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    【犬のダイエット】食いしん坊のための犬のダイエット〜実際の記録と共に〜

    はじめに

    犬の肥満やダイエット、食べ過ぎに悩む飼い主さんは多いのではないでしょうか。

    というのも動物病院に来院する50%は肥満体型の犬という統計もあるくらい、

    現代の飼い犬たちは太り気味と言われているからです。

    我が家の食いしん坊も例外ではなく肥満体型になりました。

    持病で膝が悪かったこともあり、体重管理を一念発起。

    なんと4.5kgから3kgへの大ダイエットに成功しました。

    食いしん坊なので食べ物を制限し過ぎるとかえってイライラし、吠えたりものに当たったりするので食事制限しすぎず!

    適度な運動も取り入れて、お金をあまりかけずに!

    健康な体型へ戻した実録を紹介します。

    どこかの誰かの役に立つことを願って。

    目次

    1. はじめに
    2. 目次
    3. 我が家の食いしん坊
    4. 体重遍歴と試したダイエット法
    5. ダイエット法まとめ
    6. 最後に。

    我が家の食いしん坊

    我が家の食いしん坊は骨格の細い小型犬。

    適正体重は3-4.5kg程度と病院で言われました。

    我が家に生後5ヶ月で来て、

    一度も食事を残したことがないくらい、

    食べなくてもいいものも食べるくらい、

    食いしん坊で、

    初めて犬を飼った我が家で、

    親戚からも可愛がられ、

    欲しいものを欲しいままに与えられ、

    蝶よ花よと可愛がられた結果、

    1歳を過ぎた頃には4.5kgになっていました。

    くびれはゼロ。

    横になるとお腹がぷよんとはみ出ている。

    座るとなんだか漂うどすこい感。

    頼もしく感じる背中。

    動物病院で先生に「随分大きくなりましたねー!」と言われる始末。

    食いしん坊は膝蓋骨脱臼を生まれつき患ってるため整形外科の先生にしっかり言われていましたが、いつのまにか”太り気味”に。

    整形外科の先生は膝の負担を減らすためには

    “痩せ気味”体型でもいいくらいですよとも言われる始末。

    完全に飼い主の責任です。

    膝のためにも、

    いよいよやらねばならないと決意しました。

    目指せ痩せ気味体型!

    体重遍歴と試したダイエット法

    ●4.5kg時

    くびれはゼロ。頼もしい背中。

    座るとどすこい。

    横になるとはみ出るお腹。

    食べていた食事はドッグフード。

    当時与えていたドッグフードは室内犬用のプレミアムドッグフード。

    我が家に迎える前から食べていたフードは我が家に来てしばらくしてから体質に合わなくなったのか便が緩くなり、

    小麦不耐症を疑ったり、

    高脂肪な栄養構成を避けたりしてやっと出会ったドッグフードでした。

    おやつは色々な人から欲しいままにあたえられていました。

    さらに躾のトリーツとしてドッグフードを与えていました。

    勘のいい皆様、勘が良くなくてもお気づきになるでしょう。

    これが我が家の場合の肥満の原因です。

    ドッグフードを適正量与えて栄養満点なところに、さらに嗜好品と余分なフードが与えられているのです。

    多少運動をしたところで体重は増える一方でしょう。

    さてダイエット決めてまずやったことはおやつの禁止でした。

    おやつは嗜好品、きちんと総合栄養食を与えていれば必要ありません。

    ということで潔くおやつを禁止。

    しかし、結果から言うとこれは失敗。

    食い意地の張ってる犬が今まで与えられてたものが無くなった、貰えなくなった、食事だけになった場合、

    小腹が減った時やいつもおやつを食べてた時間におやつがもらえないことが理解できません。

    ましてや食い意地の張ってる食いしん坊です。

    我が家の場合は食べ物が絡むと物凄い執着や集中力を見せる犬だったので、

    おやつをもらえるタイミングや時間、シチュエーションをしっかり覚えてました。

    そして貰えないことがわかるとアピールを始めます。

    アピールと聞くと可愛いですが、実際は大癇癪と表現してもいいくらいでした。

    壁や扉、棚など手当たり次第、手で勢いよく押しました。

    押したと言うか殴ったと言いたいくらいの勢いでした。

    机や椅子、カーペットなどを齧りまくりました。

    怒りをぶつけるように頭を振りながら吠えました。

    立ち上がり前足で飼い主の足をバリバリ引っ掻きました。

    今までおやつをたくさん与えていた人間たちは根負けします。

    何か与えてあげたい、可哀想だと。

    そこで次の作戦に移ります。

    おやつは禁止にせず与えていいことにしました。

    ただし、カロリーの低いものに限定しました。

    我が家が当時よく与えていたものを紹介します。

    ・きゅうり、茹でた大根

    糖質が低い野菜を選んでいました。

    きゅうりは大きめに切って齧ることでストレス発散にも水分補給にもなるのでとても重宝しました。

    大根は辛くないものはスティックにして、からいものは茹でて与えていました。

    ・キャベツ、レタス、白菜

    言わずと知れた葉物野菜。

    緑の葉の柔らかい部分は大きいと下の上、上顎に張り付いてえずくので(慌てて食べるのもありますが)小さくちぎって。

    白い芯や硬いところは大きめにカットしてそのまま与えていました。

    ・サメの軟骨

    脂質も糖質も少なく膝にも良い可能性があると言うことで与えていました。

    市販のおやつはほぼコレ一択。

    最初は味気ないおやつになーんだこれか、、と渋々食べていましたが、

    おやつがこれか野菜だけと分かってくると、

    サメの軟骨でも大喜びするようになりました。

    幸いにも野菜に好き嫌いはなく、

    食べられるならご機嫌らしく食いしん坊のおやつ欲は満たされていた様子でした。

    おやつ作戦でだいぶ体重は減少し、

    するすると3.5kgくらいに変化しましたが、

    ただここからは減りにくくなり、さらに作戦が必要な様子でした。

    ●3.5kg時点

    次に行ったのはドッグフードの量の見直しでした。

    (ちなみによくあるダイエット用のドッグフードは使用しませんでした。

    というのもダイエット用フードはかさ増しや満腹感を増やすため穀物や繊維質の含有量が多く体質に合うものが見つけられず軟便になってしまうことが多かったからでした。)

    ドッグフードの量を現状の体重の規定量与えるのではなく、目指している体重の規定量にしました。

    我が家の食いしん坊の目標体重は2.8-3kg。

    というとこでまずは3kgの1日の食事量に変更しました。

    ただし、ここでも食いしん坊大発揮。

    ごはんが足りないです〜もうお腹減っちゃいました〜あれ?もうご飯食べ終わっちゃったんですけど??みたいな具合になってきました。

    胃袋はまだ縮んでないらしくどうも空腹感があるようで、お腹空いてますアピールが盛んに。

    そこでごはんふやかし作戦に。

    もともと水分をあまり飲まない我が家の食いしん坊なこともあり、満腹感も得られて水分も補えて一石二鳥〜!

    ドッグフードをふやかして与えることにしました。

    高温のお湯は栄養を破壊してしまうのでぬるま湯でふやかします。

    結果はちょっと失敗。

    水分を吸って柔らかくなり、しっかり噛まなくて良くなったので汁物を飲むようにつるりと丸呑みして食べた結果、ご飯を全く食べた気がしませんということになってしまいました。

    そこで早食い防止皿作戦。

    ふやかしたフードを早食い防止皿に入れて与えることにしました。

    早食い防止皿は凹凸があって、その名の通り早食いを防ぐ効果があります。

    これにより早食いは改善、丸呑みしていたことによる消化不良が原因の食糞もしていましたがそれも改善しました。

    さらに、茹で野菜を混ぜてかさ増しを行い、満腹感、食べ応えのある食事にしました。

    (血糖値の急上昇も防げるのでおすすめです。)

    野菜は出来るだけ糖質の低い物を選び、

    ・きゅうり

    ・大根

    ・もやし

    ・きのこ

    ・セロリ

    ・白菜

    ・レタス、キャベツ

    ・トマト

    ・小松菜、ほうれん草  などが定番でした。

    しっかり刻んで、

    生で与えられるものはそのままで。

    消化しにくいものは鰹節や昆布などの出汁と煮てスプーンで潰れるくらいの柔らかさに。

    小松菜やほうれん草は茹でこぼしして。

    1度の食事にスプーン1杯ほど混ぜていました。

    この当時は散歩も毎日しっかり行き、運動量も維持するようにしました。

    ⭐︎繊維質が多いと他の栄養素の吸収を阻害してしまうこともあるのですがダイエットということでそこは目を瞑ることにして、半年に一度血液検査をしてもらい健康状態を注視しておくことにしました。

    ●目標の3kgに!

    ダイエットを始めて10ヶ月ほど。

    食いしん坊は2歳を目前にしていました。

    ついに目標の3kgに!

    くびれもあり、肋が指で触れられます。

    横になっても腹は出てないし、

    後ろ姿もスタイリッシュ!

    整形外科の先生も素晴らしい!

    このまま膝のためにも体重管理しっかり続けてください!手術する際の麻酔リスクを減らすことにもつながりますから、と言われ、

    今後膝を手術治療することも考えていたので、

    この食生活も体重の推移を見ながら維持、調節することにしました。

    ここからクッキーやガムなどのおやつは控えつつも、

    鳥のトサカや馬のアキレスなどの脂質と糖質が低いおやつを中心に幅を少し広げました。

    体重が増加傾向なら、少し食事を見直して、

    体重が減少傾向なら、少し食事を増やしたり与えるものの種類を増やしたりして

    4歳で手術をするまで2.8-3kgを維持しました。

    ダイエット法まとめ

    ・おやつを見直す

    与えなくて済むなら与えない。

    空腹やトレーニングで与えた方が好ましい場合は野菜や脂質や糖質の少ないものを。

    ・食事量の見直し

    目標体重の規定量で食事を与え、物足りないならゆで野菜でかさ増ししたり、フードをふやかしたりして与える。

    ・適度な運動の継続

    毎日の散歩を継続。雨の日など散歩に行けない場合には家の中でボール遊びやかくれんぼなどで体を動かし続ける時間をつくる。

    ・獣医師の先生と相談をしながら。

    骨格や犬種、性別、避妊去勢手術の有無、持病などから適正体重を教えてもらってからダイエットに踏み切るのがおすすめ。

    また太っている原因が食事ではなく病気のこともあります。

    ダイエットを始める前に病気が原因ではないかもチェックしておくと良いでしょう。

    半年に一度ほど血液検査などで健康診断してもらうとダイエットによる食事バランスの変化が体に影響を及ぼしてないか確認できます。

    最後に。

    食事が原因の犬の肥満は飼い主の責任。

    骨格に負担がかかるほか、高血圧や脂肪肝、心臓にも負担がかかります。

    また、手術時や検査時の麻酔の負担も増加します。

    出来ることならば適正体重で健康に生活してもらうのが理想です。

    今回は我が家の食いしん坊のダイエットについてまとめてみましたが、どこかの誰かのためになれば嬉しいです。

  • 【犬の食糞】犬の食糞とは。我が家の長かった犬の食糞悩み、原因解決した方法!

    【犬の食糞】犬の食糞とは。我が家の長かった犬の食糞悩み、原因解決した方法!

    はじめに

    犬の食糞とは食糞(しょくふん)とは、犬が自分の便や他の犬・動物の便を食べてしまう行為のこと。

    一般的に子犬期に多く見られる行動だけど、成犬でも続くケースもあります。

    人間の私たちからすると自分や他の人のうんちを食べるなんて全く理解できない行動なわけで、

    「なんで食べちゃうの?」「体に悪いのでは?」と心配になりますよね。

    私も初めて見た時はぎょっとしてしまいました。

    注意!このブログではうんちという言葉がたくさん出てきます。

    お食事中の方やうんちの話が苦手な方はUターン推奨します。

    目次

    1. はじめに
    2. 目次
    3. 犬の食糞の原因
    4. 子犬特有の食糞
    5. 食糞は犬の体に悪いか
    6. 食糞を治す方法
    7. 我が家の場合
    8. 我が家の場合の解決法
    9. 最後に

    犬の食糞の原因

    Photo by Vinicius A. Nascimento on Pexels.com

    ひとことに食糞と言っても原因はいくつかあって、単純に「いたずら」や「癖」ではないことが多いです。

    ●栄養バランスの偏り/消化不良

    消化が不十分で便に栄養や匂いが残っていると再び食べたくなることも。

    特にたんぱく質や消化酵素の不足により、

    高タンパク・高脂肪のフードが消化しきれず、便に食欲をそそる匂いが残る場合は食べてしまうことも。

    我が家の食いしん坊は野菜の未消化でも食糞してました。

    ストレスや退屈

    精神的なものからくる異食行動であることも。

    留守番時間が長い、運動不足、構ってほしい気持ち、寂しいなど満たされない気持ちからそのような行動に出ることもあります。

    清潔本能

    母犬は子犬の便を食べて巣を清潔に保つ習性がありました。

    その名残として、汚れたところを一生懸命綺麗にしようと食糞してしまう犬もいます。

    真面目な性格の子に多いとも言われていますが、ベッドとトイレが近い場合やトイレから離れられないケージの中などで食糞することが多いです。

    (犬は基本的には綺麗好きでトイレと寝る場所は離しておきたい傾向にあります。)

    ●飼い主の反応

    食糞をした時に「ダメ!」と強く反応されると、「注目されている!」と学習する場合も。

    また、飼い主があわててうんちを掃除しにくるのを見て、取られまいと食べたくも無いのに食べてしまうことも。

    ●消化器や膵臓の不調

    消化酵素不足や腸内環境の乱れによるものも。

    いずれも消化不良につながり、美味しいうんちができることに。

    子犬特有の食糞

    Photo by Torsten Dettlaff on Pexels.com

    成犬と見た目は同じ行動でも、子犬の食糞の背景には「発達段階」や「学習経験」の差がありまふ。

    子犬期はまだ体も心も未発達なので、

    成犬とは違う“自然な行動”や“学びの途中”としての食糞が多い傾向にあります。

    ●本能的な学習行動

    生まれて間もない頃、母犬が巣を清潔に保つために便を食べる姿を見て、子犬が真似することがあります。

    ●栄養吸収の未熟さ

    子犬は特に消化機能が発達途中のため、便に未消化の栄養が多く残り「おいしそうな匂い」と感じて食糞することも。

    ●好奇心・探究心

    なんでも口に入れて確かめる時期。

    おもちゃ、草、便…すべて「これは何だろう?」と好奇心旺盛にチャレンジしてみちゃうことも。

    うんちを片付けるのを少し遅れてハッと見たらうんちで遊んでるうんちまみれの子犬が、、なんてことありましたよね?(我が家だけ?)

    ●飼い主の反応

    飼い主さんが強く反応すると「注目された!喜んでる!」と勘違いして食糞を続けてしまうケースも。

    ●トイレ環境の不安

    子犬といえばトイレトレーニング。

    子犬も人間も試行錯誤してお互い頑張っていると思いますが、トイレを失敗して叱られた経験があると、怒られたく無いので証拠隠滅で便を食べるようになることも。

    食糞は犬の体に悪いか

    基本的に自分の便であれば大きな健康被害は少ないものの、腸内細菌のバランスが崩れたり、口腔トラブルを起こすリスクがあります。

    自分のうんち以外も食べるようになってしまい

    他の犬や動物の便を食べた場合は、

    寄生虫や感染症(ジアルジア、コクシジウムなど)の危険があるため注意が必要です。

    食糞の原因解明のためにも、食糞による感染症感染防止のためにも便検査を受けるのもおすすめです。

    食糞を治す方法

    Photo by Lum3n on Pexels.com

    これは飼い主さんの工夫となにが原因かに気づけるかが解決の鍵です。

    食後すぐに片付ける

    食糞のチャンスを与えないのが一番確実。

    排泄後すぐに片付ける習慣を。

    ただ犬の注意を引いてうんちを回収するのがおすすめです。

    犬によっては飼い主がすぐに取りにきたのを見て大事そうなものだからあげたくなーい!と慌てて口に入れる犬もいるからです。

    ② 食事の見直し

    消化しやすい食事・酵素・善玉菌(プロバイオティクス)を取り入れる。

    犬によってどのくらいのタンパク質や脂質、野菜や果物などを消化できるかは個体差が大きく、同じように育てて同じ食事を与えてもうんちの状態は異なったりします。

    うんちの中に未消化の野菜や固いおやつは残ってないか、脂質やタンパク質の量は多く無いか手作り食の場合は栄養を計算し直して、ドッグフードは成分表を見直してみましょう。

    ③ 「無視」も有効

    食糞しても騒がず、静かに片付ける。

    反応しないことが再発防止になることもあります。

    これは特に飼い主がうんちを必死に掃除しにくるのを見て取られまいと口に入れるわんちゃんにおすすめの方法です。

    ④ ストレスケア

    犬が満たされていないことが原因の場合、散歩や知育トイ、コミュニケーションなど犬のために過ごす時間を増やすことで犬の心の満足度を上げストレス緩和に繋げます。

    ストレスケア効果のあるハーブなどもおすすめです。

    ⑤ サプリ・補助食品

    市販の食糞防止サプリや苦味スプレーなども一時的にサポートに試してみるのもおすすめ。

    我が家も何種類か試しました。

    効果の有無は個体差が大きく原因がわからず食糞を防ぎたい場合には試してみるのがおすすめです。

    市販サプリメントのほか、パイナップルもおすすめです。

    消化と吸収の過程を経てうんちの形になった時に犬にとっては苦味を感じる成分に変化するようで苦いうんちにすることができるそう。

    これも個体差があり、パイナップルを食べるか否か問題もあるので試してみるのがおすすめです。

    ちなみに我が家の食いしん坊はパイナップルの酸味が苦手だそうでそのままでは食べず、お肉と炒めて少し甘味が出たものを食べていましたが食糞に対して効果はありませんでした。

    ちなみに食糞防止シロップも使ってみましたが、我が家の食いしん坊には効果がありませんでした。

    我が家の場合

    我が家の食いしん坊は、うちに来て2週間ほどでもともと食べていたフードがなぜか合わなくなってしまったようで慢性的な軟便に。

    その頃に食糞もはじまり、最初は子犬特有のものでしょうと言われ時間が解決すると言われたのもあり、様子を見ていました。

    しかし、

    子犬期が終わる1歳を過ぎても直らない、フードを変えてゆるくない安定したうんちになっても直らない食糞。

    いよいよこれは子犬期特有の食糞の範疇を超えてきているのでは無いかということにたり対策に乗り出すことになりました。

    我が家の場合の解決法

    まず試したのはすぐにうんちを片付ける方法。

    我が家の食いしん坊が綺麗好きで片付けられるのを待っていられずうんちを食べてしまうのなら、すぐさま片付けてあげましょう!ということでうんちをしたらすぐ片付けることに。

    しかしこれは解決するどころかかえって悪化の道を進めることになりました。

    人間たちが必死にうんこを取りにくるものだから、食い意地が張っていてフードアグレッションの傾向がある食いしん坊は取られまいと焦って食べるように、、

    自分から食べたくて食べているというより取られたくなくて慌てて口に入れている感じでした。

    作戦変更。

    次は人間たちはうんちなんて興味ありませんよ〜と放置してみることにしました。

    うんちをしてもだれも慌てて取りに行かず、少し様子を見てから落ち着いて掃除しに行きます。

    これが解決のヒントを掴めることにつながりました。

    うんちをした食いしん坊をよく見ていると、食べるうんちと食べないうんちがあるようで、匂いを嗅いでどうも判断している様子。

    ということは、うんちを食べたく無い不味いうんちにすればいいのでは!ということで、我が家はフンロップ、フンロップゴールド、パイナップルをひとつずつ試してみることに。

    事前の情報収集ではフンロップゴールドはオーガニック系のフードには効きづらいとかなんとかだったので普通のフンロップも用意して(真偽、理由は不明)、うんちが苦くなるパイナップルも与えてみました。

    結果は惨敗。

    全然普通にうんち食べてました。おかしい。

    なにがそんなにうんちに惹かれるのか。

    もちろん食事も満足に与えています。

    最後に消化不良の可能性を考えました。

    フードは何種か低脂肪のものや低タンパク質のものに変えても直らなかったので、脂肪分やタンパク質の未消化ではなさそう。

    改めて食いしん坊の食べる様子を見ていると顔がお皿にぶつかるのも他所にまともに噛まずに掃除機のように食べています。

    フードではなく晩に与えている手作り食の場合も消化不良が食糞の原因を疑い、いつもより刻んで柔らかくしてを心がけて与えていましたが丸呑みするので便にそのまま出ていました。

    ???

    ここでお気づきの方もいるかもしれません。

    我が家の場合は”早食いによる消化不良で食糞していた”が答えでした。

    この時すでに食いしん坊は2歳ごろになっており、幸運だったことは他の犬のうんちには全く興味がなかったこと、食糞が続いていても体調は悪くならなかったこと、便検査や血液検査も問題なかったことでした。

    食事はいつもと同じドライフードと手作り食、手作り食の場合は消化しやすいよう野菜類は柔らかくすることを心がけて、早食い防止皿に入れて与えました。

    するとなんということでしょう。遂に食糞が治ったのです!!!

    あれだけ苦労した食糞はフードボウルを変えただけで直りました。

    もちろん年齢的な要素もあるかもしれませんが、うんちに過剰な関心がなくなり食べなくなったのは良かったです。

    今でもおやつに野菜を食べて便に野菜がたくさん出ていたりすると食べることもたまにあるので、極力生野菜は与えないようにし消化しやすい形に料理してから与えるようにしています。

    最後に

    食糞は「しつけが悪い」わけではなく、犬なりの理由があります。

    原因を知って、焦らず根気よく向き合えば必ず改善します。

    私の経験が、同じ悩みを持つ飼い主さんの参考になれば嬉しいです🐾

  • NMNって知ってる?犬も人も注目の若返り成分とは。

    NMNって知ってる?犬も人も注目の若返り成分とは。

    はじめに

    1日でも愛犬とは一緒にいたいと思う人は多いのではないでしょうか。

    近年犬も長寿命化していますが、ここで注目されているのがアンチエイジングや老化を遅らせる食材や成分などです。

    その中でも近年スポットライトが当たっているのがNMN

    NMNってなに?と言うことから効果や犬への取り入れ方、副作用や安全性などについてまとめてみました。

    目次

    1. はじめに
    2. 目次
    3. NMNとは
    4. NMNの体の中での働き
    5. NMNの主な期待効果(ヒト・動物実験ベース)
    6. NMNを犬に与えることで期待されるメリット
    7. NMNの安全性と副作用
    8. NMNを犬に与える際の注意点
    9. NMNと似た効果を持つ成分
    10. NMN投与してもいいかもな犬
    11. NMN投与が向いていない犬
    12. NMNの用量目安(犬)

    NMNとは

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    NMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド / Nicotinamide Mononucleotide)」は、近年“若返り成分”として注目されている成分です。

    英語の略語で横文字だしなんだそりゃ?って感じですよね。(私もそうでした。)

    簡単に言うとNMNは、体の中で「NAD⁺(ニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチド)」という物質に変わる前駆体です。

    このNAD⁺は、細胞のエネルギー代謝DNAの修復老化制御に深く関わるとても重要な分子です。

    つまりNMNは今期待されている若返り成分成分ということなのです。

    NMNの体の中での働き

    ビタミンB₃(ナイアシン)

    → NMN

    → NAD⁺

    というふうに変化します。

    年齢とともに体内のNAD⁺が減少すると、エネルギー代謝の低下、老化の進行、細胞の修復力低下などが起こるため、NMNを補うことでそれをサポートしようという考え方です。

    NMNの主な期待効果(ヒト・動物実験ベース)

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    ・細胞レベルの老化抑制

    ミトコンドリア活性化(=エネルギーUP)

    肌のハリ・ツヤ改善

    記憶力・集中力の向上

    睡眠の質改善

    代謝改善・脂肪燃焼促進

    ※ただし、これらはまだ研究段階。

    人間の長期的効果は今も検証中で、犬に対しての効果もまだまだ研究段階にあります。

    NMNを犬に与えることで期待されるメリット

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    犬の体でも、NMNは同じようにNAD⁺(ニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチド)に変換され、エネルギーや老化制御の鍵を握ります。

    細胞の修復が促進、DNA損傷修復の促進されることで細胞老化の遅延が期待できます。

    エネルギー代謝 に関与し、ミトコンドリア機能改善、体力低下予防が期待できます。

    血流改善、心臓機能の維持のほか認知機能・記憶のサポート、老犬の認知症予防の可能性、新陳代謝が促進され、ツヤ・毛並みの改善、皮膚被毛の健康維持も期待されています。

    ただし、人間ベースでの研究もまだ十分ではなく動物におけるNMNの投与における安全性・適正量の研究はまだ少ないのが現状です。

    マウスでは老化予防や代謝改善の報告がありますが、犬への臨床データはまだ十分ではなく、

    現時点では「可能性はあるが慎重に扱う成分」もしくは「これから将来の研究に期待するもの」と言った感じでしょうか。

    いずれにせよNMNはかなり先進的な未来的な存在なのは確かです。

    NMNの安全性と副作用

    NMNは体内で「NAD⁺」という補酵素に変換され、細胞のエネルギー代謝・老化抑制・ミトコンドリア機能の維持などに関与します。

    マウスやラットでの試験では、体重1kgあたり300〜500mgの高用量でも大きな副作用は確認されていません。

    犬への直接的な研究はまだ少ないものの、低用量(体重1kgあたり2〜10mg程度)では副作用報告はほぼありません。

    ただし長期投与の安全性は未実証のため、短期間のアンチエイジングサポートや疲労回復目的にとどめるのが安全です。

    想定される副作用(過量または個体差による)

    ・軽い胃腸不調(下痢・軟便)

    ・食欲低下

    ・まれに眠気や活動性の低下(代謝調整が起こるため)

    NMNを犬に与える際の注意点

    人間用NMNサプリをそのまま犬に与えるのは 推奨されません。(濃度が高すぎること、適正量の調節が困難なことより)

    また、吸収効率や代謝が人間と異なるため、動物用に設計された製品を与えることが望ましいです。

    NMNのサプリメントは品質差がとても大きいとも言われています。(安価なものは吸収率が低い場合も)

    サプリメントのなかでもNMNのものは比較的高価(1ヶ月分で1〜3万円程度)と言われており継続にはそれなりにお金がかかります。

    かといって効果が確実に認められた医薬品ではないので、「若返りが確実に起きる」というものでもありません。

    持病(肝疾患・心疾患など)のある犬は特に注意が必要になり、無理は禁物です。

    与えたい場合には獣医師さんと相談を。

    NMNと似た効果を持つ成分

    Photo by Elle Hughes on Pexels.com

    NMNはまだ効果がどれだけ出るかわからないものだし、高価だな、、、

    そんな飼い主さんに注目してほしいNMNと似たようなアンチエイジング成分、抗酸化作用効果がある成分もまとめてみました。

    ・ナイアシン(ビタミンB3)

    NAD⁺の原料。NMNの上流物質。

    体内でNMN→NAD⁺に変換される自然経路。

    過剰摂取は肝臓負担あり。

    ・コエンザイムQ10(CoQ10)

    ミトコンドリアのエネルギー生成を助ける。 心臓・筋肉・脳のサポート。

    特にシニア犬に勧められることも多く研究実績も豊富。

    ・レスベラトロール

    サーチュイン遺伝子活性化(=NMNと同じ経路)。

    赤ワインやブドウ由来。

    抗酸化・抗炎症・長寿遺伝子活性化。

    ・α-リポ酸

    抗酸化作用+エネルギー代謝サポート。

    糖代謝や神経保護にも良い。

    ・カルニチン

    脂肪酸をエネルギーに変換する。

    シニア犬や運動量の多い犬に。

    心臓ケアにも使われる。

    NMNはまだまだ研究段階なのでこれらのような成分と併用することもおすすめとのこと。

    NMN投与してもいいかもな犬

    以下のタイプの犬には、NMNの投与で比較的メリットが期待できます。

    高齢犬(細胞エネルギーの低下を補いたい場合)

    運動量が多い犬(筋疲労・酸化ストレス対策)

    代謝が落ちてきた犬(食欲低下や被毛ツヤの減少)

    病後や手術後の回復サポート

    生食派、無添加食派で自然な代謝活性を目指す飼い主さん

    NMN投与が向いていない犬

    以下の条件に当てはまる犬は注意または避けた方が安全です。

    成長期(1歳未満)の犬

    → 細胞分裂が活発な時期に外的な代謝促進はリスクがある。

    肝臓、腎臓に持病がある犬

    → NAD⁺代謝の排泄・分解経路に負担がかかる可能性。

    妊娠・授乳中の犬

    → 胎児・乳仔への影響データがないためわざわざ挑戦するリスクを取る必要はないように思います。

    すでに複数のサプリを摂取している犬

    → 代謝経路が重複し、吸収効率やバランスが乱れることも。副作用が出やすくなることも考えられます。

    NMNの用量目安(犬)

    人間換算では「体重1kgあたり5〜10mg前後」が目安とされています。

    基本的にはサプリメントに記載のある規定量を守ることが重要ですが、

    犬の場合、以下のように投与量調整するのが安全域です。

    体重 推奨NMN量(目安)

    3kg 10〜20mg/日

    5kg 20〜40mg/日

    10kg 40〜80mg/日

    20kg以上 80〜150mg/日

    ●ポイント

    半量を朝晩に分けてもOK 

    体重に関わらず最初はごく少量(3-5mg)からスタート。

    疲労時や運動をした日のみでも。

    継続して投与する場合は2〜3週間単位で様子を見ること。

    朝の食事時に与えるとエネルギー代謝が効率的。

    より効果的な「NAD⁺ブースト」を狙うなら、ビタミンB群(特にB3, B2)との併用が効果的。

  • 【胃液嘔吐】空腹で胃液嘔吐?する犬としない犬の違いと総コレステロール値との関係、対策とケア方法

    【胃液嘔吐】空腹で胃液嘔吐?する犬としない犬の違いと総コレステロール値との関係、対策とケア方法

    はじめに

    皆さまの愛犬は胃液の嘔吐をしたことはありますか?

    空腹だったり、胃が荒れていたり胃液の過剰分泌だったり、、

    原因は様々ですが実はコレステロール値も関係しています。

    また意外と知らない胃液嘔吐した後のケア方法や対策もまとめてみました。

    目次

    1. はじめに
    2. 目次
    3. 胃液の嘔吐の種類と原因
    4. 胃液の嘔吐をする犬としない犬の差
    5. 胃液を吐かせないための対策
    6. 胃液を吐いた後のケア方法

    胃液の嘔吐の種類と原因

    Photo by Steshka Croes on Pexels.com

    ⚪️白い胃液(泡がある)

    白くて泡立った、少しネバネバした液

    口の端に泡がつくことも

    【白い胃液の正体

    逆流した胃酸

    ・胃の中が空っぽの状態で胃酸が過剰分泌

    ・胃酸が胃粘膜を刺激し、体が反射的に吐き出す

    ・唾液や粘液と混ざるため、白く泡立って見える

    【原因】

    ・夜ごはんが早く、朝食までの時間が長い

    ・緊張・ストレス(胃酸分泌が増える)

    ・胃炎・軽い胃酸過多

    ・消化不良(消化しにくい食べ物や自分の毛、異物など)

    🟡黄色い胃液

    やや透明感のある黄色い液体

    強い酸臭や苦み(胆汁の独特の匂い)

    【黄色い胃液の正体

    胆汁

    ・胃が空っぽのとき、十二指腸から胆汁が胃へ逆流する

    ・胆汁には強いアルカリ性があり、胃酸と混ざることで胃粘膜を刺激

    ・慢性的に続くと「胆汁性胃炎(bilious vomiting syndrome)」と呼ばれる状態に

    【原因】

    ・食事間隔が長い

    ・胃の運動(蠕動)が弱い

    ・コレステロールや胆汁酸代謝の異常(=総コレステロール低値の犬で起こりやすい

    ・脂肪が極端に少ない食事

    🔴血が混じっている、ピンクや赤の胃液

    【血混じり胃液の正体

    ・鮮やかな赤・ピンク

    新しい血液 食道・胃の表面からの出血(胃炎・潰瘍など)

    ・茶色〜コーヒー色

    胃酸で変色した古い血液 胃や十二指腸の深い出血(潰瘍・びらん)

    ・少量の血が泡に混ざる

    胃粘膜の小さな損傷 強い嘔吐による一時的な血管切れや炎症

    ・黒っぽい液体(タール様)

    消化された血液 深部出血(胃潰瘍・腸出血) ⚠️要受診

    【原因】

    胃粘膜の炎症や潰瘍

    空腹嘔吐や慢性的な胃酸過多が続くと、粘膜がただれて出血

    長期間のステロイド・NSAIDs(痛み止め)使用も原因になる

    胆汁逆流による刺激

    胆汁が繰り返し胃に逆流して炎症を起こす「胆汁性胃炎」

    黄色の嘔吐から進行して赤い嘔吐になることも

    強い嘔吐反射による粘膜損傷

    何度も嘔吐するうちに、胃や食道の毛細血管が切れる

    少量の血が混ざるケース(軽度なら一過性のことも)

    異物や誤食

    骨・プラスチック・草などが胃壁を傷つけて出血

    出血性疾患・肝疾患・腫瘍

    血液凝固異常や肝不全、胃腫瘍による出血

    この場合は血の色が暗く、粘液が多い

    【⚠️】

    少量のピンク色の泡を1回だけ なら数時間様子見OKだが再発注意、安静に。

    繰り返し吐く、茶色・黒っぽい液体を吐く場合には早めに受診、

    嘔吐+ぐったり・食欲なし・歯茎が白い場合には緊急性が高いできるだけ早く受診

    胃液の嘔吐をする犬としない犬の差

    Photo by Nancy Guth on Pexels.com

    ①個体差(胃の強さ)

    胃の粘膜の強さは個体差が大きくあります。

    ②食物繊維や固いものの感受性(消化力)

    野菜や果物をどれだけ消化できるかというのも大きな個体差があります。

    たとえ消化できていたとしても体に無理を、負担をかけ過剰に消化液を分泌させてしまっていた場合にも少しの空腹で胃液や胆汁を嘔吐することにつながります。

    ここからは我が家の話ですが、

    我が家の1匹は野菜をたくさん食べてもへっちゃら、空腹で嘔吐した経験は一度か二度と程度。

    かたやもう1匹は1時間ほど食事が遅れただけでもしょっちゅう嘔吐し、

    その嘔吐と食べている食事が関連付けられその食事を忌避、食べられるものがどんどん少なくなりました。

    もともと食にあまり興味がない上に、食べる好き嫌いまで増えて大変でした。

    この消化力の差は食べている食事の影響やもともとその犬が持つ体質などにもよります。

    腸内環境や消化酵素や胆汁分泌が弱いことも消化力が弱く、食べ物が胃に残っている時間が長くなります。

    ③コレステロール値の高さ

    (そもそもコレステロールとは)

    コレステロールはイメージだと生活習慣病に関わるような成分で悪者のように思われがちですが、実は犬の体にとって非常に重要です。

    主な働き:

    ・細胞膜の材料(特に腸や胃などの粘膜細胞を守る)

    ・胆汁酸(脂肪の消化に必要)の原料

    ・ステロイドホルモン(コルチゾールなど)の材料

    ・脂溶性ビタミン(A・D・E・K)の吸収サポート

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    コレステロールが低い状態(低コレステロール血症)は、栄養吸収や粘膜の保護に支障が出ます。

    ⚫︎消化器に関係する影響

    胆汁酸の生成不足 

    → 脂質消化がうまくいかず、脂肪便・下痢

    粘膜バリアの低下 

    → 胃酸による刺激を受けやすくなり、嘔吐や胃炎

    胃粘膜の修復能力の低下 

    → 空腹時の胃酸で傷つきやすくなる

    つまり結果として、

    コレステロールが低い=胃腸がデリケートになりやすい」という状態になります。

    食事の内容としては低脂肪食を与えているとコレステロールが低くなり胃液を吐きやすくなる傾向にあります。

    また、高繊維食は消化不良による胃への負担とと消化液の過剰分泌を招き胃液の嘔吐が起こりやすくなる傾向にあります。

    低コレステロールになる原因として低脂肪食のほかに

    慢性下痢、消化不良、肝機能低下(=コレステロールを合成できない)、甲状腺機能亢進症や副腎皮質不全が挙げられます。

    ④食事をきちんと食べる犬かどうか(良好な食事間隔)

    胃液の嘔吐は基本的に空腹だと起こりやすいもの。

    食べムラがあったり、食事にあまり興味がなかったりする場合には空腹になり胃液を嘔吐する原因になります。

    空腹の時間が長くならないようにしっかり間隔を空けすぎず食事を摂ることが基本的に重要です。

    これは1日1食の場合にも同様になります。

    ⑤ストレスの感受性

    胃液の嘔吐の原因に胃が荒れる、胃酸の過剰分泌も挙げられます。

    人間が緊張やストレスで胃がキリキリ痛む人がいるように犬も緊張やストレスにより消化器に負担がかかる場合があります。

    ストレスの影響が消化器に出るかどうか、ストレスに対する感受性がどのくらいあるのかは個体差が大きいですがしっかり個性を見極めて対策してあげましょう。

    胃液を吐かせないための対策

    ⚫︎食事管理

    ・空腹時間を長くしない(夜食や寝る前の軽食)

    ・一日の食事を3〜4回に分ける

    ・胃酸を刺激しないよう、適度な良質脂質(オメガ3・MCTオイルなど)を加える

    ・消化しやすい療法食(獣医さんと相談を)

    ⚫︎栄養

    ・適正な脂肪量を確保する(極端な低脂肪食はNG)

    ・胆汁分泌を助ける → レシチンビタミンE

    ・胃粘膜保護 → スリッパリーエルムアロエベラなどのハーブも有効

    胃液を吐いた後のケア方法

    Photo by Pixabay on Pexels.com

    1. すぐに絶食させる

    胃を休ませようと「1食抜く」「半日食べさせない」のは逆効果。

    空腹時間がさらに延びて胃酸が増え、

    嘔吐が悪化し、粘膜がより炎症を起こす可能性があります。

    空腹が続き「また吐いた」→「また絶食」→「慢性化」という悪循環になることも。

    代わりに:

    → 少量でいいのでぬるめのおかゆ・山羊ミルク・白身魚ペーストなどを与える

    ⭐︎水分と消化のいい食べ物を。

    2. 水を大量に飲ませる

    嘔吐後の水分補給を焦って「たくさん飲ませる」のは危険。

    一度に多く飲むと、胃が急に冷え・刺激されて再び吐くことが。

    また、胃液で荒れた粘膜を水が刺激して胃の痛みを強めることも考えられます。

    代わりに:

    少量ずつ(数口ずつ)を時間をおいて与える

    → 水が飲みにくい子はぬるま湯やヤギミルクを薄めて与える

    ⭐︎無理せず与えず歯茎の渇きや歯茎を押して色の戻りの遅さや皮膚を引っ張り皮膚の戻りの遅さで脱水しているかをチェック。

    病院で皮下点滴してもらうのもオススメです。

    3. 強い匂いや刺激のあるフードを与える

    消化が早そうだから、このみのもよだからとツナ缶・チーズなどを与えるのはNG。

    胃酸分泌をさらに刺激して胃炎を悪化したり、強い匂いで嘔吐反射を起こすこともあります

    代わりに:

    → 白身魚、鶏むね肉、さつまいもなど匂い控えめで消化の良いもの

    4. 「吐いた=病気だ」と自己判断してサプリ・薬を使う

    人間用の胃薬やサプリを安易に与えるのは危険。

    成分により胃酸抑制が過剰になり、消化不良を招き、

    一部食材(ターメリックやミントなど)は胃酸分泌を刺激することも考えられます

    代わりに:

    → 胃粘膜保護を意識したナチュラルなもの(スリッパリーエルム・アロエベラ)を検討

    → 頻繁な嘔吐がある場合は獣医で血液検査(コレステロール・肝臓系)を確認

    5. 吐いた後すぐ運動させる

    「元気そうだから」と散歩やボール遊びに出すのは要注意。

    嘔吐直後の胃は酸で荒れているため、振動や圧力で再嘔吐の可能性があります。

    特に階段やジャンプなどの上下運動は腹圧がかかって胃が刺激されます。

    代わりに:

    → 吐いた直後は30分~1時間ほど安静に

    → その後、軽い散歩程度から再開

    6. 毎回「吐いても元気なら放置」

    慢性的な空腹嘔吐は、胃炎・胆汁逆流・ホルモン異常(副腎や甲状腺)のサインのことも。

    特に総コレステロール値が低い子では、粘膜が弱く嘔吐が続く傾向にあり放置すると慢性胃炎→食欲不振→体重減少の悪循環に。

    (ちなみに我が家の犬もこのパターンになること多々)

    代わりに:

    → 2回以上/週であれば食事間隔の見直し+血液検査を。

    胃が荒れて吐いてしまう場合には点滴なども検討。

  • 【犬知識伝播】犬には鎖骨がない!?鎖骨がないからできることできないこと、やってはいけないこと、健康ストレッチの方法も紹介!

    【犬知識伝播】犬には鎖骨がない!?鎖骨がないからできることできないこと、やってはいけないこと、健康ストレッチの方法も紹介!

    はじめに

    私は犬に鎖骨がないことは知っていたのですが、

    先日知らなかったとすごい驚かれている長年犬と暮らしている方を見かけたので

    意外と知らないのか!?と思い記事にしました。

    目次

    1. はじめに
    2. 目次
    3. なぜ犬には鎖骨がないのか
    4. 鎖骨がないことで犬が“できること”
    5. 鎖骨がないことで犬が“できないこと”
    6. 鎖骨がないことに関連して注意したい飼育ポイント
    7. 犬の肩を強く健康に保つために。

    なぜ犬には鎖骨がないのか

    Photo by Valeria Boltneva on Pexels.com

    人間をはじめ多くの哺乳類には、肩と胸骨をつなぐ「鎖骨(さこつ)」があります。

    人間の場合、鎖骨は腕と体幹を繋いでいます。

    これにより、私たちは腕を押したり、

    持ち上げたり、振り回したりすることができます。

    しかし犬には、鎖骨が退化しており、骨として機能していません。

    犬には鎖骨がないため、犬は前肢で押したり持ち上げたりできません。

    鎖骨がない代わりに犬の肩は、動きと安定性を担う25個の筋肉と軟骨で構成されています。⁣

    犬の体は、走る、跳ぶ、そして曲がるといった四足歩行での移動のために骨格が設計されています。

    犬が鎖骨の代わりに持つ小さく柔らかな軟骨のおかげで犬はスピード出して走ることができ、俊敏な動きができてori,

    犬の肩にある25個の筋肉は、安定性と柔軟性という、ほぼ相反する役割を担っています。

    鎖骨があると肩の動きが制限されやすくなりますが、

    鎖骨がないことで犬は肩甲骨(けんこうこつ)が体の側面で自由に前後へ動くようになり、

    その分、ストライド(歩幅)を大きく取れるようになりました。

    つまり、鎖骨がないのは「俊敏さ」「スピード」「しなやかな動き」を得るための進化なのです。

    鎖骨がないことで犬が“できること”

    鎖骨がないことで、犬には次のようなメリットがあります。

    ⚫︎ダイナミックな走りができる

    肩甲骨を自由に動かすことで前脚の可動域が広がり、

    速く走ったり高く跳んだりできるようになります。

    ⚫︎衝撃を吸収しやすい

    前脚と胴体の間に「柔軟な筋肉と腱」があり、

    走る・着地する時の衝撃を和らげます。

    ⚫︎地面の感触を敏感に感じ取れる

    鎖骨がない分、前脚の振動や感覚がダイレクトに筋肉へ伝わり、

    地形やバランスの変化を素早く察知できます。

    鎖骨がないことで犬が“できないこと”

    反対に、鎖骨がないことで人間や他の動物のようにできない動きもあります。

    ⚫︎前脚を“横に開く”動作が苦手

    肩が自由に動く分、外側へ大きく広げるような動きは苦手。

    (だから犬は「バンザイ」ポーズや腕を横に広げることができません。)

    ⚫︎物を“掴む”・“持つ”動作ができない

    肩の構造上、手を器用に使うことができず、物を押さえる・引き寄せるといった動きに限られます。

    鎖骨がないことに関連して注意したい飼育ポイント

    犬の肩まわりは、骨ではなく筋肉と腱で胴体にぶら下がっているような構造です。

    そのため、飼い主として以下の点に注意が必要です。

    ⚫︎ハーネス選びに注意!

    肩甲骨の可動域を妨げるハーネスは、歩き方や姿勢に悪影響を与えることがあります。

    → 肩の動きを邪魔しない「Y字型ハーネス」や「前胸が開いたタイプ」がおすすめ。

    ⚫︎過度な段差の上り下りやジャンプに注意

    柔軟とはいえ、肩関節に負担がかかりやすいため、ソファや階段の昇降は控えめに。

    ⚫︎犬の前足の脇に手を入れて持ち上げるのはNG

    人間の子供を抱き上げるように前脚の脇に手を入れて持ち上げるのは実は危険な抱き上げ方。

    鎖骨がなくバンザイができない犬を強制的にバンザイさせるようなもので肩に大きな負担がかかります。

    お腹の下とお尻を持ちゆっくり持ち上げるようにしましょう。

    犬の肩を強く健康に保つために。

    マッサージやストレッチは筋肉ケアが肩の健康維持に効果的。

    肩甲骨まわりの筋肉が硬くなると可動域が狭まり、

    歩き方にクセが出ることも。

    軽く撫でたり、肩甲骨を優しく動かすだけでも習慣にすると◎ 

    強くしなやかな肩の筋肉は、四肢が自由に動くために重要な存在です。

    等尺性運動(動きのない運動)から始めましょう。

    例えば、

    ・まっすぐに立ち、頭を片方の肩よりももう片方の肩に近づける

    (例:クッキーを肩に当てる)、

    ・足を出さずにおやつに手を伸ばすなどです。

    この運動は、低い床面(最初は2.5~5cm)に立つことで難易度が上がります。

    必ず滑りにくい床面で行ってください。

    また、年齢、怪我、健康状態など、

    他の要因により愛犬に適しているかどうかわからない場合は、獣医師または犬のリハビリセラピストにご相談しましょう。

    💡豆知識:

    猫も犬と同じく鎖骨が退化していますが、猫の方がわずかに鎖骨の名残が残っており、木登りなどでバランスを取るときに使うことがあります。

  • 【犬の腸活】レジスタンドスターチって知ってる?小腸に負担をかけずに食物繊維的メリットを得られる犬にもおすすめな腸活成分!

    【犬の腸活】レジスタンドスターチって知ってる?小腸に負担をかけずに食物繊維的メリットを得られる犬にもおすすめな腸活成分!

    はじめに

    無限大の可能性を秘めている腸は様々な疾病や症状に影響や関係があるとされています。

    未だ不明瞭で研究結果が不足していることもありますが、日々新しい情報が出てきています。

    そんな中でもレジスタントスターチは最近注目されている成分。

    でんぷん質のものは犬の小腸に負担がかかるとも言われている一方で、小腸への負担を最小限にいいところだけを利用できる成分です。

    犬の腸活や手作り食を与えていて炭水化物の与えかたに悩む飼い主さんなどにぜひみていただきたい内容になっています!

    少し長いですがぜひご覧ください。

    目次

    1. はじめに
    2. 目次
    3. レジスタントスターチとは
    4. 犬におけるレジスタントスターチのメリット
    5. 通常の食物繊維との違い
    6. 犬が食べられるレジスタントスターチを含む食材例
    7. レジスタントスターチの種類の効果の違い
    8. レジスタントスターチを効果的に取り入れる実践レシピ
    9. グリーンバナナと加熱の関係〜グリーンバナナパウダーの選び方、与えかた〜

    レジスタントスターチとは

    Photo by Polina Tankilevitch on Pexels.com

    レジスタントスターチ:RSは難消化性デンプンと呼ばれる成分のこと。

    レジスタントスターチは、一言でまとめると

    「小腸で吸収されずに大腸まで届くデンプン」です。

    つまり、犬の体内では食物繊維のように働く特殊な炭水化物です。

    犬はもともと炭水化物を消化する酵素(アミラーゼ)を人間ほど多く持っていませんが、

    レジスタントスターチはそもそも消化されないため、腸内細菌のエサ(プレバイオティクス)として役立ちます。

    犬にとって普通のデンプンはたくさん食べると小腸に負担(未消化やガス)をかけやすい存在です。

    でもレジスタントスターチなら、

    ・小腸ではほとんどスルー(=負担にならない)

    ・大腸で「善玉菌のエサ」として働く

    ・しかも酪酸を作って腸粘膜を元気にする

    犬におけるレジスタントスターチのメリット

    Photo by Valeria Boltneva on Pexels.com

    腸内環境の改善

    レジスタントスターチは大腸で善玉菌(特にビフィズス菌や乳酸菌)の発酵源になります。

    発酵の結果、「酪酸・酢酸・プロピオン酸」などの短鎖脂肪酸(SCFA)が生成されます。

    ・酪酸

    腸粘膜細胞のエネルギー源になり、腸の炎症を抑える

    ・酢酸、プロピオン酸

    腸内pHを下げ、悪玉菌の増殖を抑制

    結果として、便通改善・便臭軽減・腸内バリア強化につながります。

    免疫機能のサポート

    酪酸は腸上皮細胞の代謝をサポートし、腸粘膜バリア(免疫の第一線)を強化します。

    腸内環境が整うことで、免疫過剰反応(アレルギーなど)を抑制する方向にも働く可能性が報告されています。

    血糖値・体重管理のサポート

    レジスタントスターチは通常のデンプンより消化吸収が遅いため、食後血糖値の上昇をゆるやかにします。

    満腹感を高めるため、肥満傾向の犬や糖尿病傾向の犬の食事管理にもプラスになります。

    (もちろん、糖尿病治療中の犬の場合は、獣医師監修のもとで導入を)

    腸内発酵によりエネルギー源を供給

    小腸で吸収されない代わりに、大腸で細菌により発酵されて短鎖脂肪酸として吸収されます。

    この短鎖脂肪酸は、犬にとっても「ゆるやかなエネルギー源」になります。

    ⚠️ 注意点

    与えすぎ注意!

    レジスタントスターチは発酵性が高く、過剰摂取でガスや軟便の原因になることも。

    最初は体重5kgあたり小さじ1/4〜1/2程度から始めるのが安心です。

    特に消化器疾患のある犬には慎重に

    慢性腸炎や膵炎などがある場合、腸内発酵が負担になることも。必ず獣医相談を。

    通常の食物繊維との違い

    Photo by Foodie Factor on Pexels.com

    ⚫︎不溶性食物繊維

    ・働き 腸のぜん動を促す

    ・小腸での消化  されない(そのまま通過)

    ・大腸での発酵  ゆるやか

    ・腸内環境への影響   便通改善

    ⚫︎水溶性食物繊維

    ・働き 腸内細菌の発酵で短鎖脂肪酸を作る

    ・小腸での消化 ほぼされない

    ・大腸での発酵 おだやか

    ・腸内環境への影響  善玉菌を増やす

    ⚫︎レジスタントスターチ

    ・働き 水溶性繊維に似た働き+デンプン由来

    ・小腸での消化 されない(デンプンなのに!)

    ・大腸での発酵  効率的で、酪酸生成が多い

    ・腸内環境への影響  腸粘膜保護・pH調整・免疫サポート

    犬が食べられるレジスタントスターチを含む食材例

    Photo by Marco Antonio Victorino on Pexels.com

    冷ましたじゃがいも RS3

    加熱→冷却で増加。

    皮をむいて、塩・油なしで。

    冷ご飯(白米または玄米) RS3

    温かいご飯より血糖上昇が緩やか。

    少量をトッピングに。

    レンズ豆・ひよこ豆 RS1・RS2

    柔らかく茹でて与える。

    腸が弱い犬は少量から、潰しても◎

    青いバナナ(グリーンバナナパウダー) RS2

    プレバイオティクスとして海外では犬用にも使用例あり。

    さつまいも(冷やす) RS3

    温かい時よりRS量が増すので冷蔵で2〜3時間冷やしてから与えるのがオススメ。

    レジスタントスターチの種類の効果の違い

    実はレジスタントスターチの中にも種類と効果の違いがあります。

    ●RS1

    Photo by icon0 com on Pexels.com

    レンズ豆やひよこ豆

    ・特徴

    物理的に消化酵素が届かない(殻や細胞壁に守られている)

    ・発酵スピード

    ゆっくり

    ・発酵部位(腸のどこで働くか)

    大腸の後半〜奥 長時間安定して発酵。

    ・効果

    便通改善、腸内pH調整

    ★★★★☆

    ●RS2

    Photo by Arminas Raudys on Pexels.com

    レンズ豆やひよこ豆、グリーンバナナ

    ・特徴

    生のまま結晶構造が硬い(未熟なデンプン)

    ・発酵スピード

    中速〜速い

    ・発酵部位(腸のどこで働くか)

    大腸の中部

    ・効果

    善玉菌を増やす、酪酸生成量が多い

    ★★★★★(腸活メインに◎)

    ●RS3  

    Photo by Polina Tankilevitch on Pexels.com

    冷やご飯、冷やしたじゃがいも、冷やしたさつまいも

    ・特徴

    冷やすことで再結晶化したデンプン(加熱→冷却)

    ・発酵スピード

    中速

    ・発酵部位(腸のどこで働くか)

    大腸全体〜後半

    ・効果

    安定発酵、腸粘膜保護、血糖コントロール

    ★★★★★(使いやすさも抜群)

    ●RS4

    ・特徴

    化学的に改良されたデンプン

    ・発酵スピード

    遅い or 弱い

    ・発酵部位(腸のどこで働くか)

    大腸の奥

    ・効果

    機能性食品用。

    安全性は高いが自然食品ではない

    ★★☆☆☆(犬には非推奨)

    ●RS5

    ・特徴

    デンプンと脂質が結合(天然+加工どちらも)

    ・発酵スピード

    ゆっくり

    ・発酵部位(腸のどこで働くか)

    大腸後半

    ・効果

    ・腸内pH調整、エネルギー供給、抗炎症作用の研究あり

    ★★★☆☆(研究段階)

    〜それぞれの効果まとめ〜

    🦠 腸内発酵力

    RS2・RS3がトップクラス

    発酵しやすく、酪酸生成量(腸にいい短鎖脂肪酸)が多い。

    特に「グリーンバナナパウダー(RS2)」や「冷やご飯(RS3)」は犬の腸活向け。

    発酵の持続性

    RS1・RS5はゆっくり長く発酵するタイプ。

    腸の“奥のほう”まで善玉菌の活動を維持できる。

    便通のリズム改善や腸内pH安定に◎。

    💪 腸粘膜へのサポート力

    RS3(冷ご飯・冷芋)が特に強い。

    酪酸を効率よく生成し、腸上皮細胞のエネルギー源になる。

     「腸が弱い子」「下痢気味の子」にも比較的マイルド。

    〜犬での使い分けイメージ〜

    犬のタイプ 向いているRSタイプ 食材例

    ●腸が弱め・便がゆるい

    RS3(冷ご飯・冷さつまいも)

    ●アレルギー体質・免疫サポートしたい

    RS2(グリーンバナナ)+RS3

    腸内フローラ改善→免疫バランス安定

    ●便秘気味

    RS1(豆類)+RS3

    RS1で腸の奥まで刺激、RS3で腸環境整える

    ●消化能力がゆるやか、落ちている犬、シニア犬

    RS2+RS5(少量脂質と一緒)

    腸粘膜&代謝の両サポート

    レジスタントスターチを効果的に取り入れる実践レシピ

    Photo by Isaiah on Pexels.com

    ① 腸が弱め・便がゆるい子に

    「冷やしさつまいも粥」

    (RS3 × 優しい繊維 × 低脂質)

    材料(体重5kg前後の犬1食分)

    さつまいも:30g(茹でる or 蒸す)

    鶏ささみ:25g

    水または無塩出汁:50〜70ml(好みのとろみで調整)

    オリーブオイル:1〜2滴(腸粘膜保護に◎)

    作り方

    1. さつまいもを柔らかく茹で、粗めにつぶす。

    2. ささみを細かくほぐして混ぜる。

    3. 冷蔵庫で2〜3時間冷やす。

    4. 食べる直前に常温に戻す(冷たすぎるのは×)。

    ・ポイント

    温め直すとレジスタントスターチが減るので、常温でOK。

    下痢ぎみの子はレジスタントスターチ量が多すぎないよう、少しずつ増やす。

    ② アレルギー体質・免疫サポートしたい子に

    「グリーンバナナヨーグルト」

    (RS2 × プロバイオティクス)

    材料

    グリーンバナナパウダー:耳かき〜小さじ1/

    プレーンヨーグルト(無糖):小さじ2〜3

    水 or 山羊ミルク:少量(混ぜやすく)

    作り方

    1. 材料をよく混ぜるだけ。

    2. ごはんのトッピングとしてもOK。

    ポイント

    RS2は酪酸生成力が高く、腸内フローラ改善に◎

    アレルギー体質の子は、免疫バランス改善に役立つことも。

    消化器に不安がある場合にはは“耳かきひとさじ”から様子見!

    ③ 便秘ぎみ・排便リズムを整えたい子に

    「豆と冷ご飯のミニリゾット」

    (RS1+RS3)

    材料

    レンズ豆(茹で済み):10g

    冷ましたご飯:20g

    鶏むね肉 or 白身魚:30g

    水:60ml

    オリーブオイル:1滴

    作り

    1. 全ての材料を鍋で軽く煮る。

    2. 火を止めて粗熱をとったら冷蔵庫で2時間冷ます。

    3. 常温に戻してから与える。

    ポイント

    硬便の子は水分量を少し増やして、豆やお米は潰してもOK。

    ④ シニア犬・代謝サポートしたい子に

    「冷さつまいも × MCTオイル」

    (RS3+RS5的な働きで脂質代謝をサポート)

    材料

    茹でたさつまいも:20〜30g(冷やしておく)

    MCTオイル:1〜2滴(体重5kg目安)

    白身魚 or 鶏むね肉:25g

    作り方

    1. さつまいもを冷やしてから、ほぐした肉と混ぜる。

    2. 食べる直前にMCTオイルをたらす。

    ポイント

    レジスタントスターチと脂質が結合してRS5的な効果が期待できる。シニア期のエネルギー補給にも◎。

    ⑤ 肥満傾向・血糖値を安定させたい子に

    「冷やし雑炊ボウル」

    (RS3 × 低GI × 満腹感UP)

    材料

    冷ご飯:20〜25g

    鶏ささみ or 豆腐:30g

    きのこ・ブロッコリー:少量

    水または無塩出汁:適量

    作り方

    1. 材料を煮て柔らかくし、粗熱をとる。

    2. 冷蔵庫で冷やす(3時間ほど)。

    3. 常温に戻して与える。

    ポイント

    冷ご飯でRS3生成、血糖上昇がゆるやかに。

    満腹感が出やすく、体重管理にも◎。

    きのことブロッコリーはブレンダー等で細かくしても◎。

    グリーンバナナと加熱の関係〜グリーンバナナパウダーの選び方、与えかた〜

    Photo by Scott Webb on Pexels.com

    我が家は穀物フリー派、芋フリー派なので、

    レジスタントスターチとして与えるならグリーンバナナがいいなあと思っているんですが、 

    生のグリーンバナナはなかなか手に入れられない!!

    手に入りそうなのは粉末なのですが、

    粉末は加熱乾燥してあるものが多い印象。

    じゃあグリーンバナナは加熱に強いのか、ということについて調べてみました。

    ⚫︎グリーンバナナのレジスタントスターチ構造

    主に RS2(未加熱の生デンプン型)を多く含みます。

    RS2は加熱に弱く、60℃を超えると構造が崩れて普通のデンプンになってしまいます。

    そのため、「生の状態」ほどRS量が多いのが特徴です。

    ⚫︎グリーンバナナパウダーの選び方

    ・「RAW」「NON-HEATED」または「COLD-DRIED」と記載されたパウダーを選ぶ。

    ⚫︎グリーンバナナパウダーの与え方

    ・量

    体重5kgあたり小さじ1/4〜1/2/日からスタートし便の様子をよくみる

    ・混ぜ方

    水分多めの手作りごはん or 発酵野菜ペーストなどに混ぜる

    ・注意点

    急に増やすとガス・ゆる便になることがあるので徐々に微量から慣らす。

    加熱はしないこと。

    ⚫︎グリーンバナナパウダーの実践レシピ

    材料

    グリーンバナナパウダー:小さじ1/4

    山芋(すりおろし):小さじ1

    豆腐:大さじ1

    エゴマ油(またはMCTオイル):数滴

    作り方

    1. 全てを混ぜ合わせるだけ。

    2. ごはんにトッピングする or 単品おやつに。

    グリーンバナナのコツ

    黄色く熟す前の青緑色のバナナを選ぶ

    (熟すとRS2が消え、普通の糖に変わるから、青いものを)

    切って冷凍しておくと、少しずつ使えて便利◎

  • 【犬の食事】生肉食におけるPMRスタイルとは?PMR食のはじめ方、栄養バランスなどを解説!

    【犬の食事】生肉食におけるPMRスタイルとは?PMR食のはじめ方、栄養バランスなどを解説!

    はじめに

    犬に生の肉や内臓を中心に与える”生食”(生肉食)という食事スタイルは注目を浴びています。

    生のお肉と聞くとサルモネラ菌や食中毒などを想像しますが

    デメリットもあるもののメリットが多いのが生食のようです。

    私は生食も与えていますがすでに肉や内臓、骨などがブレンドしているものを与えているため、

    根本的な知識を得たいと思い今回勉強も兼ねてまとめることにしました。

    生食派の飼い主さん、いらっしゃいましたらぜひコメントやメールでいろいろ教えてください!!!!!!

    ⭐︎ちなみに前回記事と同じ部分もあるので、前回記事読んだよーという方は”pmr食とは”から読むことをお勧めします。

    目次

    1. はじめに
    2. 目次
    3. 生食(生肉食)とは
    4. 生食(生肉食)のメリット
    5. 生食(生肉食)のデメリット
    6. 生食(生肉食)を始めるにあたってするべきこと。
    7. pmr食とは。
    8. PMR食のメリット
    9. PMR食の始め方
    10. PMR食をつくる
    11. PMR対応(?)の市販フード

    生食(生肉食)とは

    Photo by Angele J on Pexels.com

    そもそも生食とは、なんですが

    読んで字の如く、

    加熱を最低限になるべく生の状態のものを食事として与える食事スタイルのことを指します。

    英語ではraw foodと言われています。

    こちらも

    raw=生

    food=食事 とそのままの意味です。

    ここでの”生”は肉を主に指しますが、

    飼い主さんの価値観と犬の体質によって各家庭で違いがあります。

    例えば、

    肉は生で与えるけれど魚と野菜類は火を通します!という方もいれば、

    肉はもちろん、魚や野菜も生で与えます!という人もいます。

    また、野菜や果物はほとんど与えず肉と内臓、骨だけ与えています!という飼い主さんも。

    つまり一言に生食派です!といってもいろんなスタイルがあって

    どれも正解でもないし間違いでもないんですよね。

    生食を犬に与えたいというくらいなので、

    ある程度の犬の食に対する意識が高く犬のために努力や手間、勉強、情報のアップデートは惜しまない人が多いのも特徴かと思います。

    もちろん、生食派が犬の食事として正解!というわけではなく、

    生食が合わない体質の犬もいます。

    (最近たまに生食こそ犬の食事として基本なのになぜ加熱したものを勧めるんですか?犬の食事で1番好ましく食性にあっているのは生食です!なんてわざわざ言ってくる人もいます。犬の体質や好み、飼い主さんの価値観や経済状況、時間的余裕は本当に人それぞれで愛犬の様子を1番理解しているのは飼い主さんです。聞かれてもないのによそのおうちのご飯にあれこれ言うのは野暮ってものですよね。)

    生食(生肉食)のメリット

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    生食のメリットが沢山あるから生食に移行する飼い主さんが多いのだとは思いますが、改めてメリットをまとめてみました。

    🍖高い消化吸収率

    野菜やお肉、骨や内臓を生のまま与えるもしくは必要最低限の加熱にすることで酵素や栄養素が熱による破壊を受けにくく、

    栄養がそのまま吸収されやすいと言われています。

    🍖皮膚や被毛の改善

    高い消化吸収率、そして高い栄養価の食事を摂取することで

    内臓に栄養が行き渡り皮膚や被毛にまで栄養を行き渡らせる余裕ができ、

    結果として艶のある被毛や健康な皮膚につながるといわれています。

    🍖便の量や臭いが少なくなる、便の状態が良くなる

    犬が消化を苦手とする穀物、豆類、芋類を与えず野菜や果物は必要最低限とすることで、

    犬が消化を得意とする肉、内臓、骨が主食となり消化効率が良くなります。

    そのため、食事として摂取した大半が消化吸収されるため便が小さくなります。

    また消化しにくいものを与えないことで胃や腸などの消化器官の負担を軽減し、

    腸内環境が改善され便の臭いも軽減され、便の状態も良くなるケースが多い

    🍖食いつきの良さ

    犬の嗜好性が高いと言われているのは内臓や骨を含むお肉。

    もっとわかりやすく言えば動物性のもの。

    穀物、豆類、芋類を含まず必要最低限の果物や野菜、そして肉、内臓、骨、魚が大部分で占めている栄養設計なので嗜好性はかなり高い食事のはずです。

    🍖アレルギー対策ができる

    これは生食に限った話ではないですが、

    手作りの場合自分で犬の食事を作れるわけで、原材料も好きなように選び放題です。

    言い方を変えれば愛犬の食事を栄養豊富にもできるし、偏った食事も作れます。

    もしアレルギー体質であったり、アレルギーがある食材がある、

    アレルギー疑惑のある食材がある場合には手作りの方がしっかり確実にアレルゲンを避けられます。

    市販のフードに含まれる栄養添加物や加工成分の中には何が由来のものか不明のものもあるため

    アレルギー体質のわんちゃんの飼い主さんはオススメです。

    また、アレルギー反応は同じ食材を長期的に摂取しているとその食材に反応しやすいともいわれています。

    手作り食はいろいろな食材を取り入れるので同じドッグフードを長期的に与えるのとではアレルギー反応の出現に大きく違いが出ます。

    生食(生肉食)のデメリット

    Photo by cottonbro studio on Pexels.com

    生食に限らずですがメリットがあるということはデメリットもあるということ。

    🍖衛生面のリスク

    犬の胃酸がいくら人間より強くともサルモネラ菌や大腸菌などの細菌感染リスクがあるのは人も犬も一緒のようです。

    特に免疫力の弱い犬や小さな子犬、シニア犬には注意が必要です。

    また猪や鹿肉などのジビエ肉は稀に寄生虫がいる場合もあります。

    魚を生で与える場合にはアニサキスも危惧しなければいけません。

    🍖栄養バランスの難しさ

    これは生食に限らず手作り食においての話ですが、

    知識がないと簡単に栄養が偏った食事になってしまいます。

    栄養が偏った食事を摂取し続けることでカルシウム不足やビタミン・ミネラルの偏りが起き、健康状態が悪くなってしまいます。

    また犬の栄養学は日々研究がされており色々な情報が日々アップデートされています。

    そのため現状に満足せず勉強や、情報の入手をし続ける姿勢も必要です。

    🍖保存の手間

    生食には冷凍と解凍が必須です。

    犬の食事を全て生食にする場合には沢山の肉や内臓、骨を冷凍保存しておく必要があるため、

    多くの飼い主さんは犬専用の冷凍庫を持っていると言います。

    また冷蔵庫では解凍するスペースが必要になります。

    🍖費用がかかる

    どの程度の価格帯のドッグフードを与えているのかにもよりますが、

    市販のドッグフードに比べてコストが高い場合が多いと言われています。

    犬の食費は犬の食事量にも大きく左右されます。

    最近はドッグフードも高価格帯のものが多いので、家庭によっては生食の方がコストが少なくなることもあるため、

    一概に費用がかかるとは言えないかもしれません。

    🍖動物病院によって意見が分かれる

    日本の獣医学では犬の食事はドッグフードが推奨されています。

    生食に限らず手作り食にも難色を示す獣医師も少なくないと思います。

    獣医師が懸念する1番の理由はやはり栄養が偏りやすいことが挙げられるそうですが、

    そのほかに犬の食事や犬の栄養学に関して詳しくない獣医師が大半のため責任を取れない、疑問に答えられないというのも理由のひとつのようです。

    手作り食や生食を推奨する日本の獣医師も中にはいますが、まだまだかなり少数派です。

    生食(生肉食)を始めるにあたってするべきこと。

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    ①犬の栄養学に関する基本的な知識を得ること。

    何度も言っていますが手作り食、生食では自分で犬の総合栄養食をつくり与える必要があります。

    犬の食事を手作りする場合、

    簡単に栄養を偏らせることができ、場合によっては栄養バランスが崩れた食事を長期的に摂取していたことにより病気や健康状態が悪化することもあります。

    手作りの食事を与えたい場合には加熱にしろ生にしろ、基本的な犬の生態、食性、栄養学について学ぶべきでしょう。

    犬の食事や栄養に関する資格を取ることもおすすめです。

    ちなみに犬の栄養に関する資格や勉強の入門におすすめの資格はペットフーディスト。

    私も1番最初に取得した犬の資格です。

    https://www.pet-foodist.jp

    (ただペットフーディストでは犬は雑食寄りの肉食という考えで、犬は肉食であるというPMRとは少し見解が異なるので注意。)

    ②血液検査を行い健康チェックをすること。

    まずは自分の愛犬がどのような栄養を求めているのかチェックしておきましょう。

    手作りの食事を与えはじめるからという理由以外にも血液検査は定期的に行うべきです。

    愛犬の健康状態を見て、腎臓の数値が悪いとか、肝臓の数値が悪いとか、コレステロール値や中性脂肪が高いなどを確認して、

    愛犬が低脂肪食が好ましいだとか、低タンパク質食が好ましいか、などを把握する必要があります。

    このような判断は難しい場合があるのでかかりつけの獣医師や犬の栄養学に詳しい獣医師等に相談するのも手です。

    ③愛犬の1食を知ること

    手作りの食事は太らせることも痩せさせることもより簡単になります。

    食べ過ぎや栄養の偏りで病気にさせることも簡単です。

    そのため、愛犬に合った栄養バランス、カロリーを与える必要があります。

    食事量は年齢や代謝、運動量などによって全く異なりますが、

    BARFの場合、通常の活動レベルの成犬は現在の体重の2~4%グラムを1日の推奨給餌量として示しています。

    愛犬に手作りの食事を与えて体重が増えたら少し量を減らして様子見すれば良いし、

    体重が減ったら量を増やす、

    いつもは少ないけど運動量が多い日には少し増やすなど調節しましょう。

    🌟詳しくは”PMR食を作る”の項をお読みください。

    pmr食とは。

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    「プレイモデルロウ(PMR)」は、生肉食(Raw Feeding)のスタイルの一種。

    現在の生物学では犬を「本来は肉食に近い雑食動物」とされていますが、

    それよりも犬をより肉食的要素が強い動物として考え、

    植物や穀物、果物を与えない肉食の食事になります。

    あるPMR食を推奨する団体のページには犬は飼い慣らされたハイイロオオカミの1種に過ぎないと表現されているほどでした。

    PMR食では、野生の犬猫や犬猫の祖先が狩りをして得ていた獲物(prey)を丸ごと食事として再現します。

    BARFとの大きな違いは野菜や果物は与えないこと。

    そして食事に使う肉も精肉(カット肉やミンチ)はなるべく使わず、

    さまざまな部位の骨つき肉に鶏の脚や生の内臓肉、

    場合によっては殻つき生卵を組み合わせたり(フランケン式)、鶏、鴨、うさぎなどを皮付き内臓もそのまま丸ごと与えるスタイル(ホール式)など、

    PMR食の中にもスタイルの違いがあります。

    つまり穀物・野菜・果物・サプリメントは基本的に含めず、

    「完全肉食モデル」 に近づけるのがPMR食なのです。

    (犬が雑食か肉食かという点で現在では雑食よりの肉食と生物学的には表現されており、BARFも PMRも加熱手作り食もドッグフードもどれも間違いではありません。この食事法こそが正しい!というわけではないので悪魔でこういう考え方もあるのね〜程度に楽しんでくだされば嬉しいです。)

    PMR食のメリット

    🍖犬の生態に合致した栄養設計

    犬は炭水化物を消化できますが、草食動物や人間とは異なり唾液中にアミラーゼを持たず、炭水化物の消化は不得意です。

    (ただし、柔らかく炊いたおかゆやパン粥などアルファ化(糊化)された炭水化物は小腸にてアミラーゼにより効率的に消化、吸収されます。)

    犬の消化が得意なものはタンパク質と脂質なのでPMR食はまさに消化しやすい=犬の生態に合っていると言えます。

    消化しやすいということは消化器官の負担を少なくすることができます。

    🍖加熱による栄養損失がない

    加熱で失われる必須脂肪酸(EPA、DHA)や熱に不安定なビタミン(B群、Eなど)が破壊されないまま口にすることができます。

    そのためドッグフードや加熱した食事に比較すると少量で必要量の栄養が補えます。

    ただこれはBARFも含む生食に言えるメリットです。

    🍖顎と口腔環境の健康維持

    PMR食に必ず含まれる生骨な咀嚼することにより歯垢・歯石が機械的に除去する効果があります。

    犬の歯に歯垢がつきやすい食事として挙げられるのは

    ・糖分の多い食事

    糖分=炭水化物を多く含む食事、特に糖質が高い食事は犬の口腔内を酸性に傾けやすく細菌の増殖につながります。

    ・あまり噛まない食事

    噛む回数が少ない食事は歯が物理的に擦れる機会が自然と少なくなり、積極的なプラークコントロール(歯ブラシ等)がなければ歯垢がつきやすいと言われています。

    ・ウェットフード

    ウェットフードも噛む回数が減る食事であることと、水分量が多く細やかな具材なことが多いため歯や口腔内に残りやすく、歯垢の生成に繋がりやすいと言われています。

    PMR食はこれらの歯垢がつきやすい食事には当てはまらず、犬の歯には良い食事と言えるかもしれません。

    また骨や筋のある肉、頭部などをよく噛むことで顎の筋肉や咀嚼筋の発達や健康維持に役立ちます。

    🍖代謝がよくなる(インスリン感受性改善効果) 

    高タンパク質摂取は筋肉維持・代謝活性化が期待できます。

    一部の研究では、加工食品よりも肥満抑制やインスリン感受性改善に役立つ可能性が示唆されています。

    🍖膵臓の負担を軽減

    犬や猫には食物繊維を分解する消化酵素がありません。

    そのため食物繊維を豊富に含む野菜や果物を与えると、膵臓がこれらの物質を消化しようとしてより多くの消化酵素を生成するため、膵臓に負担をかける可能性があります。

    空腹時に消化液を吐くことが多い犬は消化液の過剰生成が原因のひとつに挙げられることもあります。

    PMR食のデメリット

    🍖栄養の偏り

    食事内容を動物性のもので栄養を全て補うためPMR食はでは 亜鉛、マンガン、ヨウ素、ビタミンD、ビタミンE などが不足しやすいと言われています。

    野生動物は毛や血液、胃腸内容物まで摂取するためこれらの成分は不足しませんが、

    家庭犬には血液や胃腸の内容物をも与えることは入手するにしても衛生管理にしても容易ではないので仕方ないと言われればその通り、、

    🍖衛生管理の重要性

    これは生食全体におけるデメリットなので、ここでは割愛。

    詳しくは”生食のデメリット”をご覧ください。

    🍖科学的根拠がまだ不足

    一部研究では皮膚・被毛・消化性に改善が見られると発表がありましたが、

    長期的なPMR給餌によるこれらの健康効果や寿命延長については十分な科学的根拠は揃っておらず、否定も肯定もできないのが現状です。

    理論的にPMR食が犬の食事に適合する面はあるようですが、実証データは限定的で十分な根拠ではない、実験が不十分というのが現状の評価のようです。

    🍖コストが高い

    これも生食全体におけるデメリットなので、ここでは割愛。

    詳しくは”生食のデメリット”をご覧ください。

    入手コストという点ではうずらやうさぎ丸ごとなどはBARFよりも格段に手に入れにくいと思います。

    PMR食の始め

    ①食事内容の切り替え

    これはドッグフードにも同様ですが毎日毎食同じ食事を食べていた場合、突然栄養が異なるものをたべると消化器官がびっくりしてしまいます。

    特にはじめて生のお肉や内臓、骨を与える時は要注意です。

    いつも食べている食事に1割ほど混ぜることから始め、徐々に新しい食事を増やしていきます。

    4日から5日ほどで切り替えられることが多いですが、便が緩くなりやすかったり消化機能に不安がある場合には1週間〜10日ほどかけても良いでしょう。

    生食に慣れさせ始める時には食べやすいサイズや形状にしてあげるとおすすめです。

    (いきなり塊肉ではなくダイスカットしてあるものや、内臓や骨もミンチにしてあるものなど)

    ②冷凍と解凍

    生肉には様々な菌や寄生虫がいる可能性があり、

    その中でも犬に害を与える菌や寄生虫を無力化させるために肉はペットに与える前に少なくとも1週間、-17~-20℃で十分に冷凍する必要があるとのこと。

    そのため、十分な冷凍スペースの確保が必須になります。

    また冷凍しているということは解凍が必要になります。

    今は電子レンジの解凍機能なども有りますが多くの飼い主さんは朝に与える場合には前日夜寝る前に冷蔵庫に朝食分を移しゆっくりじっくり解凍、

    夜に与える分は朝ご飯の後に冷蔵庫にうつして解凍する人が多いようです。

    そして与える前にお皿ごと湯煎したりして少しあたためてから与える人もいるようです。

    (中には冷凍した肉を解凍せずそのまま与える人もいますし、

    解凍したものをあたためずにそのまま与える人もいてその辺りは飼い主さんによってバラバラのようです。)

    ⭐︎ここまではBARFと同じ!

    ③食材のバランス

    PMRにおいて理想的な栄養設計は2種類あり、

    獲物を丸ごと生で与える、または80/10/10の理論と言われています。

    獲物を丸ごと生で与える方法ではとあるサイトでは犬にとって理想の食事、

    理想の栄養バランス、犬にとっての総合栄養食は母なる自然が作った完全な栄養の「レシピ」であるウサギとまで表現されていました。

    ここでの丸ごとは本当に丸ごと、被毛も胃腸の内容物も含みます。

    80/10/10の理論は

    ・80%の肉(筋肉)

    ・10%の生で食べられる骨

    ・10%の分泌器官

    を指します。

    (75~80%の肉(筋肉)、

    10%の生で食べられる骨、

    5%のレバー、

    5%の分泌臓器、

    0~5%の動物性繊維とも言われています)

    PMR食をつくる

    一食の食事量ですが、私のリサーチ不足かもしれませんが体重換算での食事量の計算法が見つけられず、、

    現実的にはBARFなどの栄養計算を利用して食事をつくり与え体重の増減をみて愛犬にベストな食事量を見つける、がいいのかなと思います。

    (どなたか計算法ご存知の方いらっしゃいましたらご教示ください、、)

    PMR食には大きく分けて2つのスタイルがあります。

    ①獲物(prey)を丸ごと与えるスタイル:ホールプレイ

    このスタイルはそのまま、被毛も頭も骨もそのまま与える与え方です。

    ただ、体重を支えている部分の骨は取り除いて与えることを推奨している団体もあったので、

    厳密なルールはそれぞれと思われます。

    ちなみに体重を支えている部分の骨は取り除く理由は牛の大腿骨がすごく硬いのと同様に生でも固く、歯や消化器官を傷つける可能性があるからとのことでした。

    犬に丸ごと与えるのに適している大きさ、栄養バランスと言われているものを紹介します。

    ●ウサギ

    ウサギはPMRにおいて栄養バランス的にも生態的にも最も一般的な獲物動物の一つです。

    食肉用で育てられたウサギは爬虫類用飼料販売業者から入手しやすいとのこと。

    アヒル

    アヒルPMRにおいて優れた食材。

    アメリカでは野生のものも手に入れやすい?そうですが日本では家畜化されたものが手にいれやすいかと思います。

    ●ウズラ

    ウサギと同様に、ウズラは爬虫類販売業者から入手しやすいとのこと。

    ②フランケンスタイル

    犬にウサギや鴨そのものを丸ごと与えるのではなく、色々な動物の色々な部位を組み合わせてお皿の中で”まるごとの獲物”に値する食事を作って与えるスタイルです。

    このスタイルの場合、80/10/10の理論が適用されます。

    ●肉(筋肉)

    肉(筋肉)割合のガイドラインは、1日の総摂取量の75~80%を占めます。

    BARFと同様で筋(すじ)肉の部分も筋肉の割合に含めて考えるようなので

    純粋な筋肉部分だけではない!ということを頭に入れておきましょう。

    この筋肉はBARFにおいて犬の主食になります。

    筋肉部分には必須タンパク質、アミノ酸、水溶性ビタミンが含まれています。

    ●骨

    生の骨は、必須カルシウム、リン、その他の必須栄養素を補給するBARFにおける重要な構成要素です。

    骨は主にカルシウム源となりますが、カルシウムが必要なのは手作り食において超基本。

    これは加熱した手作り食でも生食でも共通です。

    PMRにおいて骨の割合は10%と言われていますがあくまで目安で、

    多くとも12%から15%の割合とのこと。

    ●レバー

    レバーは肝臓のこと。

    必須脂溶性ビタミンAと水溶性ビタミンを供給するため、BARFにおいて重要な部位です。

    レバーを与える場合は分泌器官を与える割合を減らして1日の総摂取量の5%ほど与えます。

    こちらも5%という割合はあくまでも目安です。

    この量のレバーはビタミンAの推奨摂取量を上回る量です。レバーにはビタミンAを豊富に含むため、

    この量のレバーはビタミンAの犬の推奨摂取量を上回る量になります。

    ビタミンAは脂溶性ビタミンで余剰分は体外に排出されず体内に蓄積していくため、内臓に不安がある犬(特に肝臓)の場合、

    レバー摂取量を2%まで抑えることで、必要分だけのビタミンAを摂取できます。

    また動物別で鶏のレバーが最もビタミンA含有量が多いので鶏レバーではなく豚や牛、馬などがおすすめだそう。

    ●分泌臓器

    腎臓や脾臓などの分泌臓器は、PMR食において必須ミネラルや水溶性ビタミンを供給する重要な食材です。

    その他の臓器の摂取割合は、1日の総摂取量の5%です。

    5%という比率ガイドラインはあくまでも目安であり、必要な栄養を満たすために、分泌臓器の量を増減することができます。

    ●動物由来不溶性繊維

    これはBARFにはなかったPMR特有の独特な食材です。

    もちろんPMRにおいても与えない場合もあるようです。

    与える場合には1日の食事量の0-5%。

    この動物由来不溶性繊維は主に被毛のことを指します。

    丸ごと獲物を与えるスタイル:ホールプレイでは被毛もついたまま与えるので不要ですが、

    フランケンプレイでは動物由来の繊維源を含めることが推奨されます。

    毛皮や羽毛を含む食事は、不溶性繊維を供給し、腸の健康を促進します。

    従来のPMR比率には、動物由来繊維比率のガイドラインは示されていませんが、

    少なくとも2%、多くとも5%程度を与えることで食事の1~2%の繊維を摂取できます。

    2~5%の比率の中には被毛だけではなく、

    被毛の生えた皮膚や組織も含まれます。

    そのため被毛部分だけを2~5%与えるのはNGとのこと。

    おすすめの毛皮の供給源としては、ウサギの足、ウサギの耳、ウサギの頭、うずらや鴨の頭や脚、生のまたは安全に乾燥させた毛皮付きの動物の皮などが挙げられます。

    被毛や羽毛のある材料が入手できない場合は、PMR食にサイリウムなどの食物繊維源を、1ポンドあたり小さじ1.25杯の割合で加えることをお勧めするそう。

    ここまで説明していると、肉や内臓など小型の草食動物や鳥類しか与えてはいけないような気がしますが、

    フランケンスタイルで重要なのは食材の多様性であり、魚や貝類も与えて良いんだとか。

    たしかに、お肉や内臓も色々な動物の色々な部位を多様に与えることで栄養不足を防げます。

    また、頭や内臓、骨などを全てミンチした、例えば”ウサギ丸ごとミンチ”などもフランケンスタイルとして与えて良いそうです。

    PMR対応(?)の市販フード

    ホールプレイ(獲物丸ごと)の場合は除きますが、

    フランケンプレイの場合には市販の筋肉(肉)の部位や内臓などを自分で組み合わせて与えることができます。

    スーパーなどで購入した肉でもいいそうですが、できるだけ新鮮なものを選び、

    可能であれば精肉店や肉の専門店などが好ましいと思います。

    また、犬用の肉を専門的に販売しているお店よりも、

    人間用の肉を販売しつつも犬用の肉も販売しているお店が好ましいです。

    (近年の生肉食ブームで新鮮なのか、廃棄肉なのか、お肉のでどころが不透明なものを販売しているお店も増えてきているからです。)

    小規模の精肉店であれば、この肉のこう言う部位が欲しいと相談すれば入荷してくれることもあるそう。

    どこのお店で購入したらいいいのかは知り合いで生肉食を与えている飼い主産がいれば、相談するのもおすすめです。

    生にく経験値が低い私ですが実際に購入したり、

    私の周りの生肉食を与えている飼い主さんが購入しているお店をいくつか紹介しておきます。

    ⚫︎Diara

    横須賀のふるさと納税返礼品にもついに選出された馬肉専門店。

    人間用の馬肉や馬油化粧品も取り扱っており、直営店もいくつかあり安心です。

    すでにダイス上にされたものやケーシング(ハムのように両端が留められたもの)、塊肉や軟骨なども販売しています。

    我が家もずっとお世話になっています。

    ⚫︎なみかた羊肉店

    https://www.umai.co.jp

    羊肉に拘りまくっているオーナーのお肉屋さん。

    もちろん人間用の羊肉の販売がメインで

    肉(筋肉)はもちろん、希少部位や人間が食べない部位なども販売しています。

    暑い時期は馬肉、寒い時期はラムにしているので今年の寒い時期はなみかた羊肉店にお世話になろうかなと思っています。

    ⚫︎Horizon farms

    無添加、オーガニックのお肉を中心に世界中から食材を集めて販売しています。

    こちらももちろん人間用の食材が中心。

    グラスフェッド(草だけを食べて育った)の牛やラム、カンガルー肉やターキー、オーガニックのチキンなどが販売されています。

    我が家もターキーやラムを何回か購入。

    ⚫︎ペットパティーススペシャルミンス

    https://www.petpatties.com/SHOP/g15618/list.html

    こちらは野菜、果物、穀物不使用ですでにブレンドされた生肉食用のパック。

    原材料は全てオーストラリア産のもので構成されていますが、

    鳥インフルエンザの影響でこれからの輸入は不定期だそう。

    ビーフ、ラム、カンガルーの3種で単一たんぱく質なのでアレルギーの犬にもおすすめ。

  • 【犬の食事】BARFとは?生食が気になる飼い主さんに!メリットやデメリット、生食のはじめ方、食事の作り方も紹介。

    【犬の食事】BARFとは?生食が気になる飼い主さんに!メリットやデメリット、生食のはじめ方、食事の作り方も紹介。

    近年犬の飼育頭数は年々増加、

    さらに犬1頭へかける金額も年々大きくなっている傾向にあり、

    犬の長寿命化、健康意識の上昇、ペット市場の拡大につながっています。

    特に犬の健康の根幹とも言える”食事”には大きな関心が集まっています。

    私もその1人で、犬と暮らすようになってから犬の食事にずっと注目しいろいろな勉強をし、情報を得て、試行錯誤してきました。

    最近犬の食事は今まで主流であったドッグフードから移り変わろうとしている分岐点のような気がしています。

    その中でも犬に生の肉や内臓を中心に与える”生食”という食事スタイルは注目を浴びています。

    生のお肉と聞くとサルモネラ菌や食中毒などを想像しますが

    デメリットもあるもののメリットが多いのが生食のようです。

    私は生食も与えていますがすでに肉や内臓、骨などがブレンドしているものを与えているため、

    根本的な知識を得たいと思い今回勉強も兼ねてまとめることにしました。

    生食派の飼い主さん、いらっしゃいましたらぜひコメントやメールでいろいろ教えてください!!!!!!

    目次

    1. 目次
    2. 生食とは
    3. 生食のメリット
    4. 生食のデメリット
    5. 生食を始めるにあたってするべきこと。
    6. BARF(バーフ)とは
    7. 生食(BARF)の始め方
    8. BARFに基づいて食事をつくる
    9. 犬に豚肉を生で与えてはいけない論争
    10. BARFでの野菜と果物は犬には不要論争
    11. BARFでの穀物豆類芋類は犬には不要論争
    12. BARFスタイルの市販フード

    生食とは

    Photo by Angele J on Pexels.com

    そもそも生食とは、なんですが

    読んで字の如く、

    加熱を最低限になるべく生の状態のものを食事として与える食事スタイルのことを指します。

    英語ではraw foodと言われています。

    こちらも

    raw=生

    food=食事 とそのままの意味です。

    ここでの”生”は肉を主に指しますが、

    飼い主さんの価値観と犬の体質によって各家庭で違いがあります。

    例えば、

    肉は生で与えるけれど魚と野菜類は火を通します!という方もいれば、

    肉はもちろん、魚や野菜も生で与えます!という人もいます。

    また、野菜や果物はほとんど与えず肉と内臓、骨だけ与えています!という飼い主さんも。

    つまり一言に生食派です!といってもいろんなスタイルがあって

    どれも正解でもないし間違いでもないんですよね。

    生食を犬に与えたいというくらいなので、

    ある程度の犬の食に対する意識が高く犬のために努力や手間、勉強、情報のアップデートは惜しまない人が多いのも特徴かと思います。

    もちろん、生食派が犬の食事として正解!というわけではなく、

    生食が合わない体質の犬もいます。

    (最近たまに生食こそ犬の食事として基本なのになぜ加熱したものを勧めるんですか?犬の食事で1番好ましく食性にあっているのは生食です!なんてわざわざ言ってくる人もいます。犬の体質や好み、飼い主さんの価値観や経済状況、時間的余裕は本当に人それぞれで愛犬の様子を1番理解しているのは飼い主さんです。聞かれてもないのによそのおうちのご飯にあれこれ言うのは野暮ってものですよね。)

    生食のメリット

    Photo by cottonbro studio on Pexels.com

    生食のメリットが沢山あるから生食に移行する飼い主さんが多いのだとは思いますが、改めてメリットをまとめてみました。

    🍖高い消化吸収率

    野菜やお肉、骨や内臓を生のまま与えるもしくは必要最低限の加熱にすることで酵素や栄養素が熱による破壊を受けにくく、

    栄養がそのまま吸収されやすいと言われています。

    🍖皮膚や被毛の改善

    高い消化吸収率、そして高い栄養価の食事を摂取することで

    内臓に栄養が行き渡り皮膚や被毛にまで栄養を行き渡らせる余裕ができ、

    結果として艶のある被毛や健康な皮膚につながるといわれています。

    🍖便の量や臭いが少なくなる、便の状態が良くなる

    犬が消化を苦手とする穀物、豆類、芋類を与えず野菜や果物は必要最低限とすることで、

    犬が消化を得意とする肉、内臓、骨が主食となり消化効率が良くなります。

    そのため、食事として摂取した大半が消化吸収されるため便が小さくなります。

    また消化しにくいものを与えないことで胃や腸などの消化器官の負担を軽減し、

    腸内環境が改善され便の臭いも軽減され、便の状態も良くなるケースが多い

    🍖食いつきの良さ

    犬の嗜好性が高いと言われているのは内臓や骨を含むお肉。

    もっとわかりやすく言えば動物性のもの。

    穀物、豆類、芋類を含まず必要最低限の果物や野菜、そして肉、内臓、骨、魚が大部分で占めている栄養設計なので嗜好性はかなり高い食事のはずです。

    🍖アレルギー対策ができる

    これは生食に限った話ではないですが、

    手作りの場合自分で犬の食事を作れるわけで、原材料も好きなように選び放題です。

    言い方を変えれば愛犬の食事を栄養豊富にもできるし、偏った食事も作れます。

    もしアレルギー体質であったり、アレルギーがある食材がある、

    アレルギー疑惑のある食材がある場合には手作りの方がしっかり確実にアレルゲンを避けられます。

    市販のフードに含まれる栄養添加物や加工成分の中には何が由来のものか不明のものもあるため

    アレルギー体質のわんちゃんの飼い主さんはオススメです。

    また、アレルギー反応は同じ食材を長期的に摂取しているとその食材に反応しやすいともいわれています。

    手作り食はいろいろな食材を取り入れるので同じドッグフードを長期的に与えるのとではアレルギー反応の出現に大きく違いが出ます。

    生食のデメリット

    Photo by cottonbro studio on Pexels.com

    生食に限らずですがメリットがあるということはデメリットもあるということ。

    🍖衛生面のリスク

    犬の胃酸がいくら人間より強くともサルモネラ菌や大腸菌などの細菌感染リスクがあるのは人も犬も一緒のようです。

    特に免疫力の弱い犬や小さな子犬、シニア犬には注意が必要です。

    また猪や鹿肉などのジビエ肉は稀に寄生虫がいる場合もあります。

    魚を生で与える場合にはアニサキスも危惧しなければいけません。

    🍖栄養バランスの難しさ

    これは生食に限らず手作り食においての話ですが、

    知識がないと簡単に栄養が偏った食事になってしまいます。

    栄養が偏った食事を摂取し続けることでカルシウム不足やビタミン・ミネラルの偏りが起き、健康状態が悪くなってしまいます。

    また犬の栄養学は日々研究がされており色々な情報が日々アップデートされています。

    そのため現状に満足せず勉強や、情報の入手をし続ける姿勢も必要です。

    🍖保存の手間

    生食には冷凍と解凍が必須です。

    犬の食事を全て生食にする場合には沢山の肉や内臓、骨を冷凍保存しておく必要があるため、

    多くの飼い主さんは犬専用の冷凍庫を持っていると言います。

    また冷蔵庫では解凍するスペースが必要になります。

    🍖費用がかかる

    どの程度の価格帯のドッグフードを与えているのかにもよりますが、

    市販のドッグフードに比べてコストが高い場合が多いと言われています。

    犬の食費は犬の食事量にも大きく左右されます。

    最近はドッグフードも高価格帯のものが多いので、家庭によっては生食の方がコストが少なくなることもあるため、

    一概に費用がかかるとは言えないかもしれません。

    🍖動物病院によって意見が分かれる

    日本の獣医学では犬の食事はドッグフードが推奨されています。

    生食に限らず手作り食にも難色を示す獣医師も少なくないと思います。

    獣医師が懸念する1番の理由はやはり栄養が偏りやすいことが挙げられるそうですが、

    そのほかに犬の食事や犬の栄養学に関して詳しくない獣医師が大半のため責任を取れない、疑問に答えられないというのも理由のひとつのようです。

    手作り食や生食を推奨する日本の獣医師も中にはいますが、まだまだかなり少数派です。

    生食を始めるにあたってするべきこと。

    Photo by Gilberto Reyes on Pexels.com

    ①犬の栄養学に関する基本的な知識を得ること。

    何度も言っていますが手作り食、生食では自分で犬の総合栄養食をつくり与える必要があります。

    犬の食事を手作りする場合、

    簡単に栄養を偏らせることができ、場合によっては栄養バランスが崩れた食事を長期的に摂取していたことにより病気や健康状態が悪化することもあります。

    手作りの食事を与えたい場合には加熱にしろ生にしろ、基本的な犬の生態、食性、栄養学について学ぶべきでしょう。

    犬の食事や栄養に関する資格を取ることもおすすめです。

    ちなみに犬の栄養に関する資格や勉強の入門におすすめの資格はペットフーディスト。

    私も1番最初に取得した犬の資格です。

    https://www.pet-foodist.jp

    ②血液検査を行い健康チェックをすること。

    まずは自分の愛犬がどのような栄養を求めているのかチェックしておきましょう。

    手作りの食事を与えはじめるからという理由以外にも血液検査は定期的に行うべきです。

    愛犬の健康状態を見て、腎臓の数値が悪いとか、肝臓の数値が悪いとか、コレステロール値や中性脂肪が高いなどを確認して、

    愛犬が低脂肪食が好ましいだとか、低タンパク質食が好ましいか、などを把握する必要があります。

    このような判断は難しい場合があるのでかかりつけの獣医師や犬の栄養学に詳しい獣医師等に相談するのも手です。

    ③愛犬の1食を知ること

    手作りの食事は太らせることも痩せさせることもより簡単になります。

    食べ過ぎや栄養の偏りで病気にさせることも簡単です。

    そのため、愛犬に合った栄養バランス、カロリーを与える必要があります。

    食事量は年齢や代謝、運動量などによって全く異なりますが、

    BARF給餌の専門家は、通常の活動レベルの成犬の場合、現在の体重の2~4%グラムを1日の推奨給餌量として示しています。

    子犬や1時間以上の運動をする活動的な犬の場合は少し多めに与えるなど微調整しましょう。

    子犬の場合は現在の体重の約5~7%が良いそうです。

    愛犬に手作りの食事を与えて体重が増えたら少し量を減らして様子見すれば良いし、

    体重が減ったら量を増やす、

    いつもは少ないけど運動量が多い日には少し増やすなど調節しましょう。

    BARF(バーフ)とは

    Photo by cottonbro studio on Pexels.com

    犬の生食の栄養設計にはいろんな考え方がありますが度々指標になるものがあります。

    それがBARF

    BARFはBiologically Appropriate Raw Food (=生物学的に適切な生の食品)または Bones and Raw Food(= 骨と生の食品)の略です。

    日本語ではバーフと読み、オーストラリアの獣医師イアン・ビリングハースト博士が提唱した食事法です。

    BARFは犬の祖先(オオカミなど)が自然界で食べていたものをモデルに、肉・骨・内臓・野菜・果物をバランスよく組み合わせて与える食事スタイルを指します。

    ちなみにBARFでは穀物、豆類、芋類などの炭水化物は犬の栄養素において不必要とされています。

    BARFにおいては「加工されていない自然のままの食材」が基本哲学とされており、

    ここでの”加工されていない”というのは肉や魚の加熱は可能な限りしない、栄養添加物や保存添加物を添加しないを指します。

    たまにBARFの栄養設計に基づいたフードというものもあり、

    フリーズドライであったり缶詰であったりはしますができる限り加熱を最低限に添加物や炭水化物源は不使用だったりします。

    生食(BARF)の始め方

    やっとここから実践です。

    ①食事内容の切り替え

    これはドッグフードにも同様ですが毎日毎食同じ食事を食べていた場合、突然栄養が異なるものをたべると消化器官がびっくりしてしまいます。

    特にはじめて生のお肉や内臓、骨を与える時は要注意です。

    いつも食べている食事に1割ほど混ぜることから始め、徐々に新しい食事を増やしていきます。

    4日から5日ほどで切り替えられることが多いですが、便が緩くなりやすかったり消化機能に不安がある場合には1週間〜10日ほどかけても良いでしょう。

    生食に慣れさせ始める時には食べやすいサイズや形状にしてあげるとおすすめです。

    (いきなり塊肉ではなくダイスカットしてあるものや、内臓や骨もミンチにしてあるものなど)

    ②冷凍と解凍

    生肉には様々な菌や寄生虫がいる可能性があり、

    その中でも犬に害を与える菌や寄生虫を無力化させるために肉はペットに与える前に少なくとも1週間、-17~-20℃で十分に冷凍する必要があるとのこと。

    そのため、十分な冷凍スペースの確保が必須になります。

    また冷凍しているということは解凍が必要になります。

    今は電子レンジの解凍機能なども有りますが多くの飼い主さんは朝に与える場合には前日夜寝る前に冷蔵庫に朝食分を移しゆっくりじっくり解凍、

    夜に与える分は朝ご飯の後に冷蔵庫にうつして解凍する人が多いようです。

    そして与える前にお皿ごと湯煎したりして少しあたためてから与える人もいるようです。

    (中には冷凍した肉を解凍せずそのまま与える人もいますし、

    解凍したものをあたためずにそのまま与える人もいてその辺りは飼い主さんによってバラバラのようです。)

    ③食材のバランス

    BARF ダイエットの推奨ガイドラインは、

    筋肉(肉 )70%

    生の食用骨 10%、

    野菜 7%、

    肝臓 5%、

    その他の分泌器官 5%、

    種子またはナッツ 2%、

    果物 1% で構成されています。

    この栄養構成を現在の体重の2~4%グラム(通常の運動量、成犬の場合)の量の中で再現します。

    例えば5kgの犬の場合の4%は20gで、これがこの犬の1日の食事量になります。

    もちろん運動量や代謝などにもかなり個体差が出ると思います。

    なので体重の増減をみて愛犬にベストな食事量を見つけることも重要です。

    5kgの犬で1日20gは個人的にはかなり少ないのでは?とは思います。

    では試しに5kgの犬の1日のBARFに基づいた食事を考えてみましょう。

    BARFに基づいて食事をつくる

    5kgの犬の1日のBARFに基づいた食事として進めていきます。

    ●筋肉(肉)

    ささみや胸肉、もも肉、肩肉など人間が基本的に肉として食べているのは動物の筋肉部分になります。

    ただBARFにおいては筋(すじ)肉の部分も筋肉の割合に含めて考えるようなので

    純粋な筋肉部分だけではない!ということを頭に入れておきましょう。

    この筋肉はBARFにおいて犬の主食になります。

    筋肉部分には必須タンパク質、アミノ酸、水溶性ビタミンが含まれています。

    筋肉の割合はBARFにおいて、1日の総摂取量の70%。

    つまり5kgの犬の1日の食事量20gの7割、約14gになります。

    ●骨

    生の骨は、必須カルシウム、リン、その他の必須栄養素を補給するBARFにおける重要な構成要素です。

    骨は主にカルシウム源となりますが、カルシウムが必要なのは手作り食において超基本。

    これは加熱した手作り食でも生食でも共通です。

    小型犬や消化機能が落ちている場合には骨ごとミンチにされているものなどもおすすめです。

    骨は加熱すると硬くなり、犬の歯や消化器官を傷つけ最悪の場合、胃や腸に尖った骨が刺さったりすることもあります。

    そのため必ず生の骨を与えましょう。

    生の骨の割合の目安は、1日の総摂取量の10%。

    つまり5kgの犬の1日の食事量20gの1割、約2gになります。

    ●レバー

    レバーは肝臓のこと。

    必須脂溶性ビタミンAと水溶性ビタミンを供給するため、BARFにおいて重要な部位です。

    レバーの摂取量の目安は、1日の総摂取量の5%です。

    つまり5kgの犬の1日の食事量20gの0.5割、約1gになります。

    5%というレバー摂取量の割合あくまで目安です。

    レバーにはビタミンAを豊富に含むため、

    この量のレバーはビタミンAの犬の推奨摂取量を上回る量になります。

    ビタミンAは脂溶性ビタミンで余剰分は体外に排出されず体内に蓄積していくため、内臓に不安がある犬(特に肝臓)の場合、

    レバー摂取量を2%まで抑えることで、必要分だけのビタミンAを摂取できます。

    また動物別で鶏のレバーが最もビタミンA含有量が多いので鶏レバーではなく豚や牛、馬などがおすすめだそう。

    ●その他の臓器

    腎臓や脾臓などの分泌臓器は、必須ミネラルや水溶性ビタミンを補給するため重要な食材です。

    その他の臓器の摂取量の目安は、1日の総摂取量の5%です。

    つまり5kgの犬の1日の食事量20gの0.5割、約1gになります。 

    5%という比率ガイドラインはあくまでも目安であり、必要な栄養を満たすために、分泌臓器の量を増減することができます。

    また動物の肺や食道、脳みそや血液、子宮や耳、頭、胎児なども与えることもあるようですが、

    この辺りの各動物の各部位の栄養を鑑みて毎食毎食の栄養バランスをBARFまたは己が信じる生食の栄養設計で考えられるのはかなり上級だと感じます。

    (ちなみに私はまだまだそんなことはできず、、)

    ●野菜

    野菜はBARFにおいて必要最低限な繊維源、そしてその野菜特有の栄養を供給するものです。

    野菜の摂取量の目安は、1日の総摂取量の7%です。

    つまり5kgの犬の1日の食事量20gの0.7割、約1.4gになります。 

    BARFにおいては野菜は食事に入れてもいいですよ、という考え方ですが全く与えないという人も中にはいます。

    また野菜と一言に言っても、

    加熱して与えるのか、できる限り生で与えるのか、発酵させるのか、ペースト状にするのか、など与え方には飼い主さんの方針と犬への合致性により多岐に渡ります。

    ちなみにきのこ類も野菜として分類されます。

    発酵野菜についてはこちらの記事もぜひ!

    ● 種子とナッツ

    種子とナッツは、BARFにおいて必須ミネラル、脂肪酸、脂溶性ビタミンを補給する食材です。

    種子とナッツの摂取量の目安は、1日の総摂取量の2%です。

    つまり5kgの犬の1日の食事量20gの0.2割、約0.4gになります。 

    種子とナッツというとあまり馴染みがありませんが、

    ごまやアーモンド、ヘンプシードやチアシード、パンプキンシードなどが挙げられます。

    種子やナッツは与える前に必ず水に浸し、すりつぶして与えるのが推奨とのこと。

    生のナッツと種子には、栄養バランスに悪影響を与える可能性のある(ミネラルの吸収を阻害する)栄養素であるフィチン酸が含まれています。

    また種子やナッツ類は犬にとって消化しにくい食材であり、割った程度では消化できずほとんどそのまま便として排出されてしまいます。

    生の種子とナッツを水に浸すことでフィチン酸が減少し、すりつぶすことで消化が促進されます。

    種子やナッツは脂肪分を多く含み高カロリーなのでこれも増減は調節しましょう。

    種子やナッツを与えていない生食派の飼い主さんも多そうですがBARFでは炭水化物を与えないためエネルギー源として脂肪分で補っています。

    そのため種子やナッツのほか、動物性の脂肪分を与えている方も多そうです。

    (色々見ていると脂肪分でも豚脂はあまり良くないとか、脂肪分を別途加える必要はないとか色々情報がありどれも間違いではなさそうですが何を採用するかは飼い主さん次第という感じがあります。)

    ●果物

    果物はBARFにおいて抗酸化物質として有益な成分を含んでいますが、糖分が多いため少量しか与えません。

    果物の摂取量の目安は、1日の総摂取量の1%です。

    つまり5kgの犬の1日の食事量20gの0.1割、約0.2gになります。 

    たくさん運動してエネルギー補給をしたい場合には糖質の多いバナナやりんごなどのフルーツを、

    サプリメント的な効果を期待する場合にはベリー系やキウイなど、

    フルーツの種類も多岐に渡るのでその時々の体調や栄養バランスに応じて変える必要があります。

    犬に豚肉を生で与えてはいけない論争

    私がいくつか情報収集していた英語圏のサイトでは、

    ”豚肉は、たとえ急速冷凍されていたとしても、筋肉に包埋された線虫(旋毛虫)がペットに感染する可能性があるため、生で与えてはいけません。”

    と記載してありました。

    SNSで見ていても生食を実践している飼い主さんで豚肉を生で与えている飼い主さんは少数派のように感じます。

    ただBARF dietといってBARFに基づいた栄養設計で作られた生食フードには豚肉がラインナップにあります。

    商品として販売しているくらいなのでどうやら豚肉を生で与えることは禁忌ではない模様。

    より詳しく調べていくと、犬に豚肉を生で与えてはいけないと言うのは古い常識であり、

    近年の先進国の家畜豚(適切な規制検査、検疫が実施されている国)では、

    寄生虫(旋毛虫、条虫)やウイルス(トキソプラズマ)は根絶されているとのこと。

    これらの寄生虫が心配ならば生で与えたい豚肉は1ヶ月冷凍させると言っている飼い主さんが多いように感じました。(アメリカ版Yahoo!知恵袋より)

    また豚が媒介する可能性のある仮性狂犬病(オージェスキー病/オーエスキー病)はカナダ、グリーンアイランド、オーストラリア、アフリカでは1度も報告はされていないそう。

    日本では1981年に初めて確認されたものの、2024年時点では全国が清浄地とされています。

    仮性狂犬病(オージェスキー病/オーエスキー病)は71度以上の加熱で死滅するため、心配であれば低温調理がおすすめです。

    ただ豚の脂肪分には考えが分かれるようで、

    豚は汗をかけないため脂肪分に毒素が蓄積されやすく豚の油、いわゆる豚脂はよくないとも言われているようです。

    この豚脂も問題はないとは言われています。

    ただ猪は野生のものが多く、寄生虫やウイルスに関しては危険性が高いので低温調理や加熱調理がおすすめとのこと。

    BARFでの野菜と果物は犬には不要論争

    犬の生食に野菜や果物が含まれているかどうかは、たくさんの考え方があります。

    犬は野菜を消化できないとか、

    犬の祖先は肉食オオカミだから野菜や果物は必要ないだとか、、、

    事実犬は、消化助けるために調理された野菜や果物に含まれる栄養素を完全に消化吸収することができます。

    また、野菜や果物を摂取しなくとも内臓や骨から栄養を補えるというのは正しいのですが、

    食事における栄養バランスを満たす上で有益な役割を果たします。

    野菜や果物は、エネルギー源として利用できる糖質と、

    ビタミンKの合成と腸の健康をサポートする食物繊維を供給します。

    (食物繊維も大量に与えるとミネラル、糖質、脂質の吸収を阻害してしまうので与え過ぎはng)

    またその野菜特有の栄養成分をサプリメント的な存在として摂取することもできます。

    (トマトのリコピン、ブロッコリーのスルフォラファンなど)

    でんぷん質の少ない生の野菜をピューレ状にするのが、最も簡単で推奨される調理方法です。

    さらに、野菜を軽く蒸したり発酵させたりすることも、消化を促進するための代替調理法です。

    生でそのまま食べられる野菜でもシュウ酸などが気になる場合はゆでこぼしをしましょう。

    さらに、食材制限のある食事では、必要に応じて植物性食材で栄養不足を補います。

    例えば、内臓肉を与えない低プリン食などが挙げられます。

    したがって、完全でバランスの取れた食事を作るには、植物性食材の使用が不可欠です。

    また、野菜や果物には、カロテノイド、フラボノイド、抗酸化物質、その他免疫機能と健康に有益な多くの植物化学物質が含まれています。これらの植物化学物質は、植物性食材以外の食品には含まれていません。

    BARFでの穀物豆類芋類は犬には不要論争

    BARFの栄養設計でも穀物豆類芋類は含まれていません。

    犬は雑食寄りの肉食と言われているけど祖先のオオカミは肉食だから穀物豆類芋類は不要!なんて言われたりもしています。

    じゃあ焼き芋大好きなうちの犬は?何て疑問もありますが、、

    少なくとも大量のでんぷんが含まれた食事は犬にあまり良くなさそうというのは事実です。

    なので全く与えてはいけない!というわけではありません。

    犬が食べるのが好きならばある程度の量は与えてたまに食を楽しんでもらうのは良いでしょう。

    BARFスタイルの市販フード

    ここまで長々とまとめてきましたが、

    初心者さんはすでにバランスよく材料がブレンドされている市販の生食(BARF)フードもおすすめです。

    そこでいくつかBARFに基づいた栄養設計のフードを紹介します。

    BARFダイエット

    https://www.petpatties.com/SHOP/g15616/list.html

    100%オーストラリア産の冷凍生食フード。

    ビーフ、ポーク、チキン、ラム、カンガルー、ラビットの6種。

    単一タンパク質の材料でできているのでアレルギーがある犬にもおすすめ。

    1箱12パックの個包装になっていて酸化しにくい。

    我が家はポークを買ったことがあります◎

    ・フロンティアペット

    https://mipet.jp/shop/brand/frontier-pets/?srsltid=AfmBOorT0eNCcTiWFaWzmZoFyo7w0XwaI_ZsDjfkntw-JBwYFNq0LvgS

    BARFに基づいた栄養設計のフリーズドライフード。

    生食に抵抗があるけれど初めてみたい人におすすめ。

    カンガルー、ポーク、ビーフ、ラム&フィッシュの4種。

    カンガルーのみ単一たんぱく質でアレルギー対応。

    我が家はカンガルーとポークを購入したことがあります。

    かなり細かい粒なのでふやかしやすいです◎

    フリーズドライで日持ちするので生食派の方の非常食にもおすすめ。

    ・diaraパーフェクトミンチプラス

    https://petfoodfactory.diara-plus.com/?pid=97850663

    横須賀生まれの馬肉専門店が手がけるペット用馬肉ブランドのdiara。

    馬は体温が高く、寄生虫や細菌が繁殖しにくいため人間でも生で食べられるほど比較的安全性の高いお肉。

    生で与えるのに少し抵抗があるけれど生食にチャレンジしてみたい人におすすめ。

    我が家は暑い時期に毎朝与えています。

    (馬肉は東洋医学/漢方の世界では寒性と言われ体を冷やすお肉だそうなので暑い時期は馬肉を与えています)

    ・ワイルドバランスBARFフィロソフィー

    https://www.gpn-inc.co.jp/c1162-c2211-p1-n60-o2-v0.html

    BARFに基づいた栄養設計のウェットフード。

    生食に抵抗があるけれど初めてみたい人におすすめ。

    ビーフ、サーモン&ビーフ、チキン、フィッシュ&ターキーの4種。

    ビーフとチキンは単一たんぱく質でアレルギーの犬にもおすすめ。

    我が家はチキンを購入したことがあります。

    ごろっとお肉や内臓が入っており食べ応え抜群&嗜好性抜群。

    生食派の非常食にも◎

    ・ペットパティースジャパンオリジナルビッグドッグ

    https://www.petpatties.com/SHOP/139153/139154/list.html

    かなり輸入が不定期で在庫が不安定ですが、

    原材料の肉類は100%オーストラリア産のもので構成。

    敏感肌の犬用、活発な犬用など目的によってブレンドされているのが魅力。

    試してみたいが今手に入るのはカンガルーしかないそう。

    ちなみにカンガルーは単一たんぱく質でアレルギー対応。

  • 【犬知識伝播】犬の光る首輪は危険!?その理由と危険性、代替案も紹介!

    【犬知識伝播】犬の光る首輪は危険!?その理由と危険性、代替案も紹介!

    最初に

    暑い夏や日中働いている場合、夜に犬の散歩をするという飼い主さんも多いのではないでしょうか。

    視界が悪くなる夜間ではリードが見にくくなり自転車や歩行者がリードに引っかかってしまったり、

    犬と自転車や歩行者と接触事故に遭ったりする危険性が日中に比べて格段nに上昇します。

    そんな危険を回避するために犬に光る首輪をつけて対策している方も多いのではないでしょうか。

    光る首輪はペットショップやホームセンターでも多く販売され今や夜間の犬の散歩の安全対策グッズの代表的存在ではないでしょうか。

    ところが、その光る首輪の危険性が今話題になっています。

    光る首輪がなぜ危険なのか、その理由と危険性、光る首輪の代替案などもまとめてみましたのでぜひ最後までご覧ください!

    目次

    1. 最初に
    2. 目次
    3. 光る首輪のメリット
    4. 光る首輪はなぜ危険か
    5. 明るい光が犬の目に当たりすぎると起こる可能性のある障害・疾病
    6. 犬の瞳に優しい暗闇での安全対策
    7. 飼い主がライトを持つ場合
    8. 犬の視界から離れた背中(ハーネス)にライトをつける場合
    9. 製品の選び方、ライトの設定のポイント
    10. おすすめの組み合わせ(おすすめの使い方)
    11. 光による犬の反応簡易チェック

    光る首輪のメリット

    夜のお散歩で目立つ

    車や自転車、ランナーなどから犬の存在が分かりやすくなることで事故防止に役立ちます。

    特に黒や茶色などの被毛の色が濃い犬種は暗いと見えにくいため、存在をわかりやすくするのはおすすめです。

    飼い主さんも見失いにくい

    自転車に乗っている人やランナー、他の人から以外でも

    飼い主自身も暗い公園や空き地、広場でノーリードにしなくても、少し長いリードやロングリードを使う時などに犬の位置が把握しやすく見失いにくくなります。

    おしゃれ(?)

    色や光り方のバリエーションがあり、SNS映えする、という意見もメリットとしてあるようです。

    正直個人的にはあまり理解できませんが、SNS上では白いポメラニアンのような犬種が虹色に光る首輪をつけると光る犬に見える!と話題になっていたこともありました。

    光る首輪はなぜ危険か

    Photo by Johann on Pexels.com

    一見、犬の安全のためにつけている光る首輪ですがこれがかえって

    犬に悪影響を及ぼしている可能性が最近示唆されています。

    LEDの光が犬の目に負担をかける可能性

    犬は人より暗闇に強い目を持っているため、強い光を放つものが目の近くでチカチカ発光しているとストレスや網膜への負担が心配されます。

    自分に置き換えて考えてみれば分かりやすいのですが、

    目の近くで虹色に光を放つLEDがずっと点灯していると目がチカチカして気分が悪くなりますよね。

    素材や重さの問題

    安価なものは硬いプラスチック製で首に当たって不快だったり、軽量化されていなかったりして特に小型犬には負担になる。

    また硬いプラスチック製のものは劣化しやすく衝撃に弱いため割れて喉元にささる危険性もあります。

    発熱や感電リスク

    防水性や耐久性が弱い製品だと、雨や噛み癖、激しい犬同士の遊びなどで壊れやすく、電池部分が漏れたりショートする危険性があります。

    充電式のタイプが特に危険で小型のリチウムバッテリーが内蔵している場合、衝撃が加えられ損傷したものを使用していると発火する可能性があります。

    首輪自体の危険性

    普通の首輪にも言えることではありますが、引っかかったときに外れにくいタイプだと窒息のリスクがあります。

    特に光る首輪は装飾面に重視されていることが多く安全設計が甘いことも。

    光の色による虫の誘引

    夜、街灯やお店の軒先に虫が集まっているように特に青や白い光は虫が寄ってきやすい性質があります。

    特に夏場は虫が活発な時期なので犬に必要以上に虫が集まり虫に刺されやすくなるとも言われています。

    光だけに頼ってしまう

    これは飼い主の心理面における部分ですが、 

    「光っているから夜間でも安全」と過信してしまうことが挙げられます。

    夜間、特に5時〜8時ごろまでは帰宅する人が多く、帰路を急ぐ人や自転車、車などが増える時間帯です。

    犬が光る首輪をつけているから大丈夫と過信せず、周囲をよく見ることが大切です。

    これは光る首輪に限らず反射板やライト付きリードなどにも同様に言えることでしょう。

    明るい光が犬の目に当たりすぎると起こる可能性のある障害・疾病

    Photo by Jou00e3o Jesus on Pexels.com

    一時的な眩惑(グレア)や視覚混乱

    暗視に適した目に強い光が入ると、数秒〜数分間、視力が低下します。言わずもがな散歩中に起こると危険です。

    光による網膜ダメージ(光網膜症)

    強いLED光源を長時間直視した場合、網膜の感光細胞が傷つき視力低下や失明のリスクが上がる原因になります。

    (特にブルーライト成分の多い白色LEDは網膜への酸化ストレスを高めると報告あり)

    慢性的な眼精疲労・ストレス

    光に敏感な犬は特に目を細める、顔を背ける、落ち着かない) などの不安やストレス行動につながることもあります。

    白内障や緑内障を持つ犬では悪化要因になることも

    白内障や緑内障がある犬には光の刺激で眼圧の変動や症状の悪化が懸念されます。

    犬の暗視能力・光の認知力は人間の何倍?

    犬は人間より 暗い場所で約5倍以上よく見える といわれています。

    人間よりも光を認識しやすいのは網膜の「桿体細胞(暗さを感じる細胞)」が人間より豊富だからと言われています。

    また暗闇では瞳孔が大きく開くため、光を取り込みやすくなります。

    犬の瞳の網膜の裏に「タペタム」と呼ばれる反射層があり、少ない光を増幅して光を二度利用できる仕組みになっており、

    暗闇でフラッシュを焚いて犬を撮った時に犬の目が光るのはその影響と言われています。

    一方で、犬は色の識別や細かい視力は人より劣るので、暗闇での“形の認識”は得意ですが色の認識は人間よりも苦手です。

    犬の瞳に優しい暗闇での安全対策

    ・反射材入りのハーネスやリード

    ・飼い主さん自身がライトを持つ(ヘッドライトやハンドライト)

    ・バンダナやベスト型のLEDライト

    などの方が犬に優しい場合もあります。

    つまり「犬にとって夜は人間ほど不便じゃない」から、強いLEDは必要以上の刺激になる可能性が大きいということなんです。

    犬は人より暗闇に強い目を持っているので強い光は安全性よりもむしろ犬の体にかかる負担の方が大きい可能性があります。

    本当に安全と健康を考えるなら、光に頼らず反射材や飼い主側のライトで工夫をするのがいいのかなーと思います。

    飼い主がライトを持つ場合

    長所

    ライトの向きを飼い主がコントロールできる(犬の顔に直射しない)。

    地面や障害物も照らせるので転倒や足裏ケガの予防、ゴミや異物を避け誤飲の予防になる。

    ヘッドライトなら両手が使えて便利。

    注意点

    犬の目に直接当てない(足元・犬の横側・地面に向ける)。

    暖色系(青成分が少ない)で拡散ビームのライトがベター。

    点滅だけに頼らず、反射材と併用する。

    犬の視界から離れた背中(ハーネス)にライトをつける場合

    長所

    光が犬の目に直接入らない(顔の負担を避ける)。

    犬の「位置(シルエット)」が分かりやすく、見失いにくい。

    注意点

    小型犬は地面に近くなるため、ハーネスにつけたライトだけだと道路上のドライバーから見えにくい場合がある 

    → その場合は飼い主ライト+背面ライトの併用が良い。

    背中取り付けは首輪ではなくハーネスに固定する。

    (首への負担や締めつけリスク回避)。

    犬の顔正面から見たときに背中が見えにくく、

    光が見えにくいため暗闇では犬の姿を認識しにくく効果があまりない。

    点滅モードは目立つが犬がストレスを感じることがあるので、一定の弱い点灯(定常光)またはゆっくり点滅を推奨。

    製品の選び方、ライトの設定のポイント

    青成分の少ない暖色(アンバー/赤系)

    または低色温度の暖白を優先。

    青白い光は網膜へ負担をかけやすい。

    光の種類:

    拡散(ワイド)光

    一点を強く照らすスポット光は犬の眼に刺激を与えやすい。

    モード:

    定常光かゆっくり点滅を基本に。素早い点滅は避ける。

    サイズ&重さ:

    軽量で低プロファイル(小型犬は特に重要)。

    防水・耐久性:

    雨やよだれ・ある程度の噛み付きに耐える設計

    (簡易的な防水効果でも◎)。

    バッテリー:

    充電式で端子がしっかり密閉されているもの。

    ボタン電池使用のものだと電池の液漏れチェックを。

    取り付け:

    ハーネスの背中中央につけられる、

    またはリードや飼い主の持つカバンにつけられるもの。

    外れにくく、犬につけるなら首や動きを妨げない取り付け方のもの。

    眼疾患がある子は獣医に相談:

    白内障や網膜疾患がある犬は光刺激が悪化因子になる可能性あり。

    おすすめの組み合わせ(おすすめの使い方)

    反射素材入りハーネス(または反射ベスト)+飼い主ヘッドライト(低照度、足元照射)。

    人混みや車通りが多い場所:

    上記に加えて背中に低輝度ライト(定常光)を装着。

    小型犬や視界が悪い場所:

    飼い主がライトで犬の横を照らしつつ、犬本体は反射で補う。

    これらの他にも飼い主のカバンに反射剤のキーホルダーをつけたり、犬や飼い主が反射素材が使われた上着やリード、首輪を着用するのもおすすめです

    光による犬の反応簡易チェック

    Photo by Lum3n on Pexels.com

    犬が光に過敏かどうか、犬に負担のあるものなのかをチェック!

    ✅夜間や暗い場所で犬の顔に当たらないように背中からライトを当てて様子を見る。(チェックの際にライトは犬の目に当てないこと!)

    ⇨犬がライトの光を認識し、目を細める、顔を背ける、落ち着かない様子があればすぐ中止をするか、光の位置を変えたり強さを下げる。

    ✅夜間に実際の車からの見え方を確認(安全な場所で実験)して最適な組合せを決める。

    ⇨犬の背中(ハーネス部分)につけるのか、リード部分につけるのか、

    飼い主はライトを持つのか、反射材はどこにつけるのかなど。

    実際に夜間ではどの程度明るさや反射を放つのか確認してみると良いでしょう。

    ✅夜間の散歩に飼い主も犬も慣れないうちは初回は短時間から慣らす


  • 【関節ケア】犬の関節にグルコサミン、コンドロイチン、ヒアルロン酸ができること、できないこと。

    【関節ケア】犬の関節にグルコサミン、コンドロイチン、ヒアルロン酸ができること、できないこと。

    はじめに。

    腰や膝、肩など犬の関節トラブルに悩む飼い主さんは多いのではないでしょうか。

    関節に効果があるというサプリメントやおやつ、フードなどを犬のために与えている方も多いともいます。

    関節に効果がある成分代表的なのはグルコサミン、コンドロイチン、ヒアルロン酸。

    ですがこれらの成分は”経口摂取だと効果がない”だとか言われつつも

    グルコサミン、コンドロイチン、ヒアルロン酸が含まれた人間用のサプリメントでは効果が認められた医薬品になっていたりします。

    我が家の犬も先天性の膝蓋骨脱臼を患っており関節ケアにはたくさん悩み、たくさん調べました。

    その中でもグルコサミン、コンドロイチン、ヒアルロン酸は関節ケアの中でも大きな論点の1つだと感じました。

    自分の経験も含めて皆さんにもシェアできたらなと思い今回のテーマにしてみました。

    目次

    1. はじめに。
    2. 目次
    3. グルコサミンとは
    4. コンドロイチンとは
    5. コラーゲンとは
    6. 関節と3成分の関係性
    7. 効果がないと言われる理由
    8. サプリメントは意味がないのか?
    9. 犬がなりやすい関節のトラブル
    10. サプリは全ての関節トラブルに有用なのか?
    11. まとめ
    12. 関連記事🌟

    グルコサミンとは

    グルコサミンは、体内で自然に作られるアミノ糖の一種。

    関節の軟骨や滑液(関節をスムーズに動かす潤滑液)を構成する成分の材料になります。

    年齢とともに体内での合成が減り、軟骨がすり減る原因のひとつと考えられています。

    コンドロイチンとは

    コンドロイチン硫酸はムコ多糖類の一種で、軟骨に水分を保持させることで弾力性を保ち、衝撃吸収を助ける役割を担います。

    さらに軟骨の新陳代謝を支える働きも示唆されており、グルコサミンと組み合わせて利用されることが多い成分です。

    コラーゲンとは

    コラーゲンは体内に最も豊富に存在するタンパク質で、骨、靭帯、関節軟骨の土台を形成します。

    経口摂取したコラーゲンは分解されてアミノ酸として吸収されますが、一部は「コラーゲンペプチド」として血中に残り、関節や皮膚に働きかける可能性が報告されています。

    関節と3成分の関係性

    グルコサミン:軟骨成分の材料

    コンドロイチン:軟骨の保水・弾力を維持

    コラーゲン:関節構造の基盤を形成

    これらは相互に作用しながら、関節のクッション性と滑らかな動きを支えています。

    効果がないと言われる理由

    Photo by Anna Shvets on Pexels.com

    1. 消化・吸収の壁

     経口摂取された成分がどの程度、実際に関節組織に届くのかは明確ではありません。

    2. 臨床試験の結果が一定しない

     ヒト・犬いずれの研究においても「改善あり」と「効果なし」の両方が報告されています。

    3. 即効性の欠如

     鎮痛薬のように短期間で改善が見られるわけではなく、効果を実感しにくい点が指摘されています。

    サプリメントは意味がないのか?

    結論から言えば「全く意味がない」とは言えません。

    • 一部の犬では歩行の改善や関節のこわばりの軽減が報告されており、

    個体差が大きいと考えられます。

    • サプリメントの効果は成分の質と配合量に左右されます。

    安価な製品では有効量に達していない場合も少なくありません。

    • グルコサミンやコンドロイチン単独よりも、

    オメガ3脂肪酸や抗酸化成分と組み合わせた製品の方が有効性が期待されるという報告もあります。

    現に愛犬の膝を診察していただいていた先生はサプリメントを推奨していました。

    (ただ効果があるというより何もしないよりはマシ、手術するまでに悪化させない保存療法の一環として、ですが。)

    犬がなりやすい関節のトラブル

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    1. 変形性関節症(関節炎)

    • 関節軟骨がすり減り、炎症や痛みが起こる慢性疾患。

    • シニア犬や大型犬に多い。

    • グルコサミン・コンドロイチン・ヒアルロン酸の研究が最も多く、進行抑制や痛みの軽減に有用とされる可能性あり。

    2. 膝蓋骨脱臼(パテラ)

    • 小型犬に多い。膝のお皿(膝蓋骨)が正常な位置から外れる。

    • 先天的な骨格の形や靭帯の緩みが主因。

    • サプリは軟骨保護には役立つ可能性があるが、「脱臼そのもの」を治すことはできない。

    3. 股関節形成不全

    • 大型犬に多い。股関節が正常にかみ合わず、ぐらつきや痛みが出る。

    • 進行すると変形性関節症に移行。

    • サプリは痛みの軽減や炎症抑制のサポートにはなるが、骨格の異常自体を修正することはできない。

    4. 靭帯断裂(特に前十字靭帯)

    • 激しい運動や加齢で発生。急に足をつけなくなる。

    • 治療の基本は外科手術。サプリのみでの改善は不可能。

    • ただし、術後の関節炎予防には補助的に役立つ可能性あり。

    5. 椎間板ヘルニア

    • 背骨の椎間板が飛び出して神経を圧迫。特にダックスなど長胴犬種に多い。

    • 主に椎間板の問題であり、グルコサミンやコンドロイチンの直接的効果は限定的。

    • ヒアルロン酸は椎間板にはほぼ作用しない。

    サプリは全ての関節トラブルに有用なのか?

    グルコサミン・コンドロイチン・ヒアルロン酸は「軟骨の保護」「炎症の軽減」に作用する可能性がある。

    • そのため、変形性関節症のような“軟骨がすり減るタイプの関節疾患”では有用性が高いと考えられる。

    • しかし、

    • 膝蓋骨脱臼や股関節形成不全 → 原因は骨格や靭帯の異常なので、サプリだけでは根本改善しない。

    • 靭帯断裂や椎間板ヘルニア → 手術やリハビリが主体で、サプリは補助的役割にとどまる。

    まとめ

    • グルコサミン、コンドロイチン、コラーゲンは「関節組織の材料・サポート成分」であり、関節の健康維持に理論的な根拠はある。

    • ただし、臨床的な有効性は個体差が大きく、過度な期待は禁物。

    • サプリメントは「即効薬」ではなく、体重管理や適切な運動、食事と合わせて総合的に取り入れることが重要。

    • 質の高い製品を継続的に使用することで、進行抑制や予防的な効果が期待できる可能性がある。

    • 犬の関節トラブルには、関節炎から脱臼・靭帯損傷まで幅広く存在する。

    グルコサミン・コンドロイチン・ヒアルロン酸は万能ではなく、軟骨の消耗型トラブルでこそ意味がある。

    • 先天的な骨格異常や外傷性の疾患では、サプリは「補助的ケア」と割り切ることが大切。

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