ペット栄養管理士によるドッグフード考察〜ziwi peak チキンレシピ編〜

最初に

第二回ドッグフード考察

今回はziwi peak チキンレシピです!

ニュージーランド産フードの代名詞とも言えるこちら。

皆様絶対一度は見たことがあるのではないでしょうか。

我が家も一時期与えておりました。

そんなziwiを徹底的に大考察しちゃいます。

与えているフードがどんなものなのか、良いものなのか心配な方、

または購入を検討している方、

犬に合ったフードが見つからない”フード難民の方”の

きっとお役に立ちます!

目次

  1. 最初に
  2. 値段、サイズ、粒状
  3. 生産国、メーカー
  4. 特徴
  5. 材料
  6. 成分表
  7. サンプルの有無
  8. 総評
  9. 公式ホームページ等の紹介

値段、サイズ、粒状

比較的高価

454g 6270円、1kg 11000円、2.5kg 24000円、4kg 38000円

(値段はショップやセールにより差はあり)

平らな正方形

水やぬるま湯でもふやけない

手で崩れる柔らかさ

生産国、メーカー

ニュージーランド産

メーカー名 ziwi

特徴

以下は公式HP記載のziwi peak チキンの特徴

太文字の部分を解説。

肉、内臓、魚介類、骨を96%含むピークプレイ レシピ。
・10%のZ-ブースト スーパーフードをブレンド。
・さっとすくって与えるだけの、生食に代わる便利なフードです。
・総合栄養食として、栄養価の高いトッピングとして、または美味しいおやつとしてお使いください。
・穀類、ジャガイモ、グリセリン、レンダリング肉やミールは一切使用していません。

エアドライ製品は、パッケージに記載されている賞味期限内で、開封後8週間以内に与えていただくことをお勧めしています。ただし、これはあくまで目安になります。袋の口をきちんと閉じず、空気や湿気にさらされると、フードが乾燥してもろくなったり、カビが生えたりする可能性があります。

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肉、内臓、魚介類、骨を96%含むピークプレイ レシピ。

→高タンパクな栄養設計。ピーク(peak)は峰や頂上という意味。

10%のZ-ブースト スーパーフードをブレンド。

→原材料から見ると、ここでいうスーパーフードは緑イ貝、パセリ、乾燥アップルポマースを指すと思われる。詳しくは材料の項で解説。

さっとすくって与えるだけの、生食に代わる便利なフードです。

→高タンパク質であり、炭水化物や野菜、果物を原材料に必要以上に利用せず内臓や骨などを栄養源としていることから生食の代替になる。


総合栄養食として、栄養価の高いトッピングとして、または美味しいおやつとしてお使いください。

→比較的高価なフードであり原材料の96%がタンパク質(内臓や骨を含む肉や魚)であることから、公式でもトッピングやトリーツとしての利用も推奨されている。


穀類、ジャガイモ、グリセリン、レンダリング肉やミールは一切使用していません。

→炭水化物としてエネルギー源になる役割のほか、ドッグフードの成形作用もある小麦やじゃがいもを不使用。これもいわゆる生食を与えている人にもおすすめと言われる理由の1つ。

グリセリンは保湿剤として利用される添加物。食物の水分活性を低下させ微生物の繁殖を抑えるため品質保持効果がある。柔らかくしっとりとしたセミモイストフードやモイストフードは水分量が多く、微生物の繁殖を抑えるため、よくグリセリンが利用されている。ziwiは柔らかく少ししっとりとしていながらもグリセリン等の保湿剤は不使用。

レンダリング肉とは畜産物を人間の食用に加工する過程で算出される副産物から脂肪分だけを抽出された絞りカスのこと。ミールとは肉粉を指し、肉や骨、皮を乾燥し粉にしたもので一概に悪質なものとも言えない。生食の代替にも利用できると言うことで加工されているレンダリング肉や加熱されているミールは使用されていない。

エアドライ製品

→いわゆる熱風乾燥のこと。エアドライ加工された製品は100%水分を飛ばすことはできないため製品に若干水分が残る。そのため、若干の柔らかさが特徴になる。エアドライ加工ではじっくり時間をかけて加工するため加熱による栄養の損失が少ないことも特徴。

材料

・原材料

“環境に配慮したニュージーランドの肉と魚介類”

チキン生肉、チキンレバー生肉、チキンボーン、チキンネック生肉、ニュージーランド緑イ貝、チキンハート生肉、チキンカーティリッジ(軟骨)、パセリ、乾燥アップルポマース乾燥オーガニックケルプ、海塩

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チキン生肉

→鶏肉のどこの部位かは不明。タンパク源として。

チキンレバー生肉

→鶏肉肝臓、高タンパク低脂肪

ビタミンが豊富に含まれており、特にビタミンAが非常に豊富。

鉄分をはじめとするミネラルの供給源にも。

チキンボーン

→鶏骨、高タンパク食には欠かせないカルシウムの供給源として。

チキンネック生肉

→鶏首、鳥が最も動かす部位で筋肉と軟骨、骨がバランスよく存在している。カルシウム供給源としてもタンパク質供給源としても。

ニュージーランド緑イ貝

→日本での正式名称はモエギイガイ。

ムール貝の中まで貝殻の縁が緑色になっているものが特徴。

ヒアルロン酸やコンドロイチン、オメガ3脂肪酸を含み

炎症抑制効果による関節の痛み/炎症緩和効果が期待される。

チキンハート生肉

→鶏心臓、いわゆる鳥ハツ。

レバーや砂肝と比較すると脂肪分が多いが、ビタミンAを始めビタミンや、鉄などのミネラルも豊富。

チキンカーティリッジ(軟骨)

→カーティリッジ(cartilage)=軟骨

鳥膝軟骨か薬研軟骨かは不明。

軟骨の7割は水分、残りはコラーゲンとコラーゲンやヒアルロン酸で構成されている。

コラーゲンはアミノ酸=タンパク源になる。

パセリ

→緑黄色野菜の中でもトップクラスのビタミン含有量。

特にビタミンAとビタミンC、ミネラルのカリウムは非常に豊富。

乾燥アップルポマース

→ドッグフードに利用されているのは珍しいと個人的に感じる。

(正直初めて見ました。笑)

アップルポマースはりんごの搾りかすから製造されたサステナブルな粉末で水溶性植物繊維と不溶性植物繊維を含みプレバイオティクスになる。

プレバイオティクスは腸内細菌の餌になるものを指す。

日本でもサステナブルな素材でありながら食物繊維やペクチンを含み、りんごの素材本来の香りをつける食品添加物として販売されているが、

日本では未だ一般的な素材ではないように思える。

乾燥オーガニックケルプ

→コンブ科目の大型の海藻。

海洋で成長するものにおけるオーガニックの定義がいまいちわからないのだが、養殖ではなく天然という考え方でいいのかな?

ケルプはヨウ素や亜鉛などを豊富に含みミネラルの供給源でありながら、

水溶性食物繊維を豊富に含み繊維源にもなっている。

海塩

→塩は保存添加物にもなるが、保存力が効くほどの量は添加されていないと思われる。

海塩なのでナトリウムやマグネシウムなどを豊富に含む。

ドッグフード中心の食生活おいて塩不足、低ナトリウム血症になる可能性は低いが、

肉中心の食生活(いわゆる生食など)の場合、本来塩分が豊富に含まれていた血液も食べていたという栄養設計をモデルにするので、

このフードも塩分を添加しているのではないだろうか。

・栄養添加物

イヌリン(チコリルート由来)、ミネラル類(リン酸二カリウム、硫酸マグネシウム、亜鉛アミノ酸複合体、鉄アミノ酸複合体、銅アミノ酸複合体、マンガンアミノ酸複合体、セレン酵母)、

ビタミン類(ビタミンEサプリメント、チアミン硝酸塩、リボフラビン、塩酸ピリドキシン、ビタミンD3サプリメント、葉酸)

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以下の記事を参考にどうぞ。

・保存添加物

酸化防止剤(クエン酸、天然ミックストコフェロール)、

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クエン酸

→クエン酸は酸化防止剤の効果を増加させる効果がある。

天然ミックストコフェロール

→ミックストコフェロールはビタミンE由来の天然の酸化防止剤

成分表

リンおよびカルシウムの値の自然な変動を考慮しているため、ZIWI Peakチキンレシピは、成長期の大型犬 (成犬時の体重が31.8kg以上)を除く、全ライフステージ向けドッグフードになっています。

  • 粗タンパク質(以上)
    38%
  • 粗脂肪(以上)
    30%
  • 粗繊維(以下)
    3%
  • 水分(以下)
    14%
  • 灰分(以下)
    12%
  • タウリン(以上)
    0.23%以上
  • カロリー含有量(算出)
    代謝エネルギー 500kcal /100g

上記画像を参考にして見てほしいのだが、かなり高タンパク高脂質なフードということがわかる。

サンプルの有無

あるが、公式からの販売はなし。

ziwiを取り扱っているペットショップ等に問い合わせるか、メルカリなどで購入する

総評

エアドライ製法でフード自体に水分が残っていながらも保湿剤不使用という面白いフード。

ミールやレンダリング肉を不使用、原材料のほとんどを肉類で構成し、じゃがいもや小麦、豆類などは不使用で高価格なのも頷ける。

かなり高タンパク、高脂質なので栄養密度が高く、少量で十分な栄養が満たすことができる。

中型犬〜超大型犬にはコストがかなり嵩むが、公式HPでも推奨されているようにトッピングやトリーツ(おやつ)として利用するのもおすすめ。

特に少食な子や、1度に量が食べられない子、病気明けや治療中、激しい運動等で栄養補給が必要な犬におすすめのドッグフードと言えるでしょう。

偏食な子にも高タンパク質で原材料の殆どを肉で構成されているので好まれるかもしれない。

(ちなみに我が家の偏食犬はチキンは比較的食いつきがよかった)

公式ホームページ等の紹介

ZIWI® | 受賞歴のあるニュージーランドのペットフード | ZIWI Pets | ZIWI® Global

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