。カビが出ていたらカビだらけ、もしくは匂いが異なります。

    ※ハーブを入れたり、リンゴ酢を入れたりすることもあります。これと言って決まった作り方はなく、それぞれ自己流と試行錯誤を重ねて皆さん作られているようです。色々な作り方を参考にして作ってみるのがいいかもしれません。キノコ類や根菜類を茹でてから入れることもあるようです。

    冷蔵庫で1ヶ月ほど持つようです。

    発酵野菜の与える量

    犬の体重20ポンドにつき小さじ1杯から1杯半、

    与えはじめは少量から始めます。

    (1ポンドは0.454kg)

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    価格:1,375円(税込、送料別) (2024/4/19時点) 楽天で購入

    もちろん自分で作ってもよし、忙しい時や試してみたいときは市販のものを買うのもおすすめです。

  • [スーパーフード】スピルリナって犬に与えてもいいの?安全性や効果について解説!

    [スーパーフード】スピルリナって犬に与えてもいいの?安全性や効果について解説!

    スピルリナは藻の一種で近年スーパーフードとして注目されています。その一方で、製品の質や安全性、製造方法などが大きな問題になっています。また、スピルリナが体にもたらす効果も証明はされておらず、未だ可能性を秘めた食材と言えるでしょう。海外では犬に与えている人も多くいますが、日本国内で良質で安全なスピルリナを入手することは容易ではなく、無理に与える必要はなさそうです。

    スピルリナとは

    Photo by cottonbro studio on Pexels.com

    一言で言うと藻です。

    シアノバクテリアとしても知られています。

    藍藻という藻の種類で古くから存在しており、

    その時代やその水域により遺伝子構造を頻繁に変えることで過酷な環境に適応し生き延びているとされています。

    緑色でコイル状の形をしており、

    食用途にできると注目された当初はβカロテンの供給源として期待をされていました。

    現在、食用にされているのは人工的に発生させたスピルリナです。

    スピルリナの成分には栽培に用いている水に含まれる金属塩成分なども大きく影します。

    生産に用いる大量の水に対して塩類や重金属除去を行うことは難しく、成分安定は容易ではないでしょう。

    スピルリナの安全性

    Photo by cottonbro studio on Pexels.com

    食品として利用されるスピルリナの多くは人工的に発生させたもので、差の際には莫大な量の水が必要になります。

    その水は鉱業処理水が使用されることもあり、安全性が疑問視されています。

    特に亜鉛とヒ素が含まれていることが多く、スピルリナの製品情報には亜鉛だけ記載されることが多いようです。

    スピルリナの世界総生産量60−70パーセントを占める通ごくは政府が大規模な衛星検査を行なっあたところ、鉛、水銀、セレン、ヒ素が基準値の100倍検出されたという報告もあります。

    また、フランス品環境労働衛生安全庁から神経性障害例が報告され、これに伴い日本も厚生労働省が注意文書として警告を発表しました。

    神経性障害例としては、手足の痺れ、痛み、赤血球の減少、ビタミンB12欠乏症の症状が報告されました。

    新陳代謝能力の低下、交感神経胃の発育不全、認知症、乳がんにも影響があるとされています。

    国内でも臨床例が報告されており、日本神経学会機関誌において「スピルリナを含むサプリメントの摂取後に発症した皮膚症状と神経炎症性筋疾患など複数例が報告されています。

    現在、中国、モンゴル、インド、インドネシアなどが主な生産国です。

    インドやインドネシアではスピルリナを発生させるために牛糞や魚のあら等を用いることもあるようです。

    このように述べると全く健康的ではなさそう、むしろ健康に害をなしそうな感じがしますが、信頼できるメーカーから購入することでこれらのリスクはかなり軽減できるとされています。

    勿論リスクをゼロにできるわけではないですが、アメリカ食品医薬品局は、汚染されていないスピルリナ抽出物を GRAS (安全である証明) リストに掲載しました。

    スピルリナに期待される効果

    スピルリナの栄養価は何を培養とするか、どのような培養条件かにも左右されるため同じスピルリナ製品でも栄養は異なります。

    カロライナ州ブルーパール獣医専門病院の獣医師で臨床栄養学のエミリー・ルイサナ博士はスピルリナについて「何世紀にもわたって、食料源としてもサプリメントとしても使用されてきました。」と言います。 

    スピルリナには、タンパク質、脂肪、炭水化物、ビタミンやミネラルなどの栄養素が豊富に含まれています。

    USDA(アメリカ農務省によるオーガニック認定制度)によると、大さじ1杯のスピルリナには以下のような栄養素が含まれているとのことです。

    ・たんぱく質 4g

    ・脂肪 0.54g

    他にはビタミンB1(チアミン)、ビタミンB2(リボフラビン)、ビタミンB3(ナイアシン)、銅、鉄、マグネシウム、カリウム、マンガンが豊富

    ではスピルリナは犬にとって良い食材なのでしょうか。

    人間においては、免疫系刺激剤、抗ヒスタミン剤、抗酸化剤、鎮痛剤として研究されています。

    また、高コレステロールと高血圧を軽減することも示されています。

    臨床的な動物実験がされていないため、実際に人間のような効果があるかは不透明です。

    エミリー・ルイサナ博士によると、スピルリナは免疫力向上効果のあるサプリメントに添加されていることが多いと言います。

    与える量

    Photo by Miguel u00c1. Padriu00f1u00e1n on Pexels.com

    犬に対する正確な安全な投与量はまだ検証、報告されていません。

    犬における研究結果が不明のため、人間における研究を参考にして決める必要があります。

    人間の場合、1 日あたり 19 グラムまでの用量は最長 2 か月間安全に使用することができ、それより低い用量の 1 日あたり 10 グラムでも最長 6 か月間安全に使用できたとの結果があります。

    与えはじめは少量から行いましょう。

    あくまで参考程度に。臨床栄養学に長けている獣医師の先生などに聞いてみるのもお勧めかと思います。

    安全なスピルリナの選び方

    第三者機関において検査を行っているブランドを選びましょう。

    成分濃度や栄養表示をよく読みましょう。

    NASC (National Animal Supplement Council) の認証があるとより安心です。

    時にはメーカーに電話して、製品の調達先や毒素の検査方法など、詳しい情報を尋ねることも重要です。

    勿論獣医師に与えて良いか尋ねることも重要です。

    絶対に与えた方が良いものではありませんが、一概に悪いものでもないので、与えたければ自己責任で無理のない範囲で始めましょう。

    ※参考文献

    https://www.dogsnaturallymagazine.com/is-it-safe-to-give-dogs-spirulina

  • 【発酵食品】ケフィアって犬に与えても良いの?その効果と作り方を解説!

    【発酵食品】ケフィアって犬に与えても良いの?その効果と作り方を解説!

    ケフィアとは古くからロシアを中心に食べられてきた発酵飲料でその特徴はヨーグルトよりも強い酸味とシュワっとした口当たり、乳酸菌と酵母菌の両方を持ち合わせていることです。動物性ミルクのほか植物性ミルクでも作ることができます。ケフィアを犬に与えることで発酵食品を食べると得られる効果はもちろん、抗炎症作用や抗腫瘍作用も持ち合わせているスーパーフードです。

    ケフィアとは

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    ケフィアとはロシアのコーカサスまたはカフカース地方で古くから食べられてきた発酵食品です。

    牛乳や山羊のミルク、羊のミルクを使用して、乳酸菌と酵母菌で発酵されます。

    動物性ミルクでなくとも、ココナッツ、オーツ、ライスミルクでも代替可能です。

    伝統的なケフィアは常温で晩かけて発酵させ、昔はヤギの皮袋に入れて戸口にかけて発酵させていました。

    ミルクに入れる乳酸菌と酵母菌のケフィアの素はケフィアグレインと呼ばれています。

    ケフィアグレインがなければケフィアを作ることはできません。

    ケフィアはヨーグルトよりも強い酸味と、

    発酵中にケフィアグレインが二酸化炭素を生成、そのためシュワっとした口当たりが特徴です。

    ケフィアの効果

    Photo by Karolina Grabowska on Pexels.com

    ケフィアは発酵期間の長さにより成分にも差ができます。

    発酵期間がなければ長いほど酸味は増加し、酸味の元となる葉酸の含有量は増加します。

    ラクトース(乳糖)の消化を助ける作用があり、ラクトース不耐症の人にとっては摂取できる貴重な乳製品と言えるでしょう。

    ケフィアに含まれる代表的な乳酸菌、ケフィランはマウスを用いた実験において血圧の上昇を抑制し、血液中のコレステロール生成を抑える効果がありました。

    また同様の実験で、がんなどの腫瘍増殖を抑える効果もみられました。

    61種類もの乳酸菌や酵母菌を含んでいるので、プロバイオティクス成分があります。

    腸の健康を維持し、サルモネラ菌や大腸菌などの有害な菌の増殖、感染を防ぎます。

    発酵食品なので発酵食品に期待できる効果である腸内環境改善効果、免疫力アップ効果、抗アレルギー効果も勿論期待できます。

    他にもケフィアは抗炎症効果もみられます。

    栄養学的には、動物性のミルクを使用した場合、タンパク質の優れた供給源であり、カルシウムとビタミン K の供給源でもあります。

    また、脂肪とタンパク質代謝を助けるビタミンB12とB2、マグネシウムやカリウムなどのミネラルも含まれています。

    抗生物質を服用している犬の場合、ケフィアを食べることにより、抗生物質により殺菌された善玉菌を復活させることができるのでとても効果的です。

    下痢、寄生虫、ストレスに苦しんでいる犬や、高齢犬にも、食事に少量のケフィアを加えると何らかのよい効果が得られる可能性があります。

    ケフィアとヨーグルトの違い

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    お互いに乳酸菌を用いた発酵食品で原材料もよく似ていることから混同されがちなヨーグルトとケフィアですが、実は全くの別物です。

    ⚫︎ヨーグルト

    ・乳酸菌によって発酵

    ・密閉容器に入れられるため販売可能

    ・とろとろしている

    ⚫︎ケフィア

    ・乳酸菌と酵母菌によって発酵

    ・酵母菌が発酵することで二酸化炭素によりガスが発生するため衛生面の問題から日本国内では密閉できず、販売できない。

    (乾燥させて粉末などにしないと販売不可能)

    ・乳酸菌飲料と言われることもあり、水っぽい

    ・ヨーグルトよりも強い酸味

    ケフィアの作りかた

    実はヨーグルトよりも自宅で作る難易度が低いと言われている稀有hぃあですが。その作り方を実際に見ていきましょう。

    ー用意するもの

    瓶容器または牛乳パック、コーヒーフィルター、輪ゴム、牛乳(動物性または植物性のミルク)、漉し器、ケフィアグレイン

    ー手順

    ①お好みのミルク1カップとケフィアグレイン大さじ1を容器に入れます。この時瓶容器内部に2センチほど空きの空間があることが望ましいです。

    ②容器の口にコーヒーフィルターを被せて、輪ゴムで固定します。

    ③室温20度から25度で24時間放置します。

    ④瓶の中身を漉し器で漉して、漉された液体がケフィアです。

    密閉容器に入れて冷蔵庫保存で3週間保存可能です。

    ⑤漉して出てきたケフィアの粒は再びミルクを入れて8個することで新たなケフィア生成のための種になります。

    ケフィア粒は発酵させるたびに成長するので、2週間ごとにサイズが2倍になります。

    ケフィアの与え方

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    乳糖が少ないでとされていますが、プロバイオティクスが豊富に含まれている乳製品のため、初めて摂取したときにお腹が緩くなる可能性があります。

    そのため、少量ずつから始めるのが良いでしょう。

    最初は1日あたり小さじ1/4または1/2だけ、

    徐々に体重16 ポンドあたり小さじ 1 ~ 2 杯に量を増やしていきましょう。

    (1ポンド=約0.454kg 13ポンド=約6kg)

    ケフィアは毎日与えることができます

    抗生物質を服用している犬は腸内の善玉菌も殺菌されてしまうことがあるため、そのよう場合に与える際には、抗生物質を服用してから数時間後に小さじ1〜2杯のケフィアを与えます。

    ティースプーン1杯分を直接与えるか、毎日の食事に少しずつかけて与えてください。

    ケフィアをコングなどの知育玩具に入れて凍らせて使用したり、ブルーベリー、リンゴなどの果物と組み合わせて製氷皿で凍らせて与えても良いでしょう。

    ※参考文献

    https://www.rover.com/blog/can-dogs-eat-kefir

    https://kawashima-ya.jp/contents/?p=12143