はじめに
1日でも愛犬とは一緒にいたいと思う人は多いのではないでしょうか。
近年犬も長寿命化していますが、ここで注目されているのがアンチエイジングや老化を遅らせる食材や成分などです。
その中でも近年スポットライトが当たっているのがNMN。
NMNってなに?と言うことから効果や犬への取り入れ方、副作用や安全性などについてまとめてみました。
目次
- はじめに
- 目次
- NMNとは
- NMNの体の中での働き
- NMNの主な期待効果(ヒト・動物実験ベース)
- NMNを犬に与えることで期待されるメリット
- NMNの安全性と副作用
- NMNを犬に与える際の注意点
- NMNと似た効果を持つ成分
- NMN投与してもいいかもな犬
- NMN投与が向いていない犬
- NMNの用量目安(犬)
NMNとは

「NMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド / Nicotinamide Mononucleotide)」は、近年“若返り成分”として注目されている成分です。
英語の略語で横文字だしなんだそりゃ?って感じですよね。(私もそうでした。)
簡単に言うとNMNは、体の中で「NAD⁺(ニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチド)」という物質に変わる前駆体です。
このNAD⁺は、細胞のエネルギー代謝やDNAの修復、老化制御に深く関わるとても重要な分子です。
つまりNMNは今期待されている若返り成分成分ということなのです。
NMNの体の中での働き
ビタミンB₃(ナイアシン)
→ NMN
→ NAD⁺
というふうに変化します。
年齢とともに体内のNAD⁺が減少すると、エネルギー代謝の低下、老化の進行、細胞の修復力低下などが起こるため、NMNを補うことでそれをサポートしようという考え方です。
NMNの主な期待効果(ヒト・動物実験ベース)

・細胞レベルの老化抑制
・ミトコンドリア活性化(=エネルギーUP)
・肌のハリ・ツヤ改善
・記憶力・集中力の向上
・睡眠の質改善
・代謝改善・脂肪燃焼促進
※ただし、これらはまだ研究段階。
人間の長期的効果は今も検証中で、犬に対しての効果もまだまだ研究段階にあります。
NMNを犬に与えることで期待されるメリット

犬の体でも、NMNは同じようにNAD⁺(ニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチド)に変換され、エネルギーや老化制御の鍵を握ります。
細胞の修復が促進、DNA損傷修復の促進されることで細胞老化の遅延が期待できます。
エネルギー代謝 に関与し、ミトコンドリア機能改善、体力低下予防が期待できます。
血流改善、心臓機能の維持のほか認知機能・記憶のサポート、老犬の認知症予防の可能性、新陳代謝が促進され、ツヤ・毛並みの改善、皮膚被毛の健康維持も期待されています。
ただし、人間ベースでの研究もまだ十分ではなく動物におけるNMNの投与における安全性・適正量の研究はまだ少ないのが現状です。
マウスでは老化予防や代謝改善の報告がありますが、犬への臨床データはまだ十分ではなく、
現時点では「可能性はあるが慎重に扱う成分」もしくは「これから将来の研究に期待するもの」と言った感じでしょうか。
いずれにせよNMNはかなり先進的な未来的な存在なのは確かです。
NMNの安全性と副作用
NMNは体内で「NAD⁺」という補酵素に変換され、細胞のエネルギー代謝・老化抑制・ミトコンドリア機能の維持などに関与します。
マウスやラットでの試験では、体重1kgあたり300〜500mgの高用量でも大きな副作用は確認されていません。
犬への直接的な研究はまだ少ないものの、低用量(体重1kgあたり2〜10mg程度)では副作用報告はほぼありません。
ただし長期投与の安全性は未実証のため、短期間のアンチエイジングサポートや疲労回復目的にとどめるのが安全です。
●想定される副作用(過量または個体差による)
・軽い胃腸不調(下痢・軟便)
・食欲低下
・まれに眠気や活動性の低下(代謝調整が起こるため)
NMNを犬に与える際の注意点
人間用NMNサプリをそのまま犬に与えるのは 推奨されません。(濃度が高すぎること、適正量の調節が困難なことより)
また、吸収効率や代謝が人間と異なるため、動物用に設計された製品を与えることが望ましいです。
NMNのサプリメントは品質差がとても大きいとも言われています。(安価なものは吸収率が低い場合も)
サプリメントのなかでもNMNのものは比較的高価(1ヶ月分で1〜3万円程度)と言われており継続にはそれなりにお金がかかります。
かといって効果が確実に認められた医薬品ではないので、「若返りが確実に起きる」というものでもありません。
持病(肝疾患・心疾患など)のある犬は特に注意が必要になり、無理は禁物です。
与えたい場合には獣医師さんと相談を。
NMNと似た効果を持つ成分

NMNはまだ効果がどれだけ出るかわからないものだし、高価だな、、、
そんな飼い主さんに注目してほしいNMNと似たようなアンチエイジング成分、抗酸化作用効果がある成分もまとめてみました。
・ナイアシン(ビタミンB3)
NAD⁺の原料。NMNの上流物質。
体内でNMN→NAD⁺に変換される自然経路。
過剰摂取は肝臓負担あり。
・コエンザイムQ10(CoQ10)
ミトコンドリアのエネルギー生成を助ける。 心臓・筋肉・脳のサポート。
特にシニア犬に勧められることも多く研究実績も豊富。
・レスベラトロール
サーチュイン遺伝子活性化(=NMNと同じ経路)。
赤ワインやブドウ由来。
抗酸化・抗炎症・長寿遺伝子活性化。
・α-リポ酸
抗酸化作用+エネルギー代謝サポート。
糖代謝や神経保護にも良い。
・カルニチン
脂肪酸をエネルギーに変換する。
シニア犬や運動量の多い犬に。
心臓ケアにも使われる。
NMNはまだまだ研究段階なのでこれらのような成分と併用することもおすすめとのこと。
NMN投与してもいいかもな犬
以下のタイプの犬には、NMNの投与で比較的メリットが期待できます。
・高齢犬(細胞エネルギーの低下を補いたい場合)
・運動量が多い犬(筋疲労・酸化ストレス対策)
・代謝が落ちてきた犬(食欲低下や被毛ツヤの減少)
・病後や手術後の回復サポート
・生食派、無添加食派で自然な代謝活性を目指す飼い主さん
NMN投与が向いていない犬
以下の条件に当てはまる犬は注意または避けた方が安全です。
・成長期(1歳未満)の犬
→ 細胞分裂が活発な時期に外的な代謝促進はリスクがある。
・肝臓、腎臓に持病がある犬
→ NAD⁺代謝の排泄・分解経路に負担がかかる可能性。
・妊娠・授乳中の犬
→ 胎児・乳仔への影響データがないためわざわざ挑戦するリスクを取る必要はないように思います。
・すでに複数のサプリを摂取している犬
→ 代謝経路が重複し、吸収効率やバランスが乱れることも。副作用が出やすくなることも考えられます。
NMNの用量目安(犬)
人間換算では「体重1kgあたり5〜10mg前後」が目安とされています。
基本的にはサプリメントに記載のある規定量を守ることが重要ですが、
犬の場合、以下のように投与量調整するのが安全域です。
体重 推奨NMN量(目安)
3kg 10〜20mg/日
5kg 20〜40mg/日
10kg 40〜80mg/日
20kg以上 80〜150mg/日
●ポイント
半量を朝晩に分けてもOK
体重に関わらず最初はごく少量(3-5mg)からスタート。
疲労時や運動をした日のみでも。
継続して投与する場合は2〜3週間単位で様子を見ること。
朝の食事時に与えるとエネルギー代謝が効率的。
より効果的な「NAD⁺ブースト」を狙うなら、ビタミンB群(特にB3, B2)との併用が効果的。

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