日本では犬に与えてはいけない食べ物として名高いアボカドですが、海外ではその認識が異なることも多いようなんです。
日本でもアボカドを与えている方をお見かけしたことがあります。
与えてもいいと言っている人と与えてはダメだという人で明確に意見がここまで異なる食べ物も珍しいと思います。
手作り食も与えている私にとって個人的にもずっと気になっていたので今回調べてみました。
アボカドとは

そもそも野菜なのか、果物なのかも怪しいアボカドですが、実は括りとしては”果実”に分類されます。
りんごと同様に木になる果実なのです。
脂肪を豊富に含むことから、森のバターと呼ばれます。
アボカドを加工してアボカドオイルとして販売されていることもあります。
紀元前500年前からメキシコでは栽培されていたようで、人類との関わりが長い食物と言えるでしょう。
アボカドが危険と言われる所以
アボカドには殺菌作用のある毒素”ペルシン”が含まれており、これが犬に与えてはいけないとされる最大の理由です。
なお、人間はこのペルシンに耐性があるため食べても無害です。
アボカドの皮や葉に多く含まれ、可食部分の果実にもわずかに含まれます。
ペルシン摂取における致死量や症状が出る量は明確に判明しておらず、動物種、個体差があるとされています。
完熟していない未熟なアボカドにはより多くペルシンが含まれているそうです。
人間と同じ哺乳類の牛や馬、羊にもアボカド摂取で深刻な障害、症状、最悪の場合は死に至るとされています。
ペルシン摂取による症状は呼吸困難、虚弱、不安症状、心筋異変が挙げられます。
脂肪分が多い食べ物であることもあり、犬が食べた場合は上記の症状に加えて下痢、嘔吐が起こる可能性があります。
牛や馬、羊などと比較して犬ねこは比較的ペルシンによる中毒症状が出にくいとされていますが、致死量や症状が出る量、給与量が判明していないだけにリスクが大きいので避けた方が良いとのこと。
アボカドを大量に摂取した場合に2頭の犬が心不全を発症したという報告もあるようです。
脂肪分の面だと、下痢や嘔吐等の胃腸障害はもちろん、脂肪分方による膵炎発症の可能性を高めます。
また、アボカドの巨大な種は犬が口に入れ食道や胃腸を閉塞させたり、窒息させる可能性があり、危険です。
アボカドは犬に与えても大丈夫!?
ではここでアボカド与えるの肯定派の意見をまとめてみます。
日本の情報サイトでは一貫してNO!与えてはいけない!となっていますが、海外では意見が分かれているようなんです。
アボカドの毒性はペルシンという成分によるものですが、
そもそもペルシンが含まれるのは皮や葉で可食部位の果肉部分には含まれない、とのこと。
犬に中毒症状が出るとしたら、皮や葉を大量に食べる必要がありそれは現実的ではないので中毒症状が出る可能性は低いということでした。
また、人間はペルシンには耐性があり、美味しく食べられますが、犬猫にもペルシンに対する耐性はあるそうです。
ただ、アボカドを与えるのに肯定的な人も同様に言っていることは
・与えすぎは許容量がわからないからNG
・与えすぎは脂肪のとりすぎ/膵炎のリスク
・種は窒息の危険性あり ということでした。
これらのことはアボカド肯定派もアボカドは危険な食べ物派も同じ考え方であるようなので注意した方が良いでしょう。
アボカドは犬にとって脂肪酸、抗酸化物質、ビタミンA、B6、C、E、食物繊維の供給源になるそうです。
特に脂肪酸は被毛や皮膚の健康維持に役立つようです。
実際に私もアボカドの安全性にはかなり保守的で肯定派ではないので、肯定している人の意見を調べてみて目から鱗でした。
実際にアボカドオイルを添加していることで有名なドッグフード”アボダーム (Abo-Derm)”は公式サイトでアボカドは安全であると言い切っています。
ドッグフードに添加されているアボカド
では、アボカドオイルとか、乾燥アボカドとか添加されているドッグフードはでは安全なのか、ということが気になります。
例えばアボダームというドッグフードはアボカドを添加していることをセールスポイントとして、商品名にもアボカドをもじっているくらいです。
アボカドオイルや乾燥アボカドのように加工されたものはペルシンは大量には含まれておらず安全に摂取できるとのこと。
では加工過程でペルシンが減少するように加工しているのかな?と思いましたが、どうやら違うらしく、
犬猫に安全なアボカドオイルや乾燥アボカドというのは果肉部分のみを加工したものらしいです。
ちなみにペルシンは加熱しても無毒化されないらしいです。
ここで1つの疑問が。
ドッグフードメーカーがアボカドの果実を安全だとして、それを添加したものを流通させており、そのドッグフードによる健康被害報告も無さそう。
ではアボカドの果実を適切な量与えるのには問題ないのでは?と考えに辿り着きました。
(ちなみにアボダームは日本でも流通しており、簡単に購入できます。)
総論
日本国内では一貫して食べてはいけないとされながらも、アボカドオイル含有フードは危険性はないと流通している矛盾。
ただ、脂肪分が多い、種の誤飲の危険性があるというデメリットは万国共通なようです。
ただ、犬猫のペルシン耐性(無毒化できる)の真偽が大きく異なるようです。
少なくとも日本国内の風向きはペルシン耐性は無い!毒!という否定的な感じ。
今回調べてみて私が個人的な意見は、あと数十年もすればアボカドの安全性について何かしらの証明は出されるんでは無いかな、ということです。
アボカドは危険な可能性と安全な可能性の2つの面を持ち合わせていて、食べることで得られる主な効果は皮膚や被毛の健康維持、
ならば危ない橋を我が子(犬科)に渡らせなくとも他に代替可能な食材があるのでは?と思いました。
アボカド安全ですよーー!!という発表や証明が報告された暁には与えてみたいなとも思いますが。
※参考にしたページ
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⚫︎https://www.purina.co.uk/articles/dogs/feeding/what-dogs-eat/can-dogs-eat-avocado
⚫︎https://www.petmd.com/dog/nutrition/can-dogs-eat-avocado
⚫︎https://www.hills.co.jp/pet-care/nutrition-feeding/can-dogs-and-cats-eat-avocados
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