日本で最も飼われている犬、トイプードル。初心者向け、飼いやすいと言われていますが本当なの?可愛い顔をして狩猟犬の血が流れているプードルですが、可愛すぎるが故のトラブルを招くことも!人気犬種のプードルを実際に2匹飼養している私がおすすめできない理由について徹底解説!
トイプードルの基本情報
トイプードルはフランス原産の愛玩犬です。
体重は約3kgほどで柔らかな巻き毛と可愛らしい顔つきで人気が高く、ジャパンケンネルクラブで登録数が全犬種中第1位と日本で最も飼育されている犬種です。
おすすめできない理由
現在日本で最も飼育されている犬であるトイプードルですが、実際に2匹のプードルを飼育しても、私は個人的に何故人気なのかわからないと感じてしまうことがあります。
そこでトイプードルがおすすめできない理由についてまとめてみました。
・可愛い見た目
トイプードルの特徴でもある愛嬌があり可愛らしい顔つきですが、この可愛らしい見た目が時には欠点にもなります。
可愛らしい故に、あまり怖い印象を与えないことで、多くの人からすれば接しやすい犬と言えるでしょう。
可愛い見た目から、ついつい手を伸ばして撫でたくなる気持ちも、とても分かります。
しかし、いくら可愛い顔をしていたとしても食肉目のケモノです。
いきなり触られる、大きな声を出される、走って近づいてくることは犬にとっては緊急事態になるのです。
自身を守るために激しく吠えたり、最悪の場合噛み付くことも容易に考えられます。
社会化期の子犬にとっては人間嫌い、外嫌いになるトラウマになりかねません。
このように犬ではあるけれど犬のように感じてもらえないということがあります。
また、トイプードルは盗難事件も多発しています。
ドッグランで目を離して隙に、犬を外で待たせているうちに、など状況は様々ですが、片手で持てるサイズで可愛らしい見た目なので連れて帰りたくなる気持ちはわかりますが、犯罪です。
そして、有名ファションモデルなどが多く飼育していることでも知られているトイプードル。
SNSやブログなどから日常的に愛情を注いでいるようには見えず、写真を撮影する時のみ可愛い犬が映るなんてことも。
このように著名な人が飼育しているとそのイメージが犬種にまで影響していきます。
私も実際にプードル飼っている人って、、と言われた経験があります。
可愛い見た目が故に犬をアクセサリー感覚で飼っていると思われることも大きな欠点です。
・被毛の管理
可愛らしい巻き毛と柔らかな被毛が特徴のトイプードル。
その見た目とは裏腹に飼い主さんのお手入れ力が試される犬種でもあります。
実はこの被毛は抜けにくいと言う性質と絡まりやすい性質を持っています。
抜けにくいと言うのはトイプードルがシングルコートで被毛が一層で構成されており、尚且つ換毛期がないことが理由です。
そしてトイプードルの被毛は細く柔らかいのが特徴です。
これらのことからトイプードルの被毛はかなりもつれやすく、毛玉になりやすいのが特徴です。
毛玉になってしまうと最悪、犬にとっても痛みを伴い、全身バリカンで丸刈りなんてことになりかねません。
それを防ぐために毎日のブラッシングが重要になり、犬がブラッシング慣れしている必要があります。
また、被毛が抜けにくいため、定期的にカットする必要があります。
もちろん自宅でカットしても良いですが、安全面や技術面を考えて一般的にはトリマーに依頼するのが無難です。
このように他犬種と比較しても手間も費用もかかるのが特徴です。
・運動量の多さ
トイプードルは家庭でペットとして愛されることが目的で交配され生まれた犬種です。
しかし起源を辿っていけば水中回収を担う狩猟犬でした。
愛玩犬として可愛がられるようになったとはいえ、確実に狩猟犬の血は遺伝しています。
もちろん個体差はありますが、アクティブに動くことが好きな個体が多いです。
多くの人が抱く、可愛いぬいぐるみのようなイメージとはかけ離れていると感じることが、実際にプードル2匹を飼育していて度々あります。
その運動量ですが、3kgのトイプードルの場合1日2回大体15分から30分の散歩、距離にすると1〜2kmとされています。
しかし、他情報サイトでも書かれていることがあるように、私も経験上、上記の通りにいかないことが多いのではと感じます。
例えば1時間の散歩で2km歩いて帰宅した場合には家に着いた途端、休むのではなく再び運動もしくは遊び時間が始まります。
要は物足りてないということです。
きちんと運動をして疲れているんだろうなと感じるのは我が子の場合ですが、3〜4km歩いた時です。
周りのプードルオーナーさんに聞いても1時間以上散歩していることが多いようです。
何が言いたいかというと、情報サイトや飼育書などに書かれている散歩に必要な時間よりも、多くの時間を運動に費やす必要があると言うことです。
小型犬だから、散歩は必要ないといった人間に都合がいい情報を鵜呑みにしないようにしましょう。
・劣悪な個体が増えている
現在日本で最も飼養されている犬種であるトイプードル。
そんなトイプードルであるからこその問題点があります。
それは劣悪な個体が増えていることです。
劣悪な個体と言っても、子犬の時には可愛さに紛らわされると言うこともあり、素人にはわからないことがほとんどです。
しかし長年ブリーダーを行っている人には成長時にどのような健康問題がでできそうかがわかると言います。
例え何か健康的な問題を抱える可能性がある個体でも子犬のトイプードルなら売れる可能性ある、そのようにブリーダーやペットショップが考えることも不思議ではありません。
細かいことでいうと、被毛の薄さ、噛み合わせの悪さなどが挙げられます。
被毛は膝裏や脇の下値の毛がまばらで地肌が容易に見えていたり、頭部の毛が薄い個体がよく見受けられます。
このような個体のことを”毛ぶきが悪い”と言うそうです。
噛み合わせは下顎(アンダー)や上顎(オーバー)が生まれながらに突出している個体がいます。
これらは直接的に健康的な問題に関係してくることはありませんが下記の問題は大きな健康問題です。
①膝蓋骨脱臼
パテラと呼ばれる病気です。
後ろ足の膝関節部分が左右に脱臼します。
アジリティや登山など活発に動く犬、捻挫等の怪我をした経験がある犬では後天性で発症する場合もありますが、トイプードルでは多くの場合先天性です。
子犬の小さな体では素人では膝蓋骨脱臼であると判断することはほぼ不可能です。
ましてや売り手側が教えてくれない場合も多くあります。
症状が軽微であれば愛犬が膝蓋骨脱臼だと知らないまま、毎日を過ごしている場合もあるでしょう。
私の愛犬も膝蓋骨脱臼グレード3ですが、病を抱えていることを説明して頂き、受け入れてお迎えしました。
②レッグ・テルペス
大腿骨の骨頭が壊死してしまう病気。
生後3〜4ヶ月で1歳未満の小型犬の子犬に多く見られるそうです。
症状が露見するのが突然だということでタイミングによってはお迎えしてから症状が出るなんてこともあるでしょう。
③水頭症
水頭症は脳室内に脳脊椎液が溜まり、脳室を圧迫、拡張することにより、様々な障害を生じさせる病気です。
小型犬や短頭種に多く見られ、中でもトイプードルは水頭症の好発犬種です。
後発性のものは脳腫瘍などが原因で発症しますが、先天性のものは脳の奇形によって起こります。
症状がおっとりのんびりしていたり、よく寝るなどという軽微なものもあるため睡眠時間が長い子犬の時期には発症がわかりにくいことがあります。
・賢すぎる
プードルは全犬種中2番目に頭がよい犬種として知られています。
賢すぎるが故に、時には人間と知恵くらべになりかねません。
躾を入れる際や叱る際など気をつける必要があります。
また、人間の様子もよく観察していて誰が自分に何をしてくれるかという人間関係の仕組みを理解することにも長けているように感じます。
トイプードルの魅力
ここまでトイプードルがおすすめできない理由について述べてきましたが、何度も述べているようにトイプードルは日本で最も飼養されている犬種です。
おすすめできないところ以上におすすめしたいポイントが大きいことが理由でしょう。
・とにかく可愛い
・被毛が抜けにくい
・様々なスタイルを楽しめる
・サイズを選べる
・賢い
・明るく社交的な性格
などが挙げられます。
プードルを2匹飼養している私だからこそ伝えられる魅力は、また改めてブログにしたいと思います。
まとめ
まずは上記に書いてあることは全て個体差によるものが大きいということを改めてお伝えできたらな、と思います。
2匹のプードルと暮らしていても性格も趣向も運動量も何もかも違います。
あくまで情報であり、個体によっては現実とは異なる点があることをご了承ください。
初めて犬を飼うならトイプードルがおすすめだと言われた、と言う話をよく聞きますし、現に私もそのようなアドバイスをされた経験があります。
上記の通りトイプードルは決して飼いやすい犬ではないということ、
そして闘犬でも愛玩犬でも、どんな犬でも飼育が簡単な犬などいないということが伝われば嬉しいです。
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