
人間にしても犬にしても抗酸化がどうとか、
細胞の参加と老化とか、癌予防だとか、アンチエイジングだとか、
色々見聞きしますが、結局何なんだということで
改めてペット栄養管理士として色々調べてまとめて参りました。
目次
酸化とは
参加とは体内に活性酸素、フリーラジカルが発生した状態を指します。
通常、犬でも人間でも
取り込んだ酸素のすべてを消費できずに2~3%の酸素は余分なものとして体内に残り、その余剰した酸素がフリーラジカルや活性酸素に変化します。
からだの酸化、細胞の酸化は
老化症状を促進するだけでなく、がん、糖尿病や脂質異常症、動脈硬化などの生活習慣病の原因にもなります。
ではフリーラジカルと活性酸素はなんぞやっていうところですよね。
フリーラジカルとは
すべての物質は分子から成り立っていますが、
その分子は原子核と電子からなる原子の組み合わせによって構成されています。
通常、分子の中の電子は2つが対をなして安定して存在していますが、
その電子が対をなさず、ひとつだけ離れて存在することがあります。
つまり2つあるべき分子が1つしかない状態です。
このような対をなしていない電子(不対電子)を持つ原子や分子を
フリーラジカルと呼びます
フリーラジカルは非常に不安定で周りの電子から分子を奪う性質があります。
ちなみに、フリーラジカルに該当する活性酸素はスーパーオキシドと、ヒドロキシラジカルの2種になります。
活性酸素
活性酸素は読んで字の如く、酸素がより活性されたものを指します。
酸素は様々な刺激を受けてより反応性の高い活性酸素になります。
呼吸によって体内に取り入れたものの、不要だった分の酸素はは体内で余剰し活性酸素になります。
これは正常な仕組みで、余剰分の酸素も体内で細胞伝達物質や免疫機能として有益な働きをもたらしますが、
活性酸素は体内ではとても不安定で他の物質を変化させたり影響を与えたりもします。
細胞伝達物質や免疫機能として働くという重要な作用があるものの、
過剰になると細胞を攻撃し、癌や心疾患、生活習慣病を引き起こします。
これを防ぐために整体には抗酸化機能が備わっていますが、
活性酸素が抗酸化機能を上回る状態になる事があります。
この状態を酸化ストレスといいます。
ちなみに体内で作られる活性酸素はスーパーオキシド、ヒドロキシラジカル、過酸化水素、一重項酸素があります。
ここで少し混乱しそうになるのがフリーラジカルと活性酸素の違いです。
フリーラジカルと活性酸素の違い
フリーラジカルは分子の状態を指す言葉です
つまり活性酸素の分類の中でフリーラジカル状態なもの、
と表現するとわかりやすいのではないでしょうか。
主な活性酸素の種類
体内で作られる活性酸素はスーパーオキシド、ヒドロキシラジカル、過酸化水素、一重項酸素があります。
その中でも互いに関わり合っている活性酸素についてまとめてみました。
⚫︎スーパーオキシド
活性酸素であり、フリーラジカル
不安定ですぐに分解され、過酸化水素や酸素になるので
スーパーオキシド自体に大きな力はないが、過酸化水素が強力な酸化作用を持つ
⚫︎過酸化水素
活性酸素
強い酸化作用、安定していて寿命が長い
酸素を大量に放出し、フリーラジカルのヒドロキシラジカルを発生させる
⚫︎ヒドロキシラジカル
活性酸素であり、フリーラジカル
過酸化水素が酸素を大量放出、その酸素が鉄イオンや銅イオンに反応してヒドロキシラジカルに変化する
同じフリーラジカルのスーパーオキシドよりも強力
過酸化水素に比べて寿命が短いものの、体内のあらゆる物質を酸化させるためアトピーや便秘など色々な症状に関与する
つまりスーパーオキシド→過酸化水素→ヒドロキシラジカルと変化していく。
ヒドロキシラジカルにまで変化すると無害化することが困難で酸化力も強力になるため、
ヒドロキシラジカルにまで変化する前段階で抗酸化作用のある食品を摂取するなどして酸化ストレスを軽減させる必要がある
つまり日々の抗酸化作用のある食べ物の摂取が意外と重要になってくるという事です。
酸化ストレスで起こること
体内の抗酸化能力よりも酸化力が強いと、酸化ストレスがある状態になると言いましたが、
では酸化ストレスになるとどのような悪い事が体に起こる可能性があるのでしょうか。
ADHD、がん、動脈硬化、パーキンソン病、心不全、心筋梗塞、アルツハイマー、自閉症、うつ、慢性疲労、アスペルガー症候群
などが挙げられます。
酸化ストレスを予防するために
酸化ストレスから体を守るために重要なのは
・日ごろからバランスの取れた食事
・適度な運動習慣
・十分な睡眠
これらが大きな柱となります。
そしてこれをさらにサポートする食材を摂ることも大きな効果があると言います。
抗酸化作用のある成分(食材)についてまとめてみました。
⚫︎ビタミンA(βカロテン)
レバー、緑黄色野菜
ビタミンAは脂溶性ビタミンなので油分と一緒に摂ることで吸収率が上がります。
ビタミンAを多く含むニンジンなどは植物油などと炒めると良いでしょう。
⚫︎ビタミンC
野菜、果物
⚫︎ビタミンE
植物種子油、ナッツ類、カボチャ
⚫︎コエンザイムQ
イワシ、さば、牛肉、豚肉
⚫︎ポリフェノール
アントシアニン(ブルーベリー、紫芋など)
イソフラボン(大豆)
セサミン(ごま)
クルクミン(ターメリック)
フェルラ酸(米糠)
カテキンも緑茶に含まれるポリフェノールですが、カフェインが含まれるので与えるならばカフェインフリー(ノンカフェイン)の緑茶か、犬用に加工された緑茶成分のサプリメントを与えましょう。
詳しくはこちらでもまとめています。
https://livefordogs.blog/2024/04/08/【食材】犬にカフェインレス緑茶は与えていいの/
酸化してしまう行為
最後に体内の酸化ストレスを招きやすい、酸化を促進してしまう行為についてまとめておきます。
・紫外線
・放射線
・大気汚染
・たばこ
・薬剤
・酸化された物質の摂取(酸化した油分など)
・過度な運動やストレス
参考にしたページ
活性酸素と酸化ストレス
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