【犬知識伝播】Reactive Dog(リアクティブドッグ)って知ってる?

はじめに

最近はこの問題行動にはこうするべき!という決められた方法だけではなく、犬の個性を重視した方法も推奨されています。

人間の子供と同じように同じ犬種、同じ兄妹、同じ環境でもその犬の性格や個性は異なります。

何事にも寛容的な犬もいれば、物事に保守的で敏感な犬もいるのです。

我が家の犬たちもまさに、物事に敏感で物事を許容するまで時間や機会が必要なタイプです。

恐怖や不安、未知などにより時には吠えや震え、パニックなど強く反応することもあります。

このような反応が出る犬のことをReactive Dog(リアクティブドッグ)と呼びます。

今回はReactive Dog(リアクティブドッグ)についてまとめていきます。

目次

  1. はじめに
  2. 目次
  3. Reactive dogとは
  4. なぜ反応的な犬:Reactive Dogになるか
  5. Reactive Dogとの生活で工夫すること
  6. 私の愛犬の場合
  7. 私が実践している方法、実践した方法
  8. 根本的なこと


Reactive dogとは


Reactiveは英語で”反応的な”という意味です。

犬の躾やトレーニングをする際に用いられる言葉の1つですが、

今までこの”反応的”に当たるのは攻撃性のある行動を指すことが多かったのですが、昨今では震えやパニックも含まれる傾向にあります。

この反応が出るトリガーとなるものは犬によって異なるものの、他の犬や子供、自転車、年老いた人などが挙げられます。

反応として代表的なものは吠え、噛みつき、ぐるぐる回る、飛び出す、リードを引っ張る、周りが見えなくなるほど興奮する、震えるなどが挙げられます。

その反応の根本にあるのが恐怖なら、震えや脱糞、パニック(周りが全く見えず聞こえず、逃げようと一生懸命)、異食などが挙げられます。

他の犬が平気で通過できるものに過剰反応してしまうのです。

これらの行動は犬自身の経験や犬の性格などにより、思ったよりも深刻に犬の精神にこびりついてることも多く、

一見、躾不足や問題行動だと判断され、間違ったトレーニングや訓練で悪化することもあると言います。

その犬、その犬の精神的な部分にも焦点を当ててあげることがリアクティブドッグにおいては重要です。

また、これらの反応をリアクティブドッグと一括りにしてしまうことに反対する声も見られます。

例えば、トリガーとなるものに遭遇し強い反応が出て噛みつきが出た犬はリアクティブドッグではなく、アグレッシブドッグというべきだという意見です。

確かに強い反応の中でも逃げたり震えたりする保守的な行動と、噛みつきという自発的な行動に出るのは少し意味合いが変わります。

反対にトリガーとなるものに遭遇し強い反応が出て激しい吠えが出た犬を攻撃性と捉えることがありますが、実は恐怖による強い反応だったりするものです。

このようにただ反応的だと捉えるのではなく、どのような意味合いの反応なのかも考えてあげることが重要です。

なぜ反応的な犬:Reactive Dogになるか

原因はわかっていません。

しかし大きな一因とされているのは遺伝です。

反応的な犬が血統に多かった場合、遺伝していることが多く、また反応的なことは遺伝すると言います。

遺伝的なことに加えて、原因とされるのが社会化不足になります。

子犬時代に適切な社会経験がなかったりトラウマができてしまった場合、何かしらのものに強い反応が出るようになることがあります。

ある程度の飼い主との信頼関係、上下関係も重要で、

犬がまるで1匹で暮らして1匹で散歩しているような犬のほうが(パワーバランスが犬の方が上の関係)反応的になることがあります。


Reactive Dogとの生活で工夫すること

・トリガーとなるものを理解する

犬が何に対して強い反応、過剰反応を引き起こしているのかを理解する必要があります。

特定の人物、特定の環境下に反応が出ることも。

例えば、特定の人物なら近所のAさん、帽子を被った人、杖をついた人、白髪の人、サングラスをかけた人、

特定の環境下なら夜間の散歩時や、とある室内や、病院などが挙げられます。

普段は平気でも特定の条件で強い反応が出ることがあります。

他の犬や自分がリードに繋がれていなければ平気だが、リードをつけていると強い反応が出ることがあります。(この反応はリード反応と呼ばれます)

トリガーを認識してから反応するまでの許容できる距離感を理解する

トリガーとなる犬や人を犬が認識してから、犬とトリガーとの距離が近づき反応が出るまで、犬が反応を出さずに許容/我慢できている距離感があります。

詳細に〇〇mというのではなく、大体このくらいの距離感というのが分かれば良いです。

例えば一軒家3〜4宅くらいかな、とか目視できる距離までが限界かな、とかそういう感じのものです。

この反応せず許容したり我慢したりできている時間を増やしていくことが重要です。

・無理にトリガーとなる人や物に会わせない

慣れさせようとしてトリガーと出会う機会を増やすと、トリガー=強い反応というように行動がどんどん強化されていきます。

無理になれさせたり触れ合わせることは有効ではありません。

・トリガーとなる人やもの、犬の少ない時間や環境から少しづつ刺激の多い環境に移行する

いきなり混雑した駅前やショッピングモールではなく、落ち着いた雰囲気の環境から始めましょう。

犬も飼い主も落ち着いて、そして冷静に判断できる環境にあることが重要です。

トリガーを認識して起こる反応を別の行動に置き換える

トリガーを認識したら名前を呼んでアイコンタクトやお座りなど別の行動に置き換えるのが合っている犬もいます。

別の行動に置き換えられたらおやつ等も使用してその行動をどんどん強化していきましょう。

ちなみに私と愛犬はこの方法が微妙にあっていませんでした。

立ち止まるとかえって興奮することがわかり、トリガーを認識したら興奮する前に意識を私に向けたまま通過、道が狭そうなら道を逸れるというふうにしていました。


ポイントはとにかく反応が出る機会を減らすことです。

この強い過剰反応は年齢と共に緩和される物ではなくむしろ強く犬に根付いていきます、どんどん反応を出すのが上手になります。

反応を出す機会を減らし、犬に反応の出し方を忘れさせることが正攻法です。

私の愛犬の場合

2匹とも寛容な性格ではないのですが、特に典型的な反応をするのは弟犬の方でした。

犬に強い吠えと興奮反応で周りも私の声もおやつも全く見向きもしないほど過剰に興奮してしまいます。

目が合った人やサングラスの人、私に話しかけてくる人にも吠えます(防衛本能もありますが)

犬においては犬がたくさんいる環境下のペットショップやドッグイベントでは反応が出ないこともあります。


私が実践している方法、実践した方法

・初歩的なことから。

名前を呼んで振り向いたら褒める、散歩中や遊んでいる際に名前を呼んだらアイコンタクトできるように。

散歩中はこちらのことを気にしてくれるように。

アイコンタクトができたらとにかく褒める。

・私が堂々としていること

私が犬のトリガーとなるものを見つけてもドキドキ、オドオドしない、落ち着いて次の行動へ。

リードを急に短くしたり、小走りになったり、呼吸を荒くしたり、突然焦ったように名前を呼んだりしない。

私自身もリラックスし余裕のある気分で、余裕がない時は無理にトレーニングしない、散歩は絶対ではなく別の方法で犬の欲求を満たすこともよしとする。

・トリガーとの距離感を意識

トリガーを認識し、反応を我慢できる許容距離なら周りを見て次の行動を決める。

道が狭いなら通り過ぎるのが難易度高いので道を逸れる、引き返す。

道が広ければリードを落ち着いた自然な動作で少し短く持って意識を私に集中させながらすれ違う。(この時名前に反応することやアイコンタクトが役にたつ)

十分な距離(反応を我慢できる距離)を確保できるまで名前を呼びながら褒めながらおやつを使いながらすれ違う。

この行動で運が良ければ他の犬=おやつと理解する犬もいるらしいが、我が家は×。

疲れや体調、環境などによって昨日反応がでなかった距離でも強い反応が出たりする

昨日できたことができなくてもいちいち残念がらない。

・距離を詰めてくる犬や飼い主さんに対して。

無理に距離を詰めてくる相手には犬の前にたち先に声をかける、

トレーニング中です、先に言ってください、犬が苦手です等。

物理的にも心理的にも犬と相手の間にたつ、愛犬の前に立つ。

私が犬らのリーダーだよという意識。

・反応が出てしまった時

反応が出てしまったよく吠えるスーツケースと思って無言で(私もあまり反応しない)その場を離れる。

離れた場所で少し落ちつく。

・犬との外出時におやつを携帯

すぐに出せる場所に一口で食べられる、噛むのにあまり時間を要さない、必ず犬が食べるおやつを準備。

私はトリーツポーチをいつも身につけて、犬が必ず食べるフリーズドライの鶏肉を多めに持ち歩いていました。

・犬のボディランゲージに注目

視線の先にあるものや、目を逸らさずに真っ直ぐ犬が寄っていく対象物、耳の動き、手の動き(片足をあげるカーミングサインの有無)などをよく見る。

あまり犬に注目しすぎるのもよくないので肩の力は抜いて気にする程度に。

吠えそうだったり反応が出そうなら名前を呼んでアイコンタクト、注目を私に。


現在3歳、反応し始めたのは1歳前、コツコツこれらのことを気をつけて今では吠えずに他の犬と道ですれ違えることもあります。まだまだですが日々少しずつ進んでいっています。

根本的なこと

反応性には遺伝的要因が考えられるため、

可能であれば犬を飼うときには犬の親犬の性格等を確認しておくことが良いそうです。

また、少なくとも離乳前に子犬と親犬と面会し、その際の子犬の反応を見てみると良いでしょう。

もし面会に来た我々にすでに怯え、隠れたりしているならば反応的である可能性があります。

そして犬はすべての人やすべての犬対して友好的である必要はないということが重要です。

すべての犬がすべての人や他の犬フレンドリーな生き物であり、そうでない犬は悪い犬、躾のできてない犬ではないということです。

犬にも犬の個性があるのです。

また、反応的なことに悩んでいるのであればトレーナーではなく、動物行動学が専門の獣医師に相談することもおすすめです。

参考にしたサイト

https://www.vet.cornell.edu/departments-centers-and-institutes/riney-canine-health-center/canine-health-information/managing-reactive-behavior

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