はじめに

毎日暑い日々が続きますね。
暑くなってくると、犬も注目したいのが水分補給。
人間のようにお水飲んでね〜といって水分を飲む子(犬)はもはや天才ですが、
みんながそのように簡単に水分補給問題を解決できるわけではなく、、
普通の水は飲まない、よくわからない味のする水分も嫌い、
なんならべちゃべちゃ水分量の多い食事も苦手、、
(我が家の黒がまさにそう。)
そんなときに話題になるのがボーンブロススープ。
最近じわじわと話題になってきている気がします。
ということで今回は犬用のボーンブロススープについてまとめてみました。
目次
ボーンブロスとは

ボーンブロスとは、
・bone 骨
・broth 肉や魚、野菜などを煮込んでできた出汁のこと
つまりボーンブロススープは骨出汁スープということになります。
ボーンブロススープは魚よりも牛や豚、鳥の骨を用いて作られることが多く、
何時間もじっくり煮込むことで骨に含まれる栄養分をスープ中に煮出します。
骨から得られる栄養を摂取しやすいスープの形にし、飲むサプリメントと形容されることもあります。
犬用だけではなく、人間の食事においては
欧米の健康志向の高い人々の間ではもはや常識くらいの存在になっているようです。
ちなみにボーンブロスとボーンブロススープはほとんど同意語です。
犬用ボーンブロスが犬に与える効果

① 関節の健康サポート
骨か関節の周りのゼラチン組織や脂肪分、骨の髄液もスープに溶け出しているので
グルコサミン・コンドロイチン・コラーゲンがボーンブロススープには豊富に含まれています。
グルコサミン、コンドロイチン、コラーゲンの経口摂取からの体内利用率は低いと言われていますが何も摂らないよりはマシでしょう。
ということで信頼しすぎるのもNGですがシニア犬や関節トラブルがある子のサポート的食材としてお勧めです。
② 消化機能・腸内環境のサポート
ボーンブロススープに含まれるゼラチンやアミノ酸が腸内細菌のサポート、腸の粘膜を保護・修復し、消化を助けます。
お腹が弱い子、下痢や嘔吐がある子、リーキーガット症候群(腸の免疫力低下)予防にもおすすめです。
詳しくは次の項で解説しています。
③ 免疫力アップ
コレは上記②の腸内環境が整うことで得られることなのですが免疫機能の向上も期待できます。
腸内環境が整うことでアレルギー反応の緩和やストレス緩和、睡眠の質向上など多様な効果が期待できます。
病後の回復や体力が落ちているときにもおすすめです。
④ 水分補給をサポート
お肉以外は興味ないよーなんていうグルメ犬や偏食犬にもおすすめです。
何を隠そう骨をじっくり煮込んでできたスープなので嗜好性はかなり高いと思います。
水分補給が苦手な犬にもぜひチャレンジしてみてほしい。
⑤ 食欲不振、栄養補給のサポート
上記にも書いた通り嗜好性はかなり高く栄養もあるので食事にかけたり、
フードをふやかすのに使用したりできます。
ボーンブロススープということで液体なのでシリンジを用いた給餌にも適しています。
病気中や老犬などで食欲が落ちている犬、
水分と一緒に栄養をつけたい犬にもおすすめ。
特に注目!ボーンブロススープの腸活効果。

ボーンブロススープの効果で私は個人的に1番期待できると感じているのは腸活効果(腸内環境の健康維持)です。
①腸粘膜修復、保護効果
これはボーンブロススープのタイプにもよるのですが、
ぷるぷるゼリー質が多く含まれている場合があります。
これの正体はゼラチンで、
ゼラチンはタンパク質の1種でゼラチンに含まれるグリシンやL-グルタミン酸が腸の粘膜を保護・修復し、消化を助けます。
また、アミノ酸の1種のL-グルタミン酸は腸細胞の栄養源となり腸の動きをサポートし、
結果として腸の再生、修復を促進し、腸の炎症を緩和する効果が期待できます。
お腹が弱い子、下痢や嘔吐がある子、リーキーガット症候群(腸の免疫力低下)予防にもおすすめです。
②腸内細菌のバランスを整える
ボーンブロススープに含まれるゼラチンやアミノ酸がプレバイオティクス(善玉菌の餌)のような働きをすることで
腸内で善玉菌の動きをサポート。
結果として悪玉菌の増殖を抑制し、腸内細菌バランス(腸内フローラ)を整え、豊かにすることで腸の動きと環境を良くします。
プレバイオティクスについてはこちらも↓
またボーンブロスに添加されていることの多いリンゴ酢も
無添加のものであればりんごを発酵させてできた発酵食品なので腸の健康維持に良いとされています。
ちなみにリンゴ酢はボーンブロスを作る過程でより骨の栄養を抽出しやすくするために入れられることが多いです。
③消化を助ける
グリシン(アミノ酸の1種)は胃酸の分泌を促進させる効果があります。
嘔吐がしがちな犬や胃が弱っている犬に水分&栄養補給と胃のケアも兼ねているのでおすすめです。
④免疫力向上効果
実は腸は体の免疫細胞の7割以上が集まる場所。
また腸内細菌の研究は未だ発展途上で未解明なところもたくさんあります。
睡眠、ストレス、アレルギー、がん、認知症、皮膚病などの腸内環境を整えることで期待できる効果は多岐にわたります。
その中でも免疫力の向上効果はより研究が進み効果が証明されてきています。
腸内環境が整うことで免疫力が向上、結果として感染症予防やアレルギー症状の緩和効果も期待できます。
犬用ボーンブロスの作り方

<材料>
• 無塩の鶏ガラや手羽先、牛骨など(新鮮なものでできれば無投薬やグラスフェッドなど)
• 水(骨全体が埋まるくらい)
• りんご酢 少量(骨の栄養を抽出しやすくするため)
・野菜のヘタや少量の生姜やウコンなどを入れても◎
<作り方>
1. 骨を軽く洗い、大きな鍋に入れる
2. 水をたっぷり注ぎ、りんご酢をスプーン1杯ほど加える
3. 沸騰させたら弱火にし、アクを取りながら8〜24時間コトコト煮込む
(ここでもアクは脂肪運やゼラチンも含まれアクの取り具合で出来上がりの栄養も変化していきます。
4. 火を止めて冷まし、骨を取り除いてスープだけこす
冷蔵なら3日、冷凍なら1ヶ月ほど保存できます。
製氷皿に入れておくと、使いたい分だけ解凍できて便利です。
ちなみに手作りはめちゃくちゃ大変です。
なので市販がおすすめなのですが選び方にポイントがあります。
市販のボーンブロススープの選び方

市販品がほとんどなかった2年前と比較すると少しずつ市販品も出回ってきるようになりました。
ただボーンブロススープは同じ材料でも作り方で栄養成分が大きく変わるので注意が必要です。
今回はゼラチンと脂肪分の量に着目して比較していきます。
⚫︎透明スープタイプ
クリアブロス=透明な出汁とも言われる綺麗なボーンブロススープのタイプは
製造過程でこまめにアクを取り除き、油分やゼラチンもできるだけ取り除いた無駄のないボーンブロススープです。
いわば究極のシンプル。
油分とゼラチン(タンパク質)を除去しているので冷やしても固まらないのが特徴。
そしてボーンブロススープから油分とタンパク質摂取を抑えたい場合にはこのタイプがおすすめです。
過剰な油分(脂肪分)は膵臓に負担をかけ膵炎のリスクが上がり、減りや嘔吐にもつながります。
他のボーンブロススープとの見極め方は
・透き通っていて透明のスープ
・常温保存できるレトルト/パウチで販売または冷凍
・冷やしても固まらない
⚫︎白濁スープタイプ
上記に書いたように脂肪分が多く含まれるスープ。
鶏白湯や牛骨スープがそれにあたります。
スープから栄養とカロリーをより補給したい場合には良いですが、
脂肪分の摂取を抑え膵臓、胃腸の負担を減らしたい場合は避けましょう。
もし手作りして白濁したものができたら1度冷やして固まった脂肪分だけを取り除けばOK。
(市販品でも同様です)
白濁スープタイプの特徴は
・白く濁っている
・常温での販売
・冷やすと白く固まる
⚫︎ぷるぷるゼリータイプ
骨や関節、軟骨、皮部分に含まれるゼラチンが多く含まれているタイプのボーンブロス。
常温や冷やすとゼリー上になるのが特徴。
ゼラチンはタンパク質の1種なのでボーンブロススープから栄養とタンパク質補給させたい場合には良いですが、
タンパク質の量を制限している、取りすぎないほうがい場合には避けたほうが良いでしょう。
例えば肝臓疾患、腎臓疾患、心不全、高血圧、尿毒症、尿路結石、てんかんなどが挙げられます。
ぷるぷるゼリータイプの特徴は
・見た目がゼリー状
・冷やすとゼリー状に。
最後に
犬用ボーンブロススープは水分も栄養も取れて腸活にも活躍するまるでサプリメント的な存在ですが、
ボーンブロスのスープの様子には注意が必要です。
(脂肪分とゼラチン量について)
腸活を始めたい犬やシニア犬や回復機で栄養を摂りたい犬、消化器症状で体調を崩している場合などにぜひ試してみてくださいね!

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