はじめに
今回から、”犬のナチュラルフード”と題して
あまり知られていないけれどサプリメント級の働きをする食品について紹介していきます。
科学的なサプリメントや薬、栄養添加物ではなくナチュラルなより自然な食品から栄養を摂取させたい飼い主さんにおすすめのシリーズ記事です。
手作り食やドッグフードにトッピングする派の方、生食派の人にもおすすめです◎
記念すべき第1回は”卵の卵膜”について。
卵の卵膜はなんぞや?という疑問から栄養成分、何に効果があるのか、与え方までまとめていきます。
ぜひ最後までご覧ください〜!!
目次
卵の卵膜とは

そもそも卵の卵膜とはなんぞや??という声が聞こえてきそうですが、
↑この薄い膜のことです。
(ゆで卵を向いているとついてくる薄くて乳白色の膜です)
鶏卵の場合、卵殻と白身黄身の間に存在し、卵殻の中で成長する上での保護膜のような役割をしています。
卵膜はほとんどがタンパク質で構成されており、
近年では乾燥させ粉末状にしたものが人間ようのサプリメントとして販売されているなど注目の食材です。
この薄い膜が栄養豊富な存在だなんて、、卵を料理に使用しても捨ててしまう部位ですが、
まさに”捨ててはもったいない!!!”
卵膜こそサプリメント級の効果をもたらす食品、ナチュラルブーストフードです!
卵の卵膜の栄養

卵膜には、犬の健康維持に役立つ成分が自然な形でバランスよく含まれています。
卵膜には、コラーゲン、グルコサミン、コンドロイチン、そして200種類以上のタンパク質など、関節の構造と機能に関与する天然由来の成分が含まれていると言われています。
その中でも卵膜に含まれる特筆すべき成分は以下の成分です。
⚫️コラーゲン
コラーゲンは皮膚や骨、血管や軟骨の構成成分であるタンパク質の1種。
実は体内のタンパク質の30%をコラーゲンが占めているとも言われており、重要な成分。
体内のコラーゲンが減少すると肌のハリが少なくなったり、関節炎が発生したりする。
コラーゲンの経口摂取には効果がないと言われることもあるがコラーゲンの分子が小さいコラーゲンペプチドの場合は効果が期待できます。
⚫︎グルコサミン
関節の軟骨の健康維持や生成に大きく関わっているアミノ酸の1種です。
グルコサミンを経口摂取することで軽度から中度の関節症の症状や炎症の緩和があるとされています。
一方で経口摂取したグルコサミンは胃や腸の消化器官で消化されてしまうので実際に関節部分に作用するのはごくわずかとされています。
また、軟骨には血管がほとんどないため血流に乗ってグルコサミンが関節部分に届くのは困難ともされています。
⚫︎コンドロイチン
軟骨や血管の構成成分で弾力性や保水力に関与しているムコ多糖類。
(多糖類は糖がたくさん集まったもの。)
コンドロイチンは高い保水性を誇ります。
コンドロイチンは軟骨、目の角膜、水管版、肌、毛根など体の様々な組織に存在しています。
コンドロイチンは関節や腰痛の炎症、痛みを緩和するとして医薬品として認定されています。
⚫︎ヒアルロン酸
ヒアルロン酸もコンドロイチン同様ににムコ多糖類の1種。
ゼリー状の物質で高い保水性を誇ります。
元来身体に存在しますが加齢とともに減少していきます。
ヒアルロン酸は皮膚の真皮や何んこつ、眼球など様々な部位に存在します。
ヒアルロン酸は経口摂取でも効果はあるとされていますが、胃液などの消化液により消化されてしまうため、効果は出にくいとされています。
卵の卵膜を与えることで期待できる効果

⚫︎腸の炎症を抑える
卵膜に含まれるコンドロイチンには関節の炎症を抑制する効果が有名ですが実は腸の炎症を抑える効果もあるとされています。
コンドロイチンは腸の炎症を抑制し、結果として町内の善玉菌の増殖促進につながるとされています。
⚫︎皮膚と被毛の健康維持
卵膜に含まれるヒアルロン酸は高い保水性を誇り皮膚にうるおいを与えると言われています。
経口摂取をしたヒアルロン酸がどの程度皮膚や被毛に影響を与えるかはごく微量とされていますが、0よりはマシでしょう。
⚫︎関節の炎症、痛みの緩和
卵の卵殻にはコラーゲン、ヒアルロン酸、グルコサミン、コンドロイチンなどの関節の健康維持に役立つとされる成分が含まれています。
卵の卵膜に含まれるこれらの成分は関節部分の軟骨に作用し炎症の軽減や軟骨の再生を促します。
(実際に軟骨の再生は困難ではありますが)
そのため慢性的な関節部分の痛みや炎症に悩みがある場合には卵膜や卵膜系のサプリメントが効果を発揮するかもしれません。
⚫︎関節の強張りの改善、柔軟性の向上
関節系の悩みで多いのが痛みや炎症のほかに、脱臼や関節周りの筋肉の強張りが挙げられます。
卵の卵膜に含まれるコラーゲン、ヒアルロン酸、グルコサミン、コンドロイチンなどの成分は軟骨の再生を促すほか、柔らかく柔軟性のある軟骨を維持する効果があります。
また、軟骨部分だけではなく腱などにも作用するため
ドッグアジリティやディスクドッグなどドッグスポーツをする犬やアクティブに動く犬に日常的に与えていると怪我を防ぐことができます。
⚫︎酸化ストレスの軽減(抗酸化作用)
卵の卵膜に含まれるアミノ酸のプロリンやシスチンは抗酸化作用があります。
抗酸化作用によって酸化ストレスを軽減し、細胞の老化を防ぎアンチエイジングや免疫力の増加などにつなげることができます。
卵の卵膜の与え方

与え方はとっても簡単。
生卵の殻の内側についている薄皮(卵膜)を剥がして与えるだけ。
綺麗に卵の殻から卵膜を剥がすコツは卵の殻を少し割り、割った卵の殻のかけらごとひっぱり剥がします。
もちろん卵の殻も犬は食べられます。
卵の殻はカルシウムの宝庫ですが、摂取過剰になってしまうので総合栄養食や骨を与えている場合、卵の殻はすすんで与える必要はありません。
卵の卵膜はそのまま犬に与えても良いですし、いつものご飯に乗せてトッピングとして与えても良いでしょう。
噛む力が弱かったり鵜呑みしてしまう犬にはハサミ等で少し切ってから与えることをお勧めします。
お菓子つくり等で卵をたくさん使用して生まれた卵の殻はゴミではなく貴重な栄養。
すぐに与えない分はオーブンやフードドライヤーを使用して卵膜を乾燥させておけば少しだけ保存できます。
(半生ではなくしっかり乾燥させできるだけ早く与え切ること)
海外では(特にサプリメント大国アメリカでは)卵の卵膜は人間用のサプリメントのほか、動物用の粉末卵膜も販売していたりします。
検疫の関係で日本からは手に入れにくいですが、もし手に入った暁にはサプリメントタイプの卵の卵膜を与えるの良いでしょう。
卵の卵膜を与える際の注意
卵は簡単に手に入る食材の1つなので、
卵の卵膜を与えるのにそこまで大きなハードルはないと思いますがいくつか注意する点があります。
①新鮮な卵の卵膜を与える
当たり前ですが新鮮な卵の卵膜を与えましょう。
特に卵の殻が割れているものや消費期限が切れている卵は避けましょう。
生食のように生物なので食べなかった場合にはすぐに処分し、触った後手は洗いましょう。
②アレルギーに注意
最近では卵や卵殻カルシウムなど卵を使用したおやつやドッグフードもたくさんありますが
実は卵のアレルギーを持つ犬は少数ですが一定数存在します。
初めて卵を与える場合には少量から、できれば動物病院が開いている午前中に、出先等ではなく自宅で試すことをお勧めします。
(もちろんこれは卵に限った話ではありませんが、、)
③飲み込む力の弱い犬や丸呑みしてしまう犬、食道の細い小型犬は注意
卵の卵膜は薄いフィルムのような食感で適度な水分感があるのでペタッた張り付きます。
そのためよく噛まずに飲んでしまう場合や飲み込む力が弱くなっている場合、食道の細い犬においては窒息の危険性があります。
窒息を防ぐために早食い防止皿の使用や小さく刻んだりする等などの工夫をしてあげましょう。
最後に
何の気なしにゴミとして捨てられているものが実は犬にとって栄養満点のものだなんて、、、
卵の卵膜はあまり知られていませんが様々なメリットが亜ある天然nのサプリメント的な存在です。
軟骨の再生や関節炎の完治は難しくとも、や皮膚の健康維持に役立つ可能性が高くぜひ与えてみてほしい食材の1つです。

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