【犬の食事】BARFとは?生食が気になる飼い主さんに!メリットやデメリット、生食のはじめ方、食事の作り方も紹介。

近年犬の飼育頭数は年々増加、

さらに犬1頭へかける金額も年々大きくなっている傾向にあり、

犬の長寿命化、健康意識の上昇、ペット市場の拡大につながっています。

特に犬の健康の根幹とも言える”食事”には大きな関心が集まっています。

私もその1人で、犬と暮らすようになってから犬の食事にずっと注目しいろいろな勉強をし、情報を得て、試行錯誤してきました。

最近犬の食事は今まで主流であったドッグフードから移り変わろうとしている分岐点のような気がしています。

その中でも犬に生の肉や内臓を中心に与える”生食”という食事スタイルは注目を浴びています。

生のお肉と聞くとサルモネラ菌や食中毒などを想像しますが

デメリットもあるもののメリットが多いのが生食のようです。

私は生食も与えていますがすでに肉や内臓、骨などがブレンドしているものを与えているため、

根本的な知識を得たいと思い今回勉強も兼ねてまとめることにしました。

生食派の飼い主さん、いらっしゃいましたらぜひコメントやメールでいろいろ教えてください!!!!!!

目次

  1. 目次
  2. 生食とは
  3. 生食のメリット
  4. 生食のデメリット
  5. 生食を始めるにあたってするべきこと。
  6. BARF(バーフ)とは
  7. 生食(BARF)の始め方
  8. BARFに基づいて食事をつくる
  9. 犬に豚肉を生で与えてはいけない論争
  10. BARFでの野菜と果物は犬には不要論争
  11. BARFでの穀物豆類芋類は犬には不要論争
  12. BARFスタイルの市販フード

生食とは

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そもそも生食とは、なんですが

読んで字の如く、

加熱を最低限になるべく生の状態のものを食事として与える食事スタイルのことを指します。

英語ではraw foodと言われています。

こちらも

raw=生

food=食事 とそのままの意味です。

ここでの”生”は肉を主に指しますが、

飼い主さんの価値観と犬の体質によって各家庭で違いがあります。

例えば、

肉は生で与えるけれど魚と野菜類は火を通します!という方もいれば、

肉はもちろん、魚や野菜も生で与えます!という人もいます。

また、野菜や果物はほとんど与えず肉と内臓、骨だけ与えています!という飼い主さんも。

つまり一言に生食派です!といってもいろんなスタイルがあって

どれも正解でもないし間違いでもないんですよね。

生食を犬に与えたいというくらいなので、

ある程度の犬の食に対する意識が高く犬のために努力や手間、勉強、情報のアップデートは惜しまない人が多いのも特徴かと思います。

もちろん、生食派が犬の食事として正解!というわけではなく、

生食が合わない体質の犬もいます。

(最近たまに生食こそ犬の食事として基本なのになぜ加熱したものを勧めるんですか?犬の食事で1番好ましく食性にあっているのは生食です!なんてわざわざ言ってくる人もいます。犬の体質や好み、飼い主さんの価値観や経済状況、時間的余裕は本当に人それぞれで愛犬の様子を1番理解しているのは飼い主さんです。聞かれてもないのによそのおうちのご飯にあれこれ言うのは野暮ってものですよね。)

生食のメリット

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生食のメリットが沢山あるから生食に移行する飼い主さんが多いのだとは思いますが、改めてメリットをまとめてみました。

🍖高い消化吸収率

野菜やお肉、骨や内臓を生のまま与えるもしくは必要最低限の加熱にすることで酵素や栄養素が熱による破壊を受けにくく、

栄養がそのまま吸収されやすいと言われています。

🍖皮膚や被毛の改善

高い消化吸収率、そして高い栄養価の食事を摂取することで

内臓に栄養が行き渡り皮膚や被毛にまで栄養を行き渡らせる余裕ができ、

結果として艶のある被毛や健康な皮膚につながるといわれています。

🍖便の量や臭いが少なくなる、便の状態が良くなる

犬が消化を苦手とする穀物、豆類、芋類を与えず野菜や果物は必要最低限とすることで、

犬が消化を得意とする肉、内臓、骨が主食となり消化効率が良くなります。

そのため、食事として摂取した大半が消化吸収されるため便が小さくなります。

また消化しにくいものを与えないことで胃や腸などの消化器官の負担を軽減し、

腸内環境が改善され便の臭いも軽減され、便の状態も良くなるケースが多い

🍖食いつきの良さ

犬の嗜好性が高いと言われているのは内臓や骨を含むお肉。

もっとわかりやすく言えば動物性のもの。

穀物、豆類、芋類を含まず必要最低限の果物や野菜、そして肉、内臓、骨、魚が大部分で占めている栄養設計なので嗜好性はかなり高い食事のはずです。

🍖アレルギー対策ができる

これは生食に限った話ではないですが、

手作りの場合自分で犬の食事を作れるわけで、原材料も好きなように選び放題です。

言い方を変えれば愛犬の食事を栄養豊富にもできるし、偏った食事も作れます。

もしアレルギー体質であったり、アレルギーがある食材がある、

アレルギー疑惑のある食材がある場合には手作りの方がしっかり確実にアレルゲンを避けられます。

市販のフードに含まれる栄養添加物や加工成分の中には何が由来のものか不明のものもあるため

アレルギー体質のわんちゃんの飼い主さんはオススメです。

また、アレルギー反応は同じ食材を長期的に摂取しているとその食材に反応しやすいともいわれています。

手作り食はいろいろな食材を取り入れるので同じドッグフードを長期的に与えるのとではアレルギー反応の出現に大きく違いが出ます。

生食のデメリット

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生食に限らずですがメリットがあるということはデメリットもあるということ。

🍖衛生面のリスク

犬の胃酸がいくら人間より強くともサルモネラ菌や大腸菌などの細菌感染リスクがあるのは人も犬も一緒のようです。

特に免疫力の弱い犬や小さな子犬、シニア犬には注意が必要です。

また猪や鹿肉などのジビエ肉は稀に寄生虫がいる場合もあります。

魚を生で与える場合にはアニサキスも危惧しなければいけません。

🍖栄養バランスの難しさ

これは生食に限らず手作り食においての話ですが、

知識がないと簡単に栄養が偏った食事になってしまいます。

栄養が偏った食事を摂取し続けることでカルシウム不足やビタミン・ミネラルの偏りが起き、健康状態が悪くなってしまいます。

また犬の栄養学は日々研究がされており色々な情報が日々アップデートされています。

そのため現状に満足せず勉強や、情報の入手をし続ける姿勢も必要です。

🍖保存の手間

生食には冷凍と解凍が必須です。

犬の食事を全て生食にする場合には沢山の肉や内臓、骨を冷凍保存しておく必要があるため、

多くの飼い主さんは犬専用の冷凍庫を持っていると言います。

また冷蔵庫では解凍するスペースが必要になります。

🍖費用がかかる

どの程度の価格帯のドッグフードを与えているのかにもよりますが、

市販のドッグフードに比べてコストが高い場合が多いと言われています。

犬の食費は犬の食事量にも大きく左右されます。

最近はドッグフードも高価格帯のものが多いので、家庭によっては生食の方がコストが少なくなることもあるため、

一概に費用がかかるとは言えないかもしれません。

🍖動物病院によって意見が分かれる

日本の獣医学では犬の食事はドッグフードが推奨されています。

生食に限らず手作り食にも難色を示す獣医師も少なくないと思います。

獣医師が懸念する1番の理由はやはり栄養が偏りやすいことが挙げられるそうですが、

そのほかに犬の食事や犬の栄養学に関して詳しくない獣医師が大半のため責任を取れない、疑問に答えられないというのも理由のひとつのようです。

手作り食や生食を推奨する日本の獣医師も中にはいますが、まだまだかなり少数派です。

生食を始めるにあたってするべきこと。

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①犬の栄養学に関する基本的な知識を得ること。

何度も言っていますが手作り食、生食では自分で犬の総合栄養食をつくり与える必要があります。

犬の食事を手作りする場合、

簡単に栄養を偏らせることができ、場合によっては栄養バランスが崩れた食事を長期的に摂取していたことにより病気や健康状態が悪化することもあります。

手作りの食事を与えたい場合には加熱にしろ生にしろ、基本的な犬の生態、食性、栄養学について学ぶべきでしょう。

犬の食事や栄養に関する資格を取ることもおすすめです。

ちなみに犬の栄養に関する資格や勉強の入門におすすめの資格はペットフーディスト。

私も1番最初に取得した犬の資格です。

https://www.pet-foodist.jp

②血液検査を行い健康チェックをすること。

まずは自分の愛犬がどのような栄養を求めているのかチェックしておきましょう。

手作りの食事を与えはじめるからという理由以外にも血液検査は定期的に行うべきです。

愛犬の健康状態を見て、腎臓の数値が悪いとか、肝臓の数値が悪いとか、コレステロール値や中性脂肪が高いなどを確認して、

愛犬が低脂肪食が好ましいだとか、低タンパク質食が好ましいか、などを把握する必要があります。

このような判断は難しい場合があるのでかかりつけの獣医師や犬の栄養学に詳しい獣医師等に相談するのも手です。

③愛犬の1食を知ること

手作りの食事は太らせることも痩せさせることもより簡単になります。

食べ過ぎや栄養の偏りで病気にさせることも簡単です。

そのため、愛犬に合った栄養バランス、カロリーを与える必要があります。

食事量は年齢や代謝、運動量などによって全く異なりますが、

BARF給餌の専門家は、通常の活動レベルの成犬の場合、現在の体重の2~4%グラムを1日の推奨給餌量として示しています。

子犬や1時間以上の運動をする活動的な犬の場合は少し多めに与えるなど微調整しましょう。

子犬の場合は現在の体重の約5~7%が良いそうです。

愛犬に手作りの食事を与えて体重が増えたら少し量を減らして様子見すれば良いし、

体重が減ったら量を増やす、

いつもは少ないけど運動量が多い日には少し増やすなど調節しましょう。

BARF(バーフ)とは

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犬の生食の栄養設計にはいろんな考え方がありますが度々指標になるものがあります。

それがBARF

BARFはBiologically Appropriate Raw Food (=生物学的に適切な生の食品)または Bones and Raw Food(= 骨と生の食品)の略です。

日本語ではバーフと読み、オーストラリアの獣医師イアン・ビリングハースト博士が提唱した食事法です。

BARFは犬の祖先(オオカミなど)が自然界で食べていたものをモデルに、肉・骨・内臓・野菜・果物をバランスよく組み合わせて与える食事スタイルを指します。

ちなみにBARFでは穀物、豆類、芋類などの炭水化物は犬の栄養素において不必要とされています。

BARFにおいては「加工されていない自然のままの食材」が基本哲学とされており、

ここでの”加工されていない”というのは肉や魚の加熱は可能な限りしない、栄養添加物や保存添加物を添加しないを指します。

たまにBARFの栄養設計に基づいたフードというものもあり、

フリーズドライであったり缶詰であったりはしますができる限り加熱を最低限に添加物や炭水化物源は不使用だったりします。

生食(BARF)の始め方

やっとここから実践です。

①食事内容の切り替え

これはドッグフードにも同様ですが毎日毎食同じ食事を食べていた場合、突然栄養が異なるものをたべると消化器官がびっくりしてしまいます。

特にはじめて生のお肉や内臓、骨を与える時は要注意です。

いつも食べている食事に1割ほど混ぜることから始め、徐々に新しい食事を増やしていきます。

4日から5日ほどで切り替えられることが多いですが、便が緩くなりやすかったり消化機能に不安がある場合には1週間〜10日ほどかけても良いでしょう。

生食に慣れさせ始める時には食べやすいサイズや形状にしてあげるとおすすめです。

(いきなり塊肉ではなくダイスカットしてあるものや、内臓や骨もミンチにしてあるものなど)

②冷凍と解凍

生肉には様々な菌や寄生虫がいる可能性があり、

その中でも犬に害を与える菌や寄生虫を無力化させるために肉はペットに与える前に少なくとも1週間、-17~-20℃で十分に冷凍する必要があるとのこと。

そのため、十分な冷凍スペースの確保が必須になります。

また冷凍しているということは解凍が必要になります。

今は電子レンジの解凍機能なども有りますが多くの飼い主さんは朝に与える場合には前日夜寝る前に冷蔵庫に朝食分を移しゆっくりじっくり解凍、

夜に与える分は朝ご飯の後に冷蔵庫にうつして解凍する人が多いようです。

そして与える前にお皿ごと湯煎したりして少しあたためてから与える人もいるようです。

(中には冷凍した肉を解凍せずそのまま与える人もいますし、

解凍したものをあたためずにそのまま与える人もいてその辺りは飼い主さんによってバラバラのようです。)

③食材のバランス

BARF ダイエットの推奨ガイドラインは、

筋肉(肉 )70%

生の食用骨 10%、

野菜 7%、

肝臓 5%、

その他の分泌器官 5%、

種子またはナッツ 2%、

果物 1% で構成されています。

この栄養構成を現在の体重の2~4%グラム(通常の運動量、成犬の場合)の量の中で再現します。

例えば5kgの犬の場合の4%は20gで、これがこの犬の1日の食事量になります。

もちろん運動量や代謝などにもかなり個体差が出ると思います。

なので体重の増減をみて愛犬にベストな食事量を見つけることも重要です。

5kgの犬で1日20gは個人的にはかなり少ないのでは?とは思います。

では試しに5kgの犬の1日のBARFに基づいた食事を考えてみましょう。

BARFに基づいて食事をつくる

5kgの犬の1日のBARFに基づいた食事として進めていきます。

●筋肉(肉)

ささみや胸肉、もも肉、肩肉など人間が基本的に肉として食べているのは動物の筋肉部分になります。

ただBARFにおいては筋(すじ)肉の部分も筋肉の割合に含めて考えるようなので

純粋な筋肉部分だけではない!ということを頭に入れておきましょう。

この筋肉はBARFにおいて犬の主食になります。

筋肉部分には必須タンパク質、アミノ酸、水溶性ビタミンが含まれています。

筋肉の割合はBARFにおいて、1日の総摂取量の70%。

つまり5kgの犬の1日の食事量20gの7割、約14gになります。

●骨

生の骨は、必須カルシウム、リン、その他の必須栄養素を補給するBARFにおける重要な構成要素です。

骨は主にカルシウム源となりますが、カルシウムが必要なのは手作り食において超基本。

これは加熱した手作り食でも生食でも共通です。

小型犬や消化機能が落ちている場合には骨ごとミンチにされているものなどもおすすめです。

骨は加熱すると硬くなり、犬の歯や消化器官を傷つけ最悪の場合、胃や腸に尖った骨が刺さったりすることもあります。

そのため必ず生の骨を与えましょう。

生の骨の割合の目安は、1日の総摂取量の10%。

つまり5kgの犬の1日の食事量20gの1割、約2gになります。

●レバー

レバーは肝臓のこと。

必須脂溶性ビタミンAと水溶性ビタミンを供給するため、BARFにおいて重要な部位です。

レバーの摂取量の目安は、1日の総摂取量の5%です。

つまり5kgの犬の1日の食事量20gの0.5割、約1gになります。

5%というレバー摂取量の割合あくまで目安です。

レバーにはビタミンAを豊富に含むため、

この量のレバーはビタミンAの犬の推奨摂取量を上回る量になります。

ビタミンAは脂溶性ビタミンで余剰分は体外に排出されず体内に蓄積していくため、内臓に不安がある犬(特に肝臓)の場合、

レバー摂取量を2%まで抑えることで、必要分だけのビタミンAを摂取できます。

また動物別で鶏のレバーが最もビタミンA含有量が多いので鶏レバーではなく豚や牛、馬などがおすすめだそう。

●その他の臓器

腎臓や脾臓などの分泌臓器は、必須ミネラルや水溶性ビタミンを補給するため重要な食材です。

その他の臓器の摂取量の目安は、1日の総摂取量の5%です。

つまり5kgの犬の1日の食事量20gの0.5割、約1gになります。 

5%という比率ガイドラインはあくまでも目安であり、必要な栄養を満たすために、分泌臓器の量を増減することができます。

また動物の肺や食道、脳みそや血液、子宮や耳、頭、胎児なども与えることもあるようですが、

この辺りの各動物の各部位の栄養を鑑みて毎食毎食の栄養バランスをBARFまたは己が信じる生食の栄養設計で考えられるのはかなり上級だと感じます。

(ちなみに私はまだまだそんなことはできず、、)

●野菜

野菜はBARFにおいて必要最低限な繊維源、そしてその野菜特有の栄養を供給するものです。

野菜の摂取量の目安は、1日の総摂取量の7%です。

つまり5kgの犬の1日の食事量20gの0.7割、約1.4gになります。 

BARFにおいては野菜は食事に入れてもいいですよ、という考え方ですが全く与えないという人も中にはいます。

また野菜と一言に言っても、

加熱して与えるのか、できる限り生で与えるのか、発酵させるのか、ペースト状にするのか、など与え方には飼い主さんの方針と犬への合致性により多岐に渡ります。

ちなみにきのこ類も野菜として分類されます。

発酵野菜についてはこちらの記事もぜひ!

● 種子とナッツ

種子とナッツは、BARFにおいて必須ミネラル、脂肪酸、脂溶性ビタミンを補給する食材です。

種子とナッツの摂取量の目安は、1日の総摂取量の2%です。

つまり5kgの犬の1日の食事量20gの0.2割、約0.4gになります。 

種子とナッツというとあまり馴染みがありませんが、

ごまやアーモンド、ヘンプシードやチアシード、パンプキンシードなどが挙げられます。

種子やナッツは与える前に必ず水に浸し、すりつぶして与えるのが推奨とのこと。

生のナッツと種子には、栄養バランスに悪影響を与える可能性のある(ミネラルの吸収を阻害する)栄養素であるフィチン酸が含まれています。

また種子やナッツ類は犬にとって消化しにくい食材であり、割った程度では消化できずほとんどそのまま便として排出されてしまいます。

生の種子とナッツを水に浸すことでフィチン酸が減少し、すりつぶすことで消化が促進されます。

種子やナッツは脂肪分を多く含み高カロリーなのでこれも増減は調節しましょう。

種子やナッツを与えていない生食派の飼い主さんも多そうですがBARFでは炭水化物を与えないためエネルギー源として脂肪分で補っています。

そのため種子やナッツのほか、動物性の脂肪分を与えている方も多そうです。

(色々見ていると脂肪分でも豚脂はあまり良くないとか、脂肪分を別途加える必要はないとか色々情報がありどれも間違いではなさそうですが何を採用するかは飼い主さん次第という感じがあります。)

●果物

果物はBARFにおいて抗酸化物質として有益な成分を含んでいますが、糖分が多いため少量しか与えません。

果物の摂取量の目安は、1日の総摂取量の1%です。

つまり5kgの犬の1日の食事量20gの0.1割、約0.2gになります。 

たくさん運動してエネルギー補給をしたい場合には糖質の多いバナナやりんごなどのフルーツを、

サプリメント的な効果を期待する場合にはベリー系やキウイなど、

フルーツの種類も多岐に渡るのでその時々の体調や栄養バランスに応じて変える必要があります。

犬に豚肉を生で与えてはいけない論争

私がいくつか情報収集していた英語圏のサイトでは、

”豚肉は、たとえ急速冷凍されていたとしても、筋肉に包埋された線虫(旋毛虫)がペットに感染する可能性があるため、生で与えてはいけません。”

と記載してありました。

SNSで見ていても生食を実践している飼い主さんで豚肉を生で与えている飼い主さんは少数派のように感じます。

ただBARF dietといってBARFに基づいた栄養設計で作られた生食フードには豚肉がラインナップにあります。

商品として販売しているくらいなのでどうやら豚肉を生で与えることは禁忌ではない模様。

より詳しく調べていくと、犬に豚肉を生で与えてはいけないと言うのは古い常識であり、

近年の先進国の家畜豚(適切な規制検査、検疫が実施されている国)では、

寄生虫(旋毛虫、条虫)やウイルス(トキソプラズマ)は根絶されているとのこと。

これらの寄生虫が心配ならば生で与えたい豚肉は1ヶ月冷凍させると言っている飼い主さんが多いように感じました。(アメリカ版Yahoo!知恵袋より)

また豚が媒介する可能性のある仮性狂犬病(オージェスキー病/オーエスキー病)はカナダ、グリーンアイランド、オーストラリア、アフリカでは1度も報告はされていないそう。

日本では1981年に初めて確認されたものの、2024年時点では全国が清浄地とされています。

仮性狂犬病(オージェスキー病/オーエスキー病)は71度以上の加熱で死滅するため、心配であれば低温調理がおすすめです。

ただ豚の脂肪分には考えが分かれるようで、

豚は汗をかけないため脂肪分に毒素が蓄積されやすく豚の油、いわゆる豚脂はよくないとも言われているようです。

この豚脂も問題はないとは言われています。

ただ猪は野生のものが多く、寄生虫やウイルスに関しては危険性が高いので低温調理や加熱調理がおすすめとのこと。

BARFでの野菜と果物は犬には不要論争

犬の生食に野菜や果物が含まれているかどうかは、たくさんの考え方があります。

犬は野菜を消化できないとか、

犬の祖先は肉食オオカミだから野菜や果物は必要ないだとか、、、

事実犬は、消化助けるために調理された野菜や果物に含まれる栄養素を完全に消化吸収することができます。

また、野菜や果物を摂取しなくとも内臓や骨から栄養を補えるというのは正しいのですが、

食事における栄養バランスを満たす上で有益な役割を果たします。

野菜や果物は、エネルギー源として利用できる糖質と、

ビタミンKの合成と腸の健康をサポートする食物繊維を供給します。

(食物繊維も大量に与えるとミネラル、糖質、脂質の吸収を阻害してしまうので与え過ぎはng)

またその野菜特有の栄養成分をサプリメント的な存在として摂取することもできます。

(トマトのリコピン、ブロッコリーのスルフォラファンなど)

でんぷん質の少ない生の野菜をピューレ状にするのが、最も簡単で推奨される調理方法です。

さらに、野菜を軽く蒸したり発酵させたりすることも、消化を促進するための代替調理法です。

生でそのまま食べられる野菜でもシュウ酸などが気になる場合はゆでこぼしをしましょう。

さらに、食材制限のある食事では、必要に応じて植物性食材で栄養不足を補います。

例えば、内臓肉を与えない低プリン食などが挙げられます。

したがって、完全でバランスの取れた食事を作るには、植物性食材の使用が不可欠です。

また、野菜や果物には、カロテノイド、フラボノイド、抗酸化物質、その他免疫機能と健康に有益な多くの植物化学物質が含まれています。これらの植物化学物質は、植物性食材以外の食品には含まれていません。

BARFでの穀物豆類芋類は犬には不要論争

BARFの栄養設計でも穀物豆類芋類は含まれていません。

犬は雑食寄りの肉食と言われているけど祖先のオオカミは肉食だから穀物豆類芋類は不要!なんて言われたりもしています。

じゃあ焼き芋大好きなうちの犬は?何て疑問もありますが、、

少なくとも大量のでんぷんが含まれた食事は犬にあまり良くなさそうというのは事実です。

なので全く与えてはいけない!というわけではありません。

犬が食べるのが好きならばある程度の量は与えてたまに食を楽しんでもらうのは良いでしょう。

BARFスタイルの市販フード

ここまで長々とまとめてきましたが、

初心者さんはすでにバランスよく材料がブレンドされている市販の生食(BARF)フードもおすすめです。

そこでいくつかBARFに基づいた栄養設計のフードを紹介します。

BARFダイエット

https://www.petpatties.com/SHOP/g15616/list.html

100%オーストラリア産の冷凍生食フード。

ビーフ、ポーク、チキン、ラム、カンガルー、ラビットの6種。

単一タンパク質の材料でできているのでアレルギーがある犬にもおすすめ。

1箱12パックの個包装になっていて酸化しにくい。

我が家はポークを買ったことがあります◎

・フロンティアペット

https://mipet.jp/shop/brand/frontier-pets/?srsltid=AfmBOorT0eNCcTiWFaWzmZoFyo7w0XwaI_ZsDjfkntw-JBwYFNq0LvgS

BARFに基づいた栄養設計のフリーズドライフード。

生食に抵抗があるけれど初めてみたい人におすすめ。

カンガルー、ポーク、ビーフ、ラム&フィッシュの4種。

カンガルーのみ単一たんぱく質でアレルギー対応。

我が家はカンガルーとポークを購入したことがあります。

かなり細かい粒なのでふやかしやすいです◎

フリーズドライで日持ちするので生食派の方の非常食にもおすすめ。

・diaraパーフェクトミンチプラス

https://petfoodfactory.diara-plus.com/?pid=97850663

横須賀生まれの馬肉専門店が手がけるペット用馬肉ブランドのdiara。

馬は体温が高く、寄生虫や細菌が繁殖しにくいため人間でも生で食べられるほど比較的安全性の高いお肉。

生で与えるのに少し抵抗があるけれど生食にチャレンジしてみたい人におすすめ。

我が家は暑い時期に毎朝与えています。

(馬肉は東洋医学/漢方の世界では寒性と言われ体を冷やすお肉だそうなので暑い時期は馬肉を与えています)

・ワイルドバランスBARFフィロソフィー

https://www.gpn-inc.co.jp/c1162-c2211-p1-n60-o2-v0.html

BARFに基づいた栄養設計のウェットフード。

生食に抵抗があるけれど初めてみたい人におすすめ。

ビーフ、サーモン&ビーフ、チキン、フィッシュ&ターキーの4種。

ビーフとチキンは単一たんぱく質でアレルギーの犬にもおすすめ。

我が家はチキンを購入したことがあります。

ごろっとお肉や内臓が入っており食べ応え抜群&嗜好性抜群。

生食派の非常食にも◎

・ペットパティースジャパンオリジナルビッグドッグ

https://www.petpatties.com/SHOP/139153/139154/list.html

かなり輸入が不定期で在庫が不安定ですが、

原材料の肉類は100%オーストラリア産のもので構成。

敏感肌の犬用、活発な犬用など目的によってブレンドされているのが魅力。

試してみたいが今手に入るのはカンガルーしかないそう。

ちなみにカンガルーは単一たんぱく質でアレルギー対応。

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