最初に。
お菓子や飲み物にぴったりのシナモン。
沢山入れるとピリッとした香辛料らしい刺激も味わえるスパイスの代表。
日本人にも馴染みの多いスパイスだと思います。
さて、このシナモンですが犬にも与えても大丈夫なスパイスなんだとか。
私もまだわからないことが多いので沢山調べてまとめてきました。
目次
シナモンとは
シナモンはニッケイ属の樹木の内樹皮から得られる香辛料。簡単にいうと、シナモンは木の皮ということ。
ニッケイ属の仲間にはカシア(桂皮)やニッキ(肉桂)が桂皮ありシナモンと風味は似ている。桂皮は東洋医学において生薬として使用されているが現代科学において薬効は確認されていない。
シナモンは植物性の芳香成分であるクマリンが豊富で過剰摂取により肝機能障害を起こすことがある。セイロンシナモンよりもカシアに多く含まれる。人間において、欧州連合(EU)では毎日摂取するなら料理1kg中15mg程度に収めるよう定めた。
シナモン特有の特徴的な香りはシンナムアルデヒド、オイゲノール、サフロールなどの芳香成分を含む。シナモン中、0,5〜1%を占める精油成分はシナモンの加工途中で樹皮を叩き海水中に浸して軟化、蒸留することで精油に加工される。
粉末状のものはシナモンスティック(カネール)を粉砕しパウダー状にしたもの。
世界で流通するシナモンの7割をインドネシアと中国が占める。
シナモンはしばしば糖尿病やダイエット、血中の脂質濃度をコントロールする等の効果があるとされるが実際に証拠はなく、アメリカ食品医薬局(FDA)ではしばしばシナモンが主成分のサプリメントをリコールに対象にしている。
シナモンと言っても種類がああり、セイロンシナモン(スリランカシナモン)やカシアシナモン(チャイニーズシナモン、桂皮)、インドネシアシナモン、ベトナムシナモンなど様々な種類があり見た目や色、味や成分も異なる。もっとも多く流通しているものはカシアシナモン。
シナモンは犬にとって有毒か
結論は少量であればNO!
犬にとってシナモンは少量であれば有毒なスパイスではありません。
しかしシナモンの精油やエッセンシャルオイルは有毒なので注意が必要です。
また毒性が全くないわけではなく、大量に摂取すると消化器や肝臓に負担がかかります。低血糖や心拍数の上昇も考えられます。
このような中毒症状は小さじ1杯ほどの量から現れるとされています。
シナモンパウダーは微粒子なので犬の鼻や口から吸い込まれ呼吸器の炎症やトラブルになることも考えられます。
シナモンのスティック(カネール)を犬が丸齧りするのも大量摂取の可能性があり危険です。
シナモンはおやつやフードに入っている少量ならOK。
シナモンスティック(カネール)、シナモンのエッセンシャルオイル、パウダーを振りかけて与えること、シナモンの形態に関わらず大量に与えることはNG!
シナモンの栄養
100g当たり
日本食品標準成分表より
エネルギー 365kcal
タンパク質 3.6g
脂質 3.5g
炭水化物 79.6g
Na 23mg
K 550mg
Ca 1200mg
Mg 87mg
P 50mg
Fe 7.1mg
Zn 0.9mg
Cu 0.49mg
※ビタミンはほとんど含有なし。
https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=17_17067_7
⚫︎K カリウム
浸透圧やphの維持、水分代謝などに作用し、デトックス作用でよく知られる。
過剰分は排泄されるため、カリウムは毎日摂取する必要があるが、過剰摂取が続くと血圧上昇、心疾患、心不全を引き起こす。
激しい下痢や嘔吐ではカリウム欠乏症による不整脈が起きることがある。
⚫︎Ca カルシウム
体内に存在するカルシウムの99%が骨と歯に存在する。
カルシウムは筋肉の収縮や士官、神経伝達の情報発信作用、細胞分裂、血液凝固、酵素の活性化などに関与。特に細胞内で伝達物質として作用(セカンドメッセンジャー)。
カルシウムが欠乏すると、苛立ちや転換、神経や脳が正常な判断ができなくなる。また、骨異常や筋肉の痙攣もみられる。
一方で過剰に摂取すると、神経や脳が落ち着き、筋肉が弛緩、脳が落ち着き”し眠(突然眠ってしまう)”におちいる。
カルシウムむは植物性の食べ物にも動物性の食べ物にも含まれるが、植物性食品に含まれるシュウ酸カルシウムは吸収生が悪い。反対に動物性食品の牛乳等に含まれるカルシウムは利用性が高い。
身体が低カルシウム状態だと、カルシウムの吸収効率は高くなる。
大豆等の穀物に含まれるフィチン酸はカルシウムの吸収を阻害する。
シナモンの効果
人間においては下記の効果が確認されています。
抗酸化物質が豊富
炎症を軽減
心臓の健康を促進
血糖値を下げる
消化器系の不快感を和らげる
抗菌作用
犬のおやつにシナモンが含まれる場合、抗酸化作用が最も期待される効果のようですが、とあるアメリカの獣医師は犬においては十分な研究や実験がされておらず、シナモンの上記のような効果は実証されていないとしています。
またとある別のアメリカの獣医師はカシアシナモン(最も主流)セイロンシナモン(真のシナモンと呼ばれる)の方が有毒成分のクマリンの含有量が200分の1と少なく健康的であるとの意見もある。
与える量
まず最初に、
シナモンは手作り食やドッグフードにわざわざ足すほどのメリットは現時点では感じられないスパイスであり、本ブログではトッピングとしては推奨しないことをご了承ください。
犬に与える量について、小さじ1杯以上で毒性が現れることから香り付け程度の仕様なら問題なく与えられるでしょう。
犬へのお菓子作りなどでシナモンを使用したい場合には参考にしてみてください。
まとめ
⚪︎おやつやフードに混ざっているシナモンパウダー
×シナモンのエッセンシャルオイル(精油)、シナモンスティック(カネール)、シナモンパウダーそのまま、大量給与
栄養=そこまで需要なメリットはなし
効果=抗酸化物質が豊富、炎症を軽減、心臓の健康を促進、血糖値を下げる、消化器系の不快感を和らげる、抗菌作用(ただしこれは人間における話で犬に対する効果は未知数)
給餌料=小さじ1杯以下(この量は毒性が出ない最低限の量なので実際にはもっと少量で与える)
参考にした文献
https://ja.wikipedia.org/wiki/シナモン
https://www.petmd.com/dog/nutrition/can-dogs-have-cinnamon
https://www.rover.com/blog/can-dog-eat-cinnamon/
・アドスリー 一般社団法人日本ペット栄養学会編 ペット栄養管理学テキストブック 60ー62ページ

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